第15話 不本意ながら名付けました

 応接室に戻ると、女の子はまだ眠っていた。ベッドの脇に座るリリアが寂しそうな、それでいてとても優しい顔でその寝顔を見つめている。


 「リリア」


 俺の呼びかけに彼女は答えない。ただじっと女の子を見つめ続ける。


 「お前に聞いてほしい話がある。……メイビスのためだ」


 「え?」


 リリアがようやくこちらを向いてくれた。





 「リリアには俺の<スキル>のことを話しておきたいんです」


 リリアを応接室に送り届けて支部長室に帰ってきたアリーシャに妨害作戦のことを話した後、俺は二人にそう切り出した。


 「リリアに?いや、しかし……」


 「作戦はこれから練りますが、きっとリリアの協力も必要になると思うんです。情報は共有しておいた方がいいです」


 「ふむ。まあどっちにしろリリアとメイビスには君の<スキル>が顕現したら教えるつもりではいたんだがね。案内係は最初に受け持った転生者が<スキル>を顕現させた時点でそれについて教えるのが慣習なんだよ」


 「しかしお前の<スキル>があまりにも異質なため、判断を延期していたのだ」


 「表向きの清掃スキル、というだけでは今回の作戦を遂行するにあたって却って混乱を招く気がするんです。しっかり全ての情報を与えておかないと、上手くいかないと思います」


 「前も言ったが、情報を知る者は少なければ少ないほどいい。リリアを信用していないわけではないが……」


 「だが我々の足並みが揃っていないと、失敗の恐れがあるのは確かだね。くれぐれも彼女には秘密厳守と言っておいてくれよ、トーマ君」


 「支部長、しかし!」


 「まあうちの職員を信じようじゃないか、アリーシャ。それにそうしないと気が済まないようだからね、彼は」


 俺は無言で頷いた。この人には全て見透かされているらしい。




 「そんな……信じられない」


 俺の話を聞き終わったリリアは目を見開いてじっとこちらを見つめる。


 「だけど事実なんだ。くれぐれも他言無用で頼む。このことを知ってるのは支部長とアリーシャ先生、それに小鹿亭の女将さんだけだ」


 「どうして……どうしてそんな大切な話を私に打ち明けるのよ!?私、そんな重要な秘密隠しておくなんて荷が重いわ!」


 「お前に隠し事はしたくないんだ」


 「トーマ……」


 「俺はこの世界に転生してきて、お前に随分助けられた。メイビスにもだ。右も左も分からないこの世界でこうやってなんとか働けるようになったのはお前たちのお蔭だ。だからお前たちに隠し事をしたまま暮らしていくのがどうしても嫌だったんだ。勝手な言い草だとは思う。すまん。それにメイビスを助けるにはお前の力も必要だ。そのためにも俺の<スキル>については知っておいてほしかった」


 「言ったでしょ……。あなたを助けたのは仕事よ」


 「それでもお前たちに会えて俺は嬉しかったよ」


 「しょうがないなあ。私、口は軽い方なんだけど」


 「今日から固くしてくれ」


 「メイビスのためだもん。頑張ってみるわ。で、具体的にはどうするつもり?」


 「それをこれから考えるんだよ」


 「行き当たりばったりねー」


 「しょうがないだろ。さっき話を聞いたばかりなんだから」


 「でも必ず成功させようね」


 「ああ」


 「ん……」


 その時女の子が目を覚まし、俺を見つめた。俺がいることにほっとしたようで、少し微笑んでくれる。


 「ごめん、起こしちゃったかな?」


 俺の問いに女の子は軽く首を振り、俺とリリアの手を両手で握る。


 「ねえ、記憶がないんだったら、私たちでこの子の名前を考えてあげた方がいいんじゃない?」


 「え?」


 「呼ぶときにいつまでも『この子』や『君』じゃ可哀想よ」


 「それもそうだな」


 とはいってもどんな名前を付けてあげたらいいか見当もつかないが。


 「私、考えたんだけど、カノンちゃんってどうかな?」


 ドクン!


 「カ……ノン……」


 「そう!可愛いでしょ!?……どうしたのトーマ?顔色が悪いわよ」


 「な、何でもない」


 カノン。何でよりにもよってその名前なんだ……。


 「どうして……カノンなんだ?」


 「そういう名前の花があるの。とっても綺麗で、私大好きなんだ。この子もすっごく可愛いから合ってると思って」


「そうか」


 リリアに他意がないのは分かっている。当然だ。これは単なる偶然に過ぎない。


 「ダメかな?他にいい名前ある?」


 「……いや、いいと思うよ。可愛い名前だし。ね、とりあえず君の名前、このお姉ちゃんが付けてくれたんだけど、どうかな?カノン、って名前」


 女の子は少し驚いたような顔をしたが、すぐ笑顔になってにっこりと微笑んだ。


 「じゃあ決まりね。よろしく、カノンちゃん」


 カノンとリリアが握手をする。カノンが俺にももう片方の手を伸ばしてきたのでしっかりとそれを握ってやる。女の子の手は暖かかった。


 「さて、じゃあ名前も決まったし、どうしようか。夕ご飯にはまだ早いね」


 「そうだな。しばらくここに匿うんだし、着替えとか要るんじゃないか?」


 「そうね。……ここに子供用の服なんかあるかしら?」


 「職員の託児所とかないのか?ここ」


 「ないと思うわよ。既婚の職員自体少ないって言ってたし」


 「そこらへんも含めてもう一度支部長と話した方がいいな。俺が行ってくるから、リリアはネリーさんに子供服があるか訊いてみてくれないか」


 「わかった」


 俺はカノンの頭を撫で、ここで少し待っているように言い聞かせ、支部長室に戻った。リリアに<スキル>の話をしたことと女の子に名前を付けたことを報告する。


 「カノンちゃんか。可愛い名前じゃないか」


 「確かに着替えなどの用意は必要だな。ネリーの方で上手く対応してくれるとよいが」


 「はい。それとメイビスの方の件なんですが、その何とか言う貴族の次男は実のところどれくらい魔法を扱えるのか、確かめておきたいですね。それによって作戦も変わって来るでしょうし」


 「ふむ、侯爵家に聞き込みに行くわけにもいかないが、ゴーレムを操る魔法についてももう少し情報が欲しいな。お前の予想通り<スキル>を利用したものなのか、それとも純粋な魔法なのか……」


 「ここでお披露目するのは何時なんですか?」


 「明後日の予定だよ。メイビスは勿論、父親のフォートン卿やここに駐留している王国軍の責任者も見に来るらしい。マクシミリ候はさすがに来ないようだがね」


メイビスの父親と王国軍の将官に大々的に見せびらかすつもりか。成功する自信はあるわけだ。


 「時間がないですね。何とかしないと」


 「そういえばユーティリスと同級生だった者がここにいると聞いたことがあるな。……確か通信課だったか」


 「本当ですか!?アリーシャ先生」


 「ああ。貴族の次男坊を堂々とバカにしていたらしく、一時話題になっていた」


 通信課にはコニーがいる。話を聞いてみよう。


 「そうだな。私は侯爵家に出入りのある人間を当たってみよう。これでもそこそこ顔は広いのだ」


 「それじゃ私はエルフのネットワークを通してゴーレム魔法に付いて調べてみるよ。今までの魔法術式でどれほどのことが出来るのか。それから監督署のデータにアクセスしてそれに利用できそうな<スキル>を持つ転生者がいないかをね」

 

 「明日また集まるとしよう。お前の仕事が終わった後、ここに来い」


 「はい」


 俺は支部長室を後にし、通信課へ向かった。ゴミ回収のルートを説明されたときに大体の部署の位置は把握した。通信課に着くと、運よくコニーが手前の方の席にいた。


 「失礼します。コニーさん、ちょっといいですか?」


 「おう、トーマ!どうだ?足の方は」


 「大丈夫です。それより訊きたいことがあるんですけど」


 「ん?何だ?」


 「ここにマクシミリ侯爵の次男と同級生だった人がいるって聞いたんですけど」


 「次男?ユーティリスのことか?それならあたいだよ」


 「えっ!?本当ですか!?」


 「ああ。あのいけ好かないボンボンのことだろ?魔法学校で一緒だったぜ」


 「あ、あの、そのユーティリスのことで訊きたいことがあるんですが、いいですか?」


 「はあ?何であんな奴のことを?まあ今仕事が立て込んじゃいねえから構わねえがよ」


 「それじゃお願いします」


 俺はコニーと休憩室に移動した。お茶を運び、早速ユーティリスについて尋ねる。


 「ユーティリスは魔法の才能はどうだったんです?優秀だったんですか?」


 「まさか!才能はからっきしさ。貴族だから持ち前の魔力量だけは凄かったけどな。制御や創成についちゃてんでお話にならねえ。魔法の制御ってのはよ、生まれつきすぐに出来るもんじゃねえんだ。勉強と同じで練習と努力が不可欠なのさ。なんでかお前ら転生者は割とあっさりこなしちまうけどな。ところがあのボンボンはその努力って奴が大嫌いと来てる。親父が侯爵家に来てから出来た子供なんで甘やかし放題に育ったせいだろう」


 「侯爵家に……来た?」


 「ああ。先代の侯爵には息子が出来なかったんだ。だから娘に婿養子を取らせた。それが今のマクシミリ候ってわけさ」


「なるほど」


 「で、ユーティリスの野郎は親父の権威を笠に着てやりたい放題。試験だってひどいもんだったぜ。落第なんてしようもんなら侯爵家の名に傷がつくからな。魔法の実技試験の時、自分の代わりにお付きの者に魔法を出させたんだ。流石に呆れたね」


 「そ、そんなことして大丈夫だったんですか?」


 「大丈夫なわけねーだろ。大抵のことは目を瞑ってた教師連中も流石に苦言を呈したよ。なんたってあいつは風魔法属性だってのに、試験で出したのは地魔法だったんだからな。いくらなんでももう少し頭を使えってんだ」


 「大体他の人間が魔法を出したらすぐ分かると思いますが」


 「表向きは警護って名目で試験会場に連れ込んだんだが、そいつがユーティリスの動きに合わせて無詠唱の魔法を直接土に流し込んだんだ。あいつの魔法コントロールがど下手なことを知らない素人なら騙せたかもな」


 「無詠唱で魔法を?そんなことが出来るんですか?」


 「ああ。実際は心の中で唱えればいいんだよ、コツをつかめば誰でもできる」


 「土に直接……ってちょっと待って下さい!さっきなんて言いました?」


 「だからコツをつかめば誰でも……」


 「いや、その前です。ユーティリスの魔法属性は風!?間違いないですか?」


 「ああ。碌にコントロール出来てなかったがな」


 「じゃあ地魔法は使えない?」


 「ああ。学校を卒業してから身に付けてなきゃな。しかし大人になってから他の属性を会得するのはかなり難しい。センスと努力が必要だ。あのボンボンがそんな真似しないとあたいは思うね」


 となるとやはりゴーレムを操る魔法は他の人間が開発した物か。しかし軍としてはゴーレムに複雑な命令が出来る魔法が手に入ればいいわけで、誰が創ったかは別に問題ではないのだろうが。それにしても相手が侯爵の次男でもコニーは歯に衣着せぬ言い方をするな。


 「他の奴らは侯爵家の子息ってことでへいこらしてる奴が多かったが、あたいはこの性格だろ?実戦形式の授業の時、あいつをこてんぱんにしちまったんだよ。そしたらまあ翌日から停学にされちまってよ。おまけに就職先もみんな断られちまった。あいつが手を回したんだろう。で、まあ貴族の圧力のかからないこの監督署に入ったってわけさ」


 「ひどい話ですね」


 「あたいは気に入ってるがね。そういやお前、もう<スキル>は出たのか?」


 「コニーさんは知ってるんですね、<スキル>のこと」


 「そりゃあここに1年以上いる奴は大体知ってるさ。外じゃ話題にはしねえがな」


 「顕現はしてます。能力はその……」


 「ああ、いいっていいって。<スキル>についちゃ監督署の中でも無暗に詮索しないのがルールなのさ。管理課と支部長たちにお任せするってのがな」


 危険な<スキル>なら野放しにはしていないと信じているんだな。俺の場合は監視下にある、ってところか。


 「しかしなんであんな奴の話なんか?知っても楽しいことは何もないぜ」


 「いや、ちょっと。それよりコニーさん、ユーティリスが新しい魔法を開発して他人に見せびらかすとしたら、どんなふうにやると思います?」


 「あいつが新しい魔法を開発!?はは……ないない。自分の属性魔法も上手く使えない奴が。あるとしたら他人の創った魔法を横取りして、さも自分の手柄のように宣伝するくらいだろうな」


 やはりそうなるか。


 「侯爵家にはお抱えの魔導師とかがいるんですよね?」


 「ああ。学校の試験の時来てたのもそういう連中の一人だ。魔法の家庭教師ってとこだ。さぞ教えがいのない生徒だろうがな」


 「新しい魔法を開発できるほど優秀な人材が?」


 「どうだろうな。それだけの腕があれば貴族なんかに雇われなくても食って行けるだろうし、腕の立つ魔導師ってのは総じてプライドが高いからな。貴族のご機嫌をうかがうような生活は嫌がると思うが」


 「今まで侯爵家が新しい魔法、ないし技術を開発したというようなことは?」


 「聞いたことがないな。そんなことがあったら町中、いや国中にアピールするだろうぜ、あの親子なら」


 どうやらユーティリスだけでなく婿養子の現マクシミリ候もコニーの印象はよくないらしい。しかしそう考えると妙だ。今まで新しい発明など何一つしてこなかった侯爵家、それも決して優秀とは言えない次男坊が急に画期的な魔法を創りだし、それを軍に売り込もうとしている。それもメイビスとの結婚を条件に。まるでメイビスを嫁にもらうために新魔法を創ったかのようだ。恋の力は偉大、とはいうが努力が大嫌いなユーティリスがいくら一目惚れしたとはいえ、半年余りで新しい魔法を開発できるとは思えない。お抱えの魔導師が創ったにしてもそれだけの能力があるならこれまでに何かしらの発表はしていそうなものだ。


 「タイミングが良すぎる、いや悪すぎるというべきか……」


 「何の話だ?」


 「ああ、いえ、こっちのことです。どうもありがとうございました、コニーさん。参考になりました」


 「役に立ったならよかったけどよ、おかげであの高慢ちきな面を思い出しちまったぜ。ああ、胸やけがしやがる」


 よっぽど嫌われてるんだな。少し同情したくなるほどだ。


 「それではこれで。本当にありがとうございました」


 コニーに礼を言い、俺は応接室へ向かった。そろそろ顔を見せないとカノンが寂しがるだろう。


 「待って!ちょっと待って、カノンちゃん!」


 応接室を開けた途端、俺は驚きのあまり固まって動けなくなってしまった。裸のカノンが走り回り、というより逃げ回っている。追いかけているのはなんとニブだった。子供サイズの服を持ち、尋常ならざる表情でカノンを捕まえようとしている。それを制止しようとバスタオルを巻いただけの姿のリリアが右往左往しているのだ。どうなっているんだ、これは?


 「あ、トーマ!いいところに!ニブさんを止めて!」


 「どうなってるんだこれは!?ニブさん!なんでこんなところにいるんです!?」


 「ふぇっ!?」


 声を掛けられて初めて俺の存在に気付いたらしく、ニブが素っ頓狂な声を上げて立ち止まる。それを見てカノンが急いで俺の所に走って来て、背中に隠れる。


 「ト、ト、トト、トーマ君!」


 「トーマ君じゃありませんよ。何してるんですか一体!?それにリリアもなんて格好してるんだ」


 「あんまり見ないで!変態!」


 人を変態呼ばわりする前に何か着て来い。




 「……つまりネリーさんに子供用の服がないか訊きに行ったら、ニブさんが裁縫が趣味で、子供の服をたくさん作っているらしいと教えられた、と」


 リリアが着替え、カノンにも服を着させてから俺は応接室で話を聞いた。カノンは俺の腕を掴んで離さない。

 

 「そう。それで庶務課に行ってニブさんに聞いたら部屋にたくさんあるっていうから、カノンの大体の大きさを伝えて何着か持ってきてもらうことにしたの。で、その間に私はカノンを洗ってあげようと思ってシャワー室に連れて行ったのよ。ついでだからニブさんに申請書を出してもらってね」


 確かにずっと一人で歩いて来たのなら長いこと風呂に入っていないかもしれないな。


 「それで上がってきたら更衣室にニブさんが服を持ってきてくれててそれを着せようとしたんだけど……」


 「だけど?」


 「ニブさんがカノンを見た途端に舞い上がっちゃって、あれも着てほしい、これも着せてみたいってカノンに迫ったのよ。そしたらカノンが怯えて逃げ出しちゃって。それを追いかけるニブさんを私も追いかけたの。急いでたからあんな格好で」


 「はあ。何してるんですか、ニブさん」


 「ご、ごめんなさい。わ、私、カノンちゃんを一目見て、すっごく可愛いから……わ、我を忘れちゃって」


 おどおどした様子でか細くニブが言う。人見知りと思っていたが、意外な一面があるようだ。


 「それにしたってはしゃぎすぎでしょう。失礼ですけど、ニブさん、お子さんがいるんですか?」


 「ま、まさか!私、独身だし……」


 「じゃあなんで子供服を?」


 「わ、私、可愛いものが大好きなの。と、特に子供が。それで子供が着る可愛い服を自分で作るのが趣味になって……」

 

 着させる相手もいないのにそんなに子供服を作ってどうするのだろう。まあ人の趣味にあれこれ口を出すのは好ましくないが。


 「ご、ごめんなさい、カノンちゃん。怖がらせちゃったね」


 しょぼんとして謝るニブ。俺はカノンを抱き寄せながら


 「お姉ちゃんも反省してるみたいだし、許してやってくれないか、カノン。この人は怖い人じゃないからね」


 と諭す。カノンはまだ怯えた目をしていたが、俺を見てこっくりと頷いた。


 「まあでもカノンの着替えを持ってきてくれて助かりました。しばらくはカノンはここで預かりますから時々遊んでやってください。ただし、暴走はダメですよ」


 「う、うん、ありがとうトーマ君。あ、改めてよろしくね、カノンちゃん」


 カノンの顔を見ながらだらしなく笑うニブを見て、俺ははあ、とため息を吐いた。

 


 







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