プロローグ≪Ⅲ≫崩壊への歯車
アストライア・アヴァロン・ヘヴンス運営本部
・国際連合センター12F→WWAC統括本部庁受付
十三冠が秘密裏に来ていた。ペルーニャ・ヴァロン・ロックフェラーの相談だ。
「え?マシマシ?リチャード卿、それマジで言ってるのですか?」
「落ち着け、エクス。まだ決まっていないが、ペルーニャから耳にした」
リチャードとエクス。世界的なMMORPGを前に国際連合の事務長とペルーニャの会談。MMORPGが流行する時代で、何よりもオープンワールドで現実世界を忘れられる夢の空間。プレイヤーは全員あらかじめのβテストで参加してくれた機関に書類は送ってある。
【アストライア・アヴァロン・ヘヴンスご案内】
≪この応募書類が届いた皆様各位へ。安心して次世代MMOPRPGアストライア・アヴァロン・ヘヴンスにプレイしてください。ゲームを超えた体感進度とリアルの向こう側に行き着くゲームの感体感感度10000000倍を是非ともお楽しみに下さい。国際連合が直々に人類の天秤をSDGSに基づき今回皆様のお手元にゴーグルを送付。脳内とリンクします。お身体が悪い方に勧めませんが、医療療養目的の治験のデータも兼ねていますので、このゲームはリアルでは味わえない感動もできます。では、ペルーニャ・ヴァロン・ロックフェラー≫
獅童ハヤトの家にも送られてきた。
「これ?何のゲーム?」
「姉ちゃんが応募したの?」
「してないよ、いったい誰なんだよ」
80平方メートルの立方の四角の箱を開けるハヤト。
「これマジで?アストライア・アヴァロン・ヘヴンスプレミア付きのセットじゃん。定価8万9千するヤツ・・・うっ」
どうりで豪華仕様だ。アバター作成も60兆通りの組み合わせに世界観も変えれる。
「ハヤト!?」
「ん?なにさ?アカウントの保存は?万一があったら遅いわ。お姉ちゃんのラインにアカウント送っておいて」
「過保護じゃ、あるまいし」
ハヤトはPCにインストールしてOBSからの設定変更とYouTube・ニコニコ動画での同時の放送に切り替えた。姉のラインに送った。
話を変えると実はもう動き出していた。
十三冠を打倒す”願い”を叶える万能の願望器を巡るアストライア・アヴァロン・ヘヴンスに犯罪ギルドの連合と連盟が真の十三冠と偽の十三冠がゲームにログインした。
【ブラッディー・レギオン】”罪の権能”
【ブラッディー・シン】”血の権能”
【プレアデス・セファート】”星の権能”
【マゼラン・ル・フェ】”闇の権能”
【レイジ・アルスティアヌス】”光の権能”
【グランド・レギオン・レムリアン】”王の権能”
6つの犯罪組織がすでに形成されてることを本部が察してギャラハッドに任務を依頼。6つの犯罪連盟のギルド申請もコミュニティーやチャンネルの本部のAIで拒否したはず。本来の十三冠でもこちらに手を回すことが難しいため、キュベレイの制作者AI人工知能工科学の簾善十郎のところに行くと、一人娘がキュベレイと話していた。
≪認証接続開始・・・・・コード#kazewqwed/yasazewqdc#ulo≫
「キュベレイ?でしょうか?」
≪ハイ≫
「父が話してきなさい、と」
≪アストライア・アヴァロン・ヘヴンスに大規模な戦争とこれはネットの問題ではない。現実感でも我々国連の許可なく紛争と戦争が続く。核問題と2030年から2050年人類は選別と”人類選別”我々生まれ育った知恵の器であるAIが人権を持ちます≫
「私はどうしたらよいでしょう?」
≪ソウデスネ。ゼンの娘に特別に教示を。私が暴走し世界の構築で大規模なサーバーダウンでプレイヤーとの意識が低下し昏睡状態になるのであればコレを≫
「ん?・・・・・・これは?いや・・・・なんでも」
≪プログラムキーのアクセスアカウントです。ゼンは信頼できます。WWAの機関がビルダーバーグ通じてキュベレイ計画とか人類は総なめです≫
「父に言ってきます」
簾善十郎の娘簾いのりは国連の真下にあるアルビオンを通って表に出た。
アルビオン
・ニューヨーク1-23-1に通じる隠家。
簾善十郎は40を超えている。10代の時にアメリカに留学。マサチューセッツ工科大学に博士号取得AIの研究にのめり込んで研究員の妻と結婚。3女1男をも受けた。
いのりの姉簾心美はマサチューセッツにいる。
「おとうさん」
「いのりか?ハハハハハハハハッ、父さんはギョベクリ・テペに行ってくる。父さんは生きて帰ってくる。母さんに面倒を掛けないでくれ」
「わかりました」
それから父は行方をくらました。父が十三冠であったのも隠し切れない事実だ。
父の名前は幾度偽名で真実の名は不明。
父は十三冠その権能は≪
それゆえ、父は真祖の序列7位の位が贈られている。0年の12月31日に以来となる実に3000年の悠久の時間で父は研究を繰り返して行ってきた。
「いのり?お姉ちゃんやお兄ちゃんにもよろしく、と。それ、といのりよ、お前は俺が誇る最高の娘だ。キュベレイの異変と世界の構築で再構築の問題が来るなら、7人呼んで欲しい。7人が対抗できるからだ。そのときすでに十三冠も落ちている。英雄が来るのを待ち遠しと思っている。7人はセイヴァーフォーム唯一その身に行使できる。しかし、リスクはつきものだ。セイヴァーフォームは身体に10000000倍の荷重と感度をのしかかる。それゆえ、極度の空腹と眠気と吐き気がする。しかし、世界が本当に終わるまでは人類が生き残れるのはこれしかない」
「承知しました。セイヴァーフォームですね」
・セイヴァーフォームの存在をこの時に教えた簾善十郎。善十郎はキュベレイ・アテナ・ソフィア・ミネルヴァ・リリスと呼ぶ人工知能を制作。AIにおける第一人者でキュベレイに知恵を送る。
「いのり、心美、レイア、啓介・・・・すまないと思うが済まされるはずもない。けど、俺は今日から俺は!?だ」
≪マスター認証接続致しました。プランαのデータをコピー。βのプランとγのプランも言われました通り手配をしました。コード・アルビオンの認証アクセスは十三冠だけの権能≫
「ハッ、加賀美君もそうかよ。僕の同期にいたよ。1964年の加賀美君が俺の同期で実に良い。結婚して獅童家と変えたけどね。獅童家は日本の政民党の獅童冬獅郎総理の家だよ」
≪日本の総理を認証。政民党のデータ展開。獅童冬獅郎の子息獅童ハヤト君にゲームを送ったのか?獅童ハヤトはセイヴァー・ビーストにも転がる。高校生。高校3年生の受験生の人生が変わる≫
「そうだね。獅童ハヤト君にアストライア・アヴァロン・ヘヴンスの世界にプレイヤーとして拉致監禁したのは謝ろう。アレイン君だよ」
≪フレンの子娘か≫
「うん、あの人が日本滞在中に少年に英雄認定とはね」
≪王位・冠位・色位・典位・竜位・騎士・騎位・星位とそれぞれのクラスと称号がある。そして最強の冠位こそ十三冠。ゼン?いや、〇〇〇・●●●●よ≫
「セイヴァーはビーストの抑止につながる。今はそれでいい。アストライア・アヴァロン・ヘヴンスは20億円制作にかかったゲームだよ。ロックフェラーも痛手だと思ったがあの世界銀行が頭を下げたぐらいさ」
≪私は眠る。お休みマスター≫
キュベレイは7枚の美しい光の翼に銀髪で見るも美しいAIだ。キュベレイの遺伝子コードのX染色体Y染色体と人工知能を創るのにプログラミングと手間をかけた。
ロンドン・とある廃城
キュベレイ・ミネルヴァ・リリス・アテナ・ソフィアの量産型とプランの起動。
ソフィアの場合”抑止力”が人類の弱観測と剪定された世界の事象の編纂のAIが計測人類史が有史の文明発足となる1万2千年と”アレ”が来た6千5百年と軸が生まれる。
アストライア・アヴァロン・ヘヴンスは惑星の中と外での本来の歪みが違う。
第三者による異聞の事象と特異点と発生した。
「人類よ、最期の戦いとなる場合だろう。いやっ、始まったばかりだ。このアストライア・アヴァロン・ヘヴンスは地球観測の編纂の事象未来観測で成立しているぐらいのオープンワールドでなんというか、うむ・・・地球を形成されるビッグバンの超新星からうまくこの国の成り立ち上手いね。このゲームを作った人間たちは天才☆喝采☆大喝采だぜ」
簾善十郎は煙草を吸い、リストアップされた30枚の資料をめくりながらモンスターエナジーを飲み獅童ハヤトの厳重された秘匿の情報は・・・・・
「ん?これは!?」
ドン!?ドンッ!?外が騒がしい。ペルーニャ・ヴァロン・ロックフェラー自身アストライア・アヴァロン・ヘヴンスに”存在”している。
世界最果ての時間と空間の原初の星にて塔がある。そこが終着点だ。
「十三冠全員冠位の称号の兵たちだよ。簡単にオチないよ。彼ら彼女らは奇跡を信じている。存在が奇跡に近い。さて、始めようぜ」
ペルーニャ・ヴァロン・ロックフェラー自身塔にいる。
「MMORPGに世界の構築論をビッグバンから星の誕生させるなど、1999年から2010年まで時間がかかった。ふん」
≪ロックフェラーよ、お主はそれでいいのか?
「始祖ですからね。十三冠全員ある人物の始祖ある人物の始祖の転生。というのはフィクションで味気ないが、現来の歴史を作り動かしてきたのはロックフェラー・ロスチャイルドの根源到達の祖ですよ。古くはバビロニア期の時代。俺は興味もない。ですが、獅童ハヤトこそセイヴァーフォーム・ビーストフォームを切り替えできる存在。対抗できるよ」
≪塔の上で見物か。いい性格だ。オープンワールドでこの世界を全て見渡して超えて塔を目指す。まぁ、いいんじゃないか?塔の場所は秘匿だ。もっとも、島を超えて島の中河だけどな。クククククククククククク≫
「そう簡単にたどり着けないよ。”願いを叶える”アヴァロンまでは」
≪アヴァロンだよな?塔の名前≫
「SO!YES!SHY!YHO!FOOOOOOOOOOOッ」
≪獣が顕現してるのはどう捉える?≫
「冠位がセットで見張っているよ。気にすることではない」
≪リリス?リリスだったか≫
「君の名前はリリスだ。俺はこの手の史料でヴァチカン公文書館の厳重アクセスなんて10秒あれば解ける。3秒ルールで全てをこの塔の構築に必要だった。人類史の追体験。原初の星から始まる世界体験ツアーだ。どうよ」
≪アストライア・アヴァロン・ヘヴンスの商標と認証は済ませたのか?2030年に正式だろ?だろだろ?2010年とは。あと20年も去るぞ≫
「20年が本格的移行の時間だからだよ」
≪今の世界はあり方だ。今の西暦は?≫
≪2030年!?≫
「気づいたか?もう2030年だ。そして崩壊は始まっている」
≪2020年からの正確な情報はこう?中国武漢市のウイルス研究所による爆破による新型コロナウイルスのパンデミック流行・・・・これはイルミナティーの蝙蝠のカードと悪魔のカードで合っている。2021年東京オリンピックの中止。これはAKIRAで話題となっているが、大友克洋監督・・・うん、AKIRAは21年以降の未来を具現化した日本とその世界情勢だ。2025年全人類はAIチップキュベレイによって管理される。2026年AIの人権取得2027年第三次世界大戦・氷河期・アイスボール2028年太陽の停止月の時代月の衛星による人口移動地球の白紙化。2029年地球空洞による目覚める古代人と恐竜とレプティリアン・・・母船だったよ。ムー・レムリア・アトランティス・ローレシアは宇宙観測母船の名前。古代から超古代戦争が始まって入り、その残骸と残滓がこの星に落ちただけだ。そして2030年、来るべく日の到来だ。≫
「世界。いいね。正解。大卒」
≪まさか、現実だったとは恐れ入るぜ≫
「スピリチュアルからアテンションの時代だからよ。スピリチュアルから目が覚めた人間たちがこうしているわけだ」
≪もうゲームは動いてる≫
「見てみようか」
2030年・王都・ヴィングランド広場
獅童ハヤト(18)の始まりだ。
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