第2話 初恋について

 こんにちは!水谷一志です!今日も読んでくださりありがとうございます!

そして…、記念すべき(?)「クラインの壷」の第2回目のテーマは…、予告した通り、初恋について!笑


 みなさんは、初恋はしたことありますか?もちろんありますよね?笑

そしてその想い出は…、苦かったり、切なかったり、またまた楽しかったり、甘酸っぱかったりするものだと思います。

 

 そんなこんなで僕の初恋の話を始めますが…、それは、小学校3年生の時でした。


 僕はその恋に落ちる瞬間のことを…、何となく覚えています。たまたま小学校の廊下を僕が歩いている時に、その女の子と僕がすれ違いました。そして、その時突然、


 「かわいいな」


なぜかそう思ったのです。笑


 それから僕はその子を意識して見るようになりました。すると…、これは勝手な妄想かもしれませんが、何となくその子にシンパシーを感じるようになりました。


 僕は、特に小学校高学年の頃からですが、何となく学校や周りの空気になじめていませんでした。一応不登校にはならずに学校には行っていたのですが、(勉強は今も昔も変わらず大好きだったので)どこか浮ついた感じを自分の心の中で持っていました。


 それは…、まさしく「クラインの壷」でいう所の4次元。何気に感じる浮遊感。自分のいるクラスなどを俯瞰で見ている自分。みんなと一緒にいても1歩離れた所で自分や周りを見ている自分。そんなところでしょうか。


 そしてそんな空気感、独特の感じを…、その子も共有しているかのように感じたのです。


 それをもう少し例えて言うなら、「ラジオを聞いている感覚」ですかね。休み時間の友達の話し声。先生の授業。それを自分の耳に直接ではなく、どこかラジオから流れてくる音楽のように聞いている。


 ここでこだわっておきたいのは、「聴く」ではなく「聞く」という漢字です。あくまで流れてくるものが「聞こえてくる」、そんな感覚です。(みなさんは、そんな感覚をお持ちになったことはありますか?)


 そんなエピソードをもう少し。その子とは中学校も一緒だったのですが、中学で同じクラスになった時の一コマ。その子がたまたま、自分の席に頬杖をついて一人で座っていたんですね。それを見て僕は、またも「かわいいな」と思ったのですが、(その子は本当にかわいらしい子でした)それだけではありませんでした。


 その空気感が…、やっぱりどこか浮遊している。プカプカ浮いている。それは、僕にもある4次元。そんな空気を2人が共有している…!


 僕は、そんな感覚を持っていました。


 それでその恋の進展なのですが…、僕は(今も変わらずですが)昔から恋愛関係は苦手でした。それで…これは本当に情けないのですが、その子を直視できないんですね。これは相手がかわい過ぎて、また自分が相手のことを好き過ぎて、まともに相手を見られない。話しかけもできない。ただ外から相手のことを眺めているだけ…。そんなもどかしい小・中学時代を、僕は送ってしまいました。


 結局その子とは小・中学校が一緒だったのですが、高校は別になってしまいました。それで最終的にまともに話せずに終わる…!そんな苦い青春が、僕の初恋です。


 そしてとにかく話ができなかったので、その「浮遊感」なるものをその子が本当に持っていたのかも、はっきり言って分かりません。ただその時、あくまでこれは僕の主観に過ぎませんが、その子と共有した「空気感」、「ラジオを聞いている感覚」、「四次元」は、今の僕の活動(小説執筆、作曲、映像製作など)の原動力になっています。だから、お付き合いすることは叶いませんでしたが、僕はその子には本当に感謝しています!


 以上、これが僕の初恋についてでした!次回はそうですね…、音楽に関する話をしたいと思います。


 あと、みなさんの初恋に関するエピソードを教えて頂けると、僕自身とても喜びます!笑


 最後までお読みくださりありがとうございました!

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