お茶
「何こいつ」
バルコニーの床に転がる男は、呼吸困難と躰の麻痺にもがき苦しんでいる。
「私が淹れたお茶、お気に召さなかったようで」
「何入れたのよ」
「ニンジンです。毒パセリとも呼ばれますね。そんな事より、甘くないケークサレ作ったのでいかがですか?」
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