エディ・マンフレッド

脚本家：エディ・マンフレッド

　作家、詩人、脚本家、コミック原作者。代表作はピアーズ・ヘンズローの監督によって映画化された小説『眠り、食べ、歩き、話す』、ロビン・アレンとの共作コミック『Mから始まる天使の名前』など。オペラのリブレット執筆は今作が初となる。

コメント：

　僕が舞台芸術の面白さに目覚めたのは、11歳の時に図書館で借りた『ドン・ジョヴァンニ』のDVDを観たことがきっかけでした。それ以来、音楽の魔法という概念に取り憑かれてきましたが、新作オペラの脚本を担当する機会を得たことはまさに夢のようです。僕はこの物語を、21世紀における人形劇のファウスト物語、そして知識と経験によるある個人の変化の寓意として書きました。ティーンエイジャー、あるいは少し早く思春期を迎えた小学生にぜひ観ていただきたいと思っています。

　スペシャルサンクス。このオペラのプロット、特に魔術に関わる部分は、大学時代からの友人である科学史研究者にしてミスカトニック大学歴史学教授、クリス・フェリックス氏のアドバイスがなければ成立しませんでした。改めてここでお礼を申し上げます。また、クリスはライフワークである『ネクロノミコン』研究に関して呪術的行為の再現実験を行っており、その豊富な体験談も本編の参考になりました。