世界中でダンジョンが出現したのでとりあえず最強を目指す

第26話 ボス戦5

「この47階層からは出現するモンスターが変わります」

46階層も出てくるメンツは変わらなかったのでスルーしてきた。

やっとあの物理特化組から変わるようだ。

「発見しました」

47階層に入って10数分でナービから声がかかった。

【名前】　

【種族】　　ゴーレム

【年齢】　　0

【レベル】　1

【ランク】　B＋

【HP】　　　2000/2000

【MP】　　　0/0

【攻撃】　　650

【防御】　　750

【魔攻】　　0

【魔防】　　750

【敏捷】　　150

【運】　　　4

【スキル】

・鉄壁Lv.3・打撃大耐性Lv.5・斬撃大耐性Lv.5

・刺突耐性Lv.5・火炎耐性Lv.3・水流耐性Lv.3

・暴風耐性Lv.3・岩石耐性Lv.5・暗黒耐性Lv.3

・光明耐性Lv.3・再生Lv.5

【ユニークスキル】

【称号】

石？岩？でできている3、4メートルくらいの人型？のなにかが立っていた。

さっきは物理攻撃特化だったが、防御特化になったようだ。

「胸のところに核がありますのでそれを壊すと倒せます」

「それって魔石のこと？」

「違います」

どうやら魔石とは違うが石のようなものがあり、それが弱点のようだ。

ちなみに鉄壁はデカ芋虫が持っていた硬化の進化後らしい。

「フッ！！」

「ガキンッッ！」

「クリスタルスピア！！」

「ガキンッッ！」

レイピアで胸を刺そうとしたが刺さらず、

魔法で胸を貫こうとしたが貫けなかった。

遅いので逃げようと思えば簡単に逃げられるが、出来れば耐性系のスキルが欲しい

何かいい方法はないかと思っていると、ちょうどいい方法が思いついた。

「おーっりゃ！！」

「ガコンッ！！」

「よしっ！刺さった！」

レイピアを持ち手の先にチェーンをつけてその先端に1メートル弱の杭をつけたハンマーに変えた。

そのハンマーでトンカチで釘を打つようにゴーレムに打ち付けた。

「もういっちょ！！」

「ガコッ！！」

「更にもういっちょ！！」

「パキンッ」

何度かうちつけていくと何かが割れる音がして、ゴーレムはくずれていっと。

『ピコーン！』

『打撃大耐性Lv.5を強奪し、打撃大耐性Lv.3と統合しました』

『斬撃大耐性Lv.5を強奪し、斬撃大耐性Lv.3と統合します』

『岩石耐性Lv.5を強奪し、土耐性Lv.3と統合します』

効率よく倒す方法もわかったので48階層を目指しながら途中でいたゴーレムを倒して行く。

『ピコーン！』

『刺突耐性Lv.5を強奪しました』

『再生Lv.5を強奪し、再生Lv.8と統合します』

『条件を満たしました。【称号】耐える者を獲得しました』

『全耐性Lv.1を取得しました』

『全ての耐性スキルと全耐性Lv.1を統合します』

『全耐性Lv.1が全耐性Lv.3になりました』

「およ？」

なんか称号を獲得したようだ。

効果を詳しく見てみた。

【称号】

・耐える者

耐性系スキルを10以上取得したものに贈られる称号

〈効果〉

・全耐性Lv.1を取得

・防御力微UP

・魔防御力微UP

全耐性を確認してみるとユニークスキルだった。

確かに条件もモンスターを含めて1つしか存在しないエクストラスキルと比べると優しいので納得だ。

これも魔王と同じでまだ獲得していない耐性の効果は発揮されないようだ。

そしてまたダンジョンを進んで行った。

「50階層から出現するモンスターが変わります」

結局48階層も49階層も出現数は増えたが出てくるモンスターは変わらなかったのでそのままスルーしてダンジョンを進んで行った。

そして50階層に入ると、ナービからそう言われた。また物理特化したモンスターなのかちょっと気になっていると、

「早速発見しました」

今回は数分で見つけたようだ。鑑定結果を出してもらった。

【名前】　

【種族】　　ワーム

【年齢】　　0

【レベル】　2

【ランク】　B

【HP】　　　850/850

【MP】　　　630/630

【攻撃】　　387

【防御】　　356

【魔攻】　　305

【魔防】　　336

【敏捷】　　154

【運】　　　8

【スキル】

・腐食Lv.5・再生Lv.5・土魔法Lv.3・かみつくLv.8

・気配精密探知Lv.3

【ユニークスキル】

【称号】

鑑定を見てすぐに前方の砂から飛び出してきた。

「ｷﾞﾁｭｯ!!」

「キモッ！！」

躱してよく見てみると4メートル近いワームが巨大な口を開けていた。

「ウォータージェット！」

水流魔法で水を高圧で発射し、ワームの胴体を切断した。

『ピコーン！』

『腐食Lv.5を強奪し、崩壊Lv.7と統合します』

『再生Lv.5を強奪し、再生Lv.8と統合します』

『気配精密探知Lv.3を強奪しました』

「水流魔法にMPを込め過ぎです」

咄嗟に慌てて発動したのでMPを使い過ぎていたようだ。

「とは言ってもあんなのが急に出てきたらしょうがなくない？」

やはりこのダンジョンは精神攻撃が好きみたいだ。

「そんなことはともかくこちらに多数のワームが向かってきていますがよろしいのですか？」

「え？？」

気配精密探知のせいでこちらの場所がバレており、多数こちらに向かってきているようだ。

「逃げるっ！！」

スキルを使わない範囲で全力で走ってボス部屋に向かっていった。

「はぁ……はぁ…」

「お疲れ様です」

あれから何体かは水流魔法で倒したができるだけ逃げるようにして急いできたためとても疲れていた。

「やっぱり…ボスって……」

「はい。恐らくワームの進化したものでしょう」

頼む！姿が変わっていてくれ！と思いながら扉を開いた。

「ｷﾞﾁｭｯｷﾞﾁｭｯｷﾞﾁｭｯ!!」

「ですよね……」

目の前に見えている部分でさえ5メートル以上あるであろうワームがいた。

【名前】　

【種族】　　ジャイアントワーム

【年齢】　　0

【レベル】　10

【ランク】　A

【HP】　　　2000/2000

【MP】　　　1800/1800

【攻撃】　　650

【防御】　　620

【魔攻】　　540

【魔防】　　520

【敏捷】　　320

【運】　　　18

【スキル】

・腐食Lv.8・岩石魔法Lv.3・喰いつくLv.8

・気配精密探知Lv.8

【ユニークスキル】

・超再生Lv.2

【称号】

・50階層ボス

「あれ？レアボスじゃない？」

「そうみたいですね」

称号欄にレアボスがなかったためレアボスでは無いみたいだ。ただレアボスのワームは見たくは無いのである意味ちょうど良かったかもしれない。

レアボスでも無いのでさっさと倒そう。

「次元斬！！」

「あっ！！」

次元斬で早速倒そうとしたが砂に潜られてしまい躱されてしまった。

「ッ！！！」

危険察知が反応したので咄嗟に自分を軽くして上に思いっきりジャンプした。

「ｷﾞﾁｭｯｯｯ!!」

ジャンプしてすぐに下からワームが口を開けて飛び出してきた。

「ファイヤーボール改！！」

あまり時間が無く完璧な仕上がりにはならなかったが今までのより高威力なファイヤーボールを放った。今までは赤色だった炎は白色になっていた。本当は青色にする予定だったがまだ火炎魔法のレベルが足りなかったらしい。そして少し重力魔法で圧縮もした。なおかつ回転を加えて放った。それにより以前よりスピードも上がっている。

「ｷﾞﾁｭｯｯｯ!!!!!!!!」

ワームは体の内部から焼かれたので苦しんで暴れ始めた。

その隙に地面に着地しておいて魔法の準備に取り掛かった。

「ｷﾞﾁｭｰｰｰ!!!」

苦しみながらもこちらに口を開けて向かってきた。

作った魔法を置いておき、距離を取った。

「圧縮火炎弾！」

火炎魔法のファイヤーボールを重力魔法で時間が許す限り圧縮しておいた。さっきのはファイヤーボール改だったが今回はどちらかと言うと圧縮空気弾改という感じだ。

「ｷﾞｯ!!」

口に入ってすぐに爆発したのであまり声を出す暇もなく顔？が弾け飛んだ。

『ピコーン！』

『レベルが上がりました』

『気配精密探知Lv.8を強奪し、気配精密探知Lv.3と統合します』

『超再生Lv.2を強奪し、再生Lv.8がなくなりました』

『重力魔法と属性魔法を魔法融合して爆裂魔法Lv.1を取得し、魔王Lv.3と統合します』

「お疲れ様です」

こうしてダンジョンからの精神攻撃を乗り越えた。

【名前】　　斉藤　零

【種族】　　人間

【年齢】　　18

【レベル】　54★ （1UP）

【ランキング】　1位

【HP】　　　3280/3280 （60UP）

【MP】　　　2700/2700 （50UP）

【攻撃】　　580＋70 （10UP）

【防御】　　454＋15 （8UP）

【魔攻】　　580＋70 （10UP）

【魔防】　　454＋15 （8UP）

【敏捷】　　643＋5 （11UP）

【運】　　　82

【スキル】

・吸血Lv.3・超音波Lv.5・性豪Lv.5・飛行Lv.5

・罠精密感知Lv.1・罠解除Lv.3・偽装Lv.MAX

・熱感知Lv.8・連携Lv.7

・気配精密探知Lv.8（New）

・危険察知Lv.4

【ユニークスキル】

・ナビゲーション・強奪Lv.9・崩壊Lv.7

・多重思考Lv.2・神速思考Lv.1

・全耐性Lv.3（New）・超再生Lv.2（New）

【エクストラスキル】

・魔王Lv.3・武王Lv.3

【称号】

・先駆者

・挑戦者

・一騎当千

・耐える者（New）

・魔を統べる者

・武を統べる者