第20話 魔剣2
早速魔剣を鑑定してもらった。
【名前】強奪の魔剣
【レベル】20(MAX)[進化可能]
【レア度】A+
【切れ味】A+
【魔力伝導率】A
【耐久】721/1000
【スキル】
・HP強奪Lv.4・MP強奪Lv.4・形態変化
・成長・進化
【特殊効果】【攻撃】+40/【魔攻】+40
この魔剣は進化できるまでのレベルが10ずつ変わっているみたいだ。
「次はどんな効果をつけたらいいのかな?」
正直言うと今の形態変化が助かりすぎていて、他に何か新しい効果を考えられない。
「では、自動修復を付けてみるのはいかがでしょう」
確かにこれから先にこの魔剣を壊せるほど強いモンスターが現れて、壊されてしまった時にもうこの魔剣を使えないのは嫌だと思った。
なので壊れても何度でも蘇る、一生共に戦える魔剣になれと思いながら進化させた。
前のように魔剣が赤黒く光り始めた。
「鑑定結果がこちらです」
【名前】強奪の魔剣
【レベル】1
【レア度】S
【切れ味】S
【魔力伝導率】S
【耐久】∞
【スキル】
・HP強奪Lv.7(3UP)・MP強奪Lv.7(3UP)
・形態変化・不壊(New)・意思(New)
・成長・進化
【特殊効果】【攻撃】+70/【魔攻】+70
「あれ??」
前の時は色々な武器に変化するようになって欲しいと思ったらちゃんと形態変化になった。
今回は若干要望とは違う感じに変化した。
「恐らく意思というスキルの影響です」
【耐久】∞に目が行き過ぎていて意思のスキルを見落としていた。
「考察ですが、この魔剣は自分の意思で自動修復ではなく不壊というスキルを取得したいと思い取得したのだと思います」
この魔剣が何を考えてそうしたのかは分からないが、俺の要望よりも良い方向に進化したことから悪い事を考えた訳では無さそうだ。次に進化する時はナービみたいに話せるように出来たらいいなって思った。
「気を取り直して31階層に向かいましょう」
ナービに声をかけられて31階層に向かっていった。
「岩場?」
31階層はどこもかしこも岩がむき出しになっていて草も岩の隙間から少し生えている程度だった。
「戦闘中に躓かないように注意してください」
さすがに子供じゃあるまいし躓かないよとナービに言おうとしたら少し躓いてしまった。
言わなくてよかった……。
「戦闘中には絶対に躓かないでください」
もしかして言おうとしたのがバレてる?
なんて思いながら進んで行った。
「カメレオンを見つけました」
ナービの案内に連れられてカメレオンに向かっていくが全然見当たらない。
「恐らく分からないと思いますが15メートル先にいます」
正確な場所を教えてもらい、よーく見ると岩の1つに違和感があった。
【名前】
【種族】 ロックカメレオン
【年齢】 0
【レベル】 2
【ランク】 B-
【HP】 1030/1030
【MP】 740/740
【攻撃】 296
【防御】 255
【魔攻】 316
【魔防】 215
【敏捷】 137
【運】 7
【スキル】
・迷彩魔法Lv.7・かみつくLv.2・ひっかくLv.2
【ユニークスキル】
【称号】
きっとナービに言われなかったら気づかなかっただろう。だが、気づけたならあまり強い相手では無さそうだ。
「サンダースピア!」
「ゲェ……」
『ピコーン!』
『迷彩魔法Lv.7を強奪し、魔王Lv.2と統合します』
『かみつくLv.2を強奪し、武王Lv.1と統合します』
『ひっかくLv.2を強奪し、武王Lv.1と統合します』
この階層にはカメレオンがいるだけらしいので32階層に進んで行った。
「この32階層では武器を使うオークと魔法使うオークがいるようです」
「あれ?スキルレベル上げここでも良かったんじゃない?」
わざわざずっとリザードマンを狩り続ける必要がなかったのか不安になり、聞いてみた。
「いいえ。恐らくこの階層では鎌や弓や盾などを扱うオークはおらず、また土魔法を持つオークが他の魔法を使うオークの倍以上いると思われます」
一応あのリザードマン達は無駄にはならなくてよかった。
「現れました」
【名前】
【種族】 ソードオーク
【年齢】 0
【レベル】 1
【ランク】 C+
【HP】 1000/1000
【MP】 500/500
【攻撃】 280
【防御】 240
【魔攻】 150
【魔防】 170
【敏捷】 180
【運】 8
【スキル】
・剣術Lv.4・打撃耐性Lv.5・斬撃耐性Lv.4
・性豪Lv.6
【ユニークスキル】
【称号】
【名前】
【種族】 マジシャンオーク
【年齢】 0
【レベル】 5
【ランク】 C+
【HP】 900/900
【MP】 800/800
【攻撃】 170
【防御】 150
【魔攻】 280
【魔防】 240
【敏捷】 220
【運】 6
【スキル】
・土魔法Lv.4・打撃耐性Lv.4・斬撃耐性Lv.5
・性豪Lv.6
【ユニークスキル】
【称号】
目の前に剣を持ったオークが2体、斧を持ったオークが1体、魔法を使うオークが2体現れた。
「吹雪!」
先手必勝とばかりに氷嵐魔法でオークを凍りつかせようとした。
「「「「「ブモォォ……」」」」」
凍りついてはいないようだか全身に霜が降りており、体は震えていて動きが遅くなっている。
「メテオ!!」
溶岩魔法でオークの頭上8メートル上くらいから隕石に見立てた物を落とした。
『ピコーン!』
︙
︙
︙
︙
今使ったメテオの魔法は小さいものからだんだんと大きくしてから落とすため、普通は避けられてしまうため、氷嵐魔法で動きづらくなっていて避けられなかったようだ。
しかし、溶岩魔法のせいでだんだんと霜も消え始めていたのであまり相性は良くないようだ。
「この階層にはマスターが有効活用できるスキルは無いので33階層を目指しましょう」
遠回しに俺が性豪のスキルを使う場面は無いと言われている気がするけど、気にせずにエンカウント率大UPをOFFにして先に進むとしよう。
その後もときどき複数のオークと遭遇するが特に問題なく倒していった。すぐに次の階層に向かったが、33階層も同じオークしかいないようなので33階層を無視して34階層に向かった。
「この階層からは違うオークが出現するみたいです」
モンスターは変わったが結局はオークみたいだ。
少し歩くと、早速見つけたようなので鑑定してもらった。
【名前】
【種族】 ジェネラルオーク
【年齢】 0
【レベル】 1
【ランク】 B−
【HP】 1500/1500
【MP】 800/800
【攻撃】 280
【防御】 220
【魔攻】 220
【魔防】 180
【敏捷】 200
【運】 3
【スキル】
・剣術Lv.5・打撃耐性Lv.5・斬撃耐性Lv.4
・土魔法Lv.2 ・性豪Lv.8
【ユニークスキル】
【称号】
「あれ?弱くない?」
10階層のボスもジェネラルオークだったがレベルが違うとしてもステータスの差がある。
「称号の違いですね」
ボスは称号の効果でステータスが上がっていたようだ。
しかし、もうジェネラルオークぐらいでは苦戦もせずに倒すことが出来そうだ。
「ブモォブモォォブモォォ!!」
「クリスタルスピア!」
オークが土魔法では50センチほどの石を飛ばしてきたので結晶魔法で1メートル程の槍を作ってオークの放ってきた魔法にぶつけた。
「ブモォォ!!」
オークの魔法を貫いてそのままオークの腹に刺さった。
怯んでいる間に隠密と迷彩魔法を使ってオークの背後から近づいてオークに両手で触れた。
「ブモォォォォ……」
『ピコーン!』
『打撃耐性Lv.5を強奪し、打撃耐性Lv.8と統合します』
『土魔法Lv.2を強奪し、魔王Lv.2と統合します』
崩壊だけで倒せるか試したが触れてから倒せるまで少しタイムラグがあったが、ジェネラルオークぐらいの相手なら崩壊だけでも倒せそうだ。
「この階層はオークジェネラルだけなので35階層に行きましょう」
手で触れるのは面倒なので、それからは剣で触れての崩壊も使いながらオークを倒しながら35階層に向かっていった。
【名前】 斉藤 零
【種族】 人間
【年齢】 18
【レベル】 49★
【ランキング】 1位
【HP】 2980/2980
【MP】 2450/2450
【攻撃】 530+70
【防御】 414+15
【魔攻】 530+70
【魔防】 414+15
【敏捷】 588+5
【運】 82
【スキル】
《耐性系》
・恐怖耐性Lv.4・打撃耐性Lv.8
・斬撃耐性Lv.7(2UP)・火耐性Lv.8
・水耐性Lv.2・風耐性Lv.8・土耐性Lv.3
・闇耐性Lv.8・光耐性Lv.2
《特殊系》
・吸血Lv.3・超音波Lv.5・性豪Lv.5・飛行Lv.5
・再生Lv.4・罠精密感知Lv.1・罠解除Lv.3
・偽装Lv.MAX ・熱感知Lv.8
【ユニークスキル】
・ナビゲーション・強奪Lv.8・崩壊Lv.7
・多重思考Lv.1
【エクストラスキル】
・魔王Lv.2・武王Lv.1
【称号】
・先駆者
・挑戦者
・一騎当千
・魔を統べる者
・武を統べる者
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