第17話 魔法融合

魔法融合はしっかりと魔法を融合させてどのような効果になるかを予想して使うと新しいスキルが入手できるものであるのでモンスターが出ない26階層に入ったばかりのところでゆっくり失敗しないように魔法を使っていこう。

集中したいのでナービにはアナウンスをきってもらった。


魔法融合はスキルレベル上げを行っている時に色々と考えてある。


まずは火炎魔法と水流魔法を使って氷魔法を作っていく。火炎魔法で水の温度を奪っていくのを考えてながらやっていく。


「できた…」


20分くらいで氷を作ることに成功した。

次の魔法に取り掛かっていく。


今度は火炎魔法と水流魔法を使って爆発魔法を作っていく。これは単純に水蒸気爆発をやるだけで良かったためすぐに出来た。


このように色々と魔法融合して行った。







「こんなもんだろう!」


作り始めてから15時間くらいかかってようやく考えていた分を終えることが出来た。すんなりできるのもあればなかなか難しいものもあって休憩を挟みながらだったので、だいぶ時間がかかってしまった。

一応様々な魔法を作ってみたが、ほんとにできてるかはアナウンスを聞いてないので分からない。緊張しながらナービにアナウンスを解除してもらった。


『ピコーン!』


『火炎魔法と水流魔法を融合して氷結魔法Lv.1を取得しました』

『火炎魔法と水流魔法を融合して爆発魔法Lv.1を取得しました』

『火炎魔法と水流魔法と暴風魔法を融合して雷電魔法Lv.1を取得しました』

『火炎魔法と岩石魔法を融合して結晶魔法Lv.1を取得しました』

『火炎魔法と岩石魔法を融合して溶岩魔法Lv.1を取得しました』

『火炎魔法と暗黒魔法を融合して黒炎魔法Lv.1を取得しました』

『火炎魔法と雷電魔法を融合して雷炎魔法Lv.1を取得しました』

『光明魔法と雷電魔法を融合して雷光魔法Lv.1を取得しました』

『暗黒魔法と雷電魔法を融合して黒雷魔法Lv.1を取得しました』

『雷電魔法と氷結魔法を融合して雷雪魔法Lv.1を取得しました』

『暴風魔法と氷結魔法を融合して氷嵐魔法Lv.1を取得しました』

『治癒魔法と光明魔法を融合して聖魔法Lv.1を取得しました』

『条件を満たしました。【称号】魔を統べる者を獲得しました』

『魔王Lv.1を取得しました』

『全ての魔法を魔王Lv.1と統合します』

『火炎魔法と聖魔法を融合して聖火魔法Lv.1を取得し、魔王Lv.1と統合します』

『水流魔法と聖魔法を融合して聖水魔法Lv.1を取得し、魔王Lv.1と統合します』

『魔王Lv.1が魔王Lv.2になりました』


「おめでとうございます。魔王様」


ナービがふざけてなんか言っているが、とりあえず無視だ。

あれ?おかしいな。途中まではアナウンスは正常に動いていたが途中からおかしくなったようだ。


状況を整理するために称号を詳しく見てみた。


【称号】

・魔を統べる者

火炎魔法、水流魔法、暴風魔法、岩石魔法、暗黒魔法、光明魔法を持ち、身体属性強化、魔力精密操作、魔力精密感知、詠唱省略、無詠唱を持っており、特殊魔法を5つ以上、融合魔法を10以上かつ、ユニークスキルの魔法を2つ以上持った者に贈られる称号

〈効果〉

・魔王Lv.1を取得

・魔法の必要MP大DOWN

・魔法攻撃威力大UP



「………」


言葉が出なかった。

まず取得条件が普通じゃほぼ不可能に近いものだった。

まず気になったことをナービに聞いてみた。


「魔王のスキルって全ての魔法が使えるの?」


「いいえ。今あった魔法しか使えません。もし全ての魔法が使えてそのスキルレベルがMAXまでなったとしたら、魔王のスキルレベルがMAXになります」


魔王を取得した後に2つ魔法融合したが、もししなければ作った2つのスキルは使えないそうだ。


「うわぁ〜 〜」


ステータス欄を見てみると魔法のスキルがごっそりと無くなっていた。苦労したのが無になった気分だ。


「あれ?エクストラスキル?」


魔王のスキルはユニークスキルの欄にあると思ったら、新しくエクストラスキルという欄がありそこにあった。


「はい。ユニークスキルよりも強力なスキルはエクストラスキルという部類になります」


確かに考えてみればユニークスキルを2つも一緒になったスキルがユニークスキル欄にいるわけもないか。


「もしかして、魔を統べる者があるなら武を統べる者もあるの?」


「はい。あります」


聞いてみるとやはりあったようだ。どうせ全部の武器系のスキルを聖まで持って行ってようやく取得できるのであろう。

新たなるステージが現れて少しやる気は起きてきた。



「一応聞くけど、魔王にモンスターを支配したりする効果とかないよね?」


「はい。魔王にはその効果はなく、そのようなスキルはまだ取得していないためありません」


モンスターを操るスキルもあるそうだ。

だが何事もなくて本当に良かった。


「ただ、称号の魔を統べる者には1部の知性あるモンスターに崇拝されることはあります」


俺は何も聞いていない。いや、そもそもナービは何も言っていないはずだ。


「今は現実逃避でもよろしいと思いますが、いつかは現実を見ることになりますよ」


そんなのは未来の俺に託しておこう。

そして今度は武を統べる者の獲得を目指して進んで行った。



【名前】  斉藤 零

【種族】  人間

【年齢】  18

【レベル】 42★

【ランキング】 1位


【HP】   2560/2560

【MP】   2100/2100


【攻撃】  460+40

【防御】  358+10

【魔攻】  460+40

【魔防】  358+10

【敏捷】  511+5

【運】   82


【スキル】

《物理系》

・剣士Lv.9・投擲Lv.2・棒術Lv.3・武術Lv.5

・鞭術Lv.4・糸操作Lv.6・喰いつくLv.6

・ひっかくLv.MAX・突進Lv.8・威圧Lv.3・闘気Lv.3

・隠密Lv.MAX・ 木登りLv.3・統率Lv.2

《耐性系》

・恐怖耐性Lv.4・打撃耐性Lv.8・斬撃耐性Lv.5

・火耐性Lv.8・水耐性Lv.2・風耐性Lv.8

・土耐性Lv.3・闇耐性Lv.8・光耐性Lv.2

《特殊系》

・吸血Lv.3・超音波Lv.5・性豪Lv.5・飛行Lv.5

・再生Lv.4・罠感知Lv.8・罠解除Lv.3・偽装Lv.7

【ユニークスキル】

・ナビゲーション・限界突破・極限突破・強奪Lv.7

・崩壊Lv.5


【エクストラスキル】

・魔王Lv.2(New)


【称号】

・先駆者

・挑戦者

・一騎当千

・魔を統べる者(New)

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