第2話 解説
とりあえず突っ込みたいことが多すぎるから1つずつ称号から確認していった。
【称号】
・初エンカウント
初めてモンスターとエンカウントした者に贈られる称号
〈効果〉
モンスターのドロップ率UP
モンスターとのエンカウント率UP 現在OFF
・初ユニークエンカウント
初めてユニークモンスターとエンカウントした者に贈られる称号
〈効果〉
モンスターのレアドロップ率UP
ユニークモンスターとのエンカウント率UP
現在OFF
・初スキルゲット
初めてスキルを取得した者に贈られる称号
〈効果〉
スキル取得難易度DOWN
・初スキルレベルアップ
初めてスキルレベルが上昇した者に贈られる称号
〈効果〉
獲得スキル経験値UP
・初レベルアップ
初めてレベルが上昇した者に贈られる称号
〈効果〉
獲得経験値UP
・初モンスター討伐
初めてモンスターを討伐した者に贈られる称号
〈効果〉
モンスターに与えるダメージ微UP
獲得経験値微UP
獲得スキル経験値微UP
・初ユニークモンスター討伐
初めてユニークモンスターを討伐した者に贈られる称号
〈効果〉
ユニークモンスターに与えるダメージ微UP
獲得経験値微UP
獲得スキル経験値微UP
「ちょっと待て!これは流石にチートすぎないか!?どのくらいUPするかはよく分からないが経験値UPやばくね!?!」
とりあえず突っ込むのは全部確認してからにしようと思い、レベルの横の★を確認して見た
【レベル】
★はレベルが5になった時に一個、レベル10で追加で1個とレベル5ずつに1つ貰える
★1つでスキルやユニークスキルと交換できる。
とりあえずどんなスキルがあるか見てみる。
★で獲得できるスキル
・剣術
・槍術
・斧術
・体術
︙
︙
︙
・火魔法
・水魔法
・風魔法
・土魔法
・光魔法
・闇魔法
・回復魔法
︙
︙
︙
︙
「ん?ちょっと待って量多すぎない?全部確認しようとしたら多分1週間くらいかかるんじゃない?」
軽い気持ちで確認できないくらいの量のスキルがあった。何回下にスクロールしても終わりが見えない。
だからとりあえずスキルを全部確認するのは諦めてユニークスキルを確認した。
★で獲得できるユニークスキル
・剣聖
・槍聖
・斧聖
︙
︙
︙
︙
・時空魔法
・重力魔法
・創造魔法
・スキル創造魔法
︙
︙
︙
・強奪
・ベクトル変化
・透過
・ナビゲーション
少しオタク気質がある俺からするとベクトル変化とか透過は気になるが、今はまずこの謎の状況をどうにか知りたい。だからそれを教えてくれそうなナビゲーションをとりあえず取得してみた。
『ピコーン!』
『初めてユニークスキルを取得しました。【称号】初ユニークスキルを獲得しました』
俺はこんな感じで称号獲得を教えてくれてはいたのか…っと、しみじみ思っていた。そんな時、急に声が聞こえてきた。
「はじめまして、私はマスターのスキルのナビゲーションです」
「あ、はじめまして私は斉藤 零と言いま…え!?」
まさかナビゲーションが自分から喋ると思わなかった。車のナビみたいに聞いたら喋るかと思っていた…。まさかここに落ちてからの初めての会話が機械っぽい抑揚のない声との会話だとは思わなかった。
「えっとー…とりあえずナビゲーションさんは何ができますか?」
まずは落ち着いて自分のスキルにできることを聞いてみた。
「まず人や物やモンスターの鑑定、周囲の索敵、わからない情報の伝達、マスターのスキルなどの補助などができます。他に何かできるか追加で聞きたいことがあればその都度聞いてください。あと私はマスターのスキルなので敬語で話さなくていいです。あとできれば名前がないので名前をつけて欲しいです」
「名前かー……んー…あっ!女性っぽい声だしナビゲーションだからナービっていうのはどう?」
「あまりひねりもない単純な名前ですが、了承しました。私は今日からナービです」
なんか馬鹿にされた気がするけど無事に?名付けが完了した。
「とりあえず今の俺の状況を説明してもらっていい?」
「わかりました。何も知らなそうなので全部最初から説明します。まず今、マスターは世界にできた5つの大型ダンジョンの4階層にいます。そして世界には小型ダンジョンと中型ダンジョンと大型ダンジョンがあります。小型は30層、中型は50層、大型は100層以上あります。ダンジョンの数は現時点で小型は50個、中型は20個、大型は5個となっております。それでは何か質問はありますか?」
なんか最初に毒を吐かれた気がするけど質問には丁寧に答えてくれた。
「なんで急にダンジョンなんてできたんだ?」
「それの答えは■■■■のため答えられません」
ナービでも答えられないこともあるみたいだ。
「ダンジョンに落ちる前に俺の近くにいた人とかもダンジョンに落ちたのかな?」
「マスターはたまたまダンジョンを生成中に開いていた縦の穴に落ちて4階層まできました。ですので、落ちた人はいますが、マスター以外は1階層にいたためもう脱出しております」
「モンスターには出会わなかったの?」
「まだダンジョン生成中のためユニークモンスター以外のモンスターはまだおりません」
なんでユニークだけいるんだよって言おうとしたが、そう言うのを読んでいたのか先にナービから言ってきた。
「常識に当てはまらないのがユニークモンスターです」
そう言われてしまった。だが、まだこの話には続きがあった。
「ユニークとはいえどもルールは一応あり、ユニークが出て討伐されてから24時間の間はその階層ではユニークは出ないことになっています。ですからあと20時間ほどはこの階層でユニーク出ず、ダンジョン完成まで普通のモンスターも出ないためここは安全地帯となっております」
「なら今のうちにダンジョンから出たほうがいいのか?」
「いいえ。今出ると面倒なことになります」
ん?どうゆうこと?と頭の中が「?」で満たされ始めた。そしたら「はぁー」という無機質なナービの声が聞こえてきた。スキルもため息吐くのね。
「まず、せっかくのユニークモンスターが落とした剣は持っていきますか?」
「そりゃ!多分レアドロップだし欲しいでしょ!」
「今は急にできたダンジョンを警戒して周りは警察たちが取り囲んで、出ることも入ることもできなくしてあります。そんなところに剣を持った人が急にダンジョンから出てきたらどうなると思います?」
あっ……銃刀法違反になるし絶対に剣は没収だし職質案件になるだろう…いいことねぇー……。
「これで頭の弱いあなたでもわかりましたね?」
「はい…」
こればっかりは何も言い返せなかった。
「これからマスターはなにを目指しますか?」
「なにって??」
急にそんなこと言われても全く言っている意味がわからなかった。
「例えば、力を隠してひっそりと暮らしたいとか、世界最強になりたいとか、そーゆーのです」
今までラノベによく出る異世界ハーレム主人公には憧れではいた。だが、現実世界でなってしまうとハーレムは単なる浮気だし……。
「でもやっぱり現実にダンジョンとかできたからには最強は目指したいよね」
やっぱり男としては最強っていうのには憧れる。断じて厨二病とかではない。絶対にない…はずだ。
「18にもなって最強ですか。わかりました。最強ですね」
なんかトゲのある言い方をしてきた。なんかこのスキル精神攻撃してくるのですけど…。
「ならダンジョンが完成するまでスキルを取得、そしてスキルレベルを上げますか」
「ダンジョン内で?」
「はい。スキルの取得やスキルレベルを上げるにはダンジョン内でなければいけません。外で剣道などの剣術をやっていればダンジョン内でのスキルの取得速度やスキルレベルの上昇は早いですが、ダンジョン内で訓練した方が圧倒的に効率が良いです。なので石を投げて投擲のスキルとユニークが落とした剣で剣術のスキルを取得を頑張ってください。分からないことがあれば特訓中に聞いてください」
俺のスキルなのに他人事みたいに応援されたが、こうしてダンジョン完成までのダンジョン内スキル特訓が始まった。
【名前】 斉藤 零
【種族】 人間
【年齢】 18
【レベル】 10★
【ランキング】 1位
【HP】 610/640
【MP】 500/500
【攻撃】 140
【防御】 102
【魔攻】 140
【魔防】 102
【敏捷】 159
【運】 82
【スキル】
・恐怖耐性Lv.2
【ユニークスキル】
・ナビゲーション(New)
【称号】
・初エンカウント
・初ユニークエンカウント
・初スキルゲット
・初スキルレベルアップ
・初レベルアップ
・初モンスター討伐
・初ユニークモンスター討伐
・初ユニークスキルゲット
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