リワードについての思いつき。

 リワードとかインセンティブって、果たしてどれくらいの収入になるんですかね?



   ◆ ◆ ◆



 奇水です。

 電撃文庫とかで主に書いてました。

 ここ最近は体調も悪くてろくに原稿も書けてません。

 この有様で小説家名乗ってていいんですかね?



 ほぼほぼ無収入に近い生活をして随分となります。

 まあ実際は細かい仕事をぼちぼちとしているので、まったくお金が入らない、ということはないのですが。それでも収入を月平均に均せば、高校生の小遣いよりちょっとマシって程度です。

 よくこんなで生活していけますね。

 我が事ながら関心というか呆れてきてます。

 いつまでもこんな調子が続くわけにはいくまい――と思ってたのですが、突然にまた緊急ではないですが、お金が必要となってきました。今までだって必要分のお金が入ってなかったのですから、そのツケに現在追い回されているというのが実情なんですが。

 とりあえず足も悪くして、事業のタネ銭もない現状をどうにかしようにも、私はなにせ世間的には無能で、小説家になるしかなかったような人間なので、すぐにはどうしようもありませんね。

 いやあ、まいったまいった。

 とりあえず書籍化で再デビューするか、担当編集さんに企画書だして、今更私の本を出してもいいよってくらいのものをひねり出すしかないわけですが。

 さすがにそれらの確実性のない手段だけでは難しいので、少ないながらも確実に収入が入る方法を考えてみました。


 それがインセンティブとかリワードとかなんですが。


 いやあ、アルファポリスさんのインセンティブとか、カクヨムさんのリワードとか、いつの間にか小説や文章を連載するだけでお金が入る時代になっていたのですね。知ってましたけど。私には無縁だと思ってましたけど。いや、今でも無縁なんですが。

 正直、どうあがいてもまともな収入になるほどのPVを集めるのって、私には難しいと思っていました。実は今こうして書いていても難しいだろうとは思っています。

 なにせ相当のPVを集めないと換金できないわけですからね。私自身があまり更新しないというのが最大の理由ですが、カクヨムさんで主に書いてて、だいたい一年で千円分のリワードも入ったことがありません。リワード換金は三千円ですから、今まで一円たりとも収入はなかったのです。

 アルファポリスさんのインセンティブはここ数年、率がいいとは聞きますが、今ひとつ手がでないままで、連載も始めては見たものの、こちらもあんまり続かず、当然、ほとんどインセンティブも入らないままです。

 連載は連載でそのうちに終わらせるつもりですが、どうにも体力の低下もあって、今ひとつ気が乗らないというのが実際のところです。

 どのみち、長期連載は進むごとに程度の差はあれどPVは下がるものですし、不定期だったり、間隔があくと下がり方も激しくなっていくものです。

 私みたいなのにはインセンティブとかリワードみたいなの、向いてないなあ……などと諦めていましたが。

 ある時に、ほんの数行の更新のエッセイ?の記事を書かれている人を見つけ、そしてそんなでも10PV前後あったのを見た時、ふと思いました。


「もしかして、1日10PVでも、100の記事があれば、1日1000PVになる?」


 勿論、そんなことは現実としては難しいですが、ある方のエッセイというか日記のような記事を見ると、リワードが税金の申告が必要なほど入ったようなことを書かれていて、「いっぱい読まれているのかな?」とその時は思ったのですが、なんとなく得心できました。

 大量のエッセイを毎日のように更新することによって、小さなPVだろうとも積み重なればそれなりのお金になる――ということに、結果としてなってしまったのだろうと(推定)

 事実は解りませんが……ただ、毎日更新していれば、注目度もそれなりにあがるでしょうし、記事の内容次第では、毎日全記事が10PVという現実離れしていなくとも、毎日100~500PVくらい、いけるかもしれない。

 それとも千文字くらいの軽い記事を毎日3回更新すれば……などと色々と姑息なことを考えました。


「これなら、書けば書くほど、わずかにでも収入が上がることになるのではないか」


 なんだか素晴らしい思いつきのように思えました。

 エッセイなら、なんか1日二つ三つくらいかけそうな気がします。

 試しに一ヶ月くらい続けて様子を見るのもいいかもしれない。

 そんな風に気分が沸き立ち。


 一ヶ月が過ぎました。


 そしてその間、一本も書けてません。

 つまりは、そういうことです。


 ……机上の空論でした。



(一つの記事が1000文字としても、1日三つ書くとしたら3000文字)

(それで普通に小説の原稿書いた方が、書籍化の目もある分、マシな賭けじゃね?)

(小説とエッセイとは、別の脳の使い方をするから……)

(それでエッセイの方が得意だとでも?)

(正論で攻めないで……!)

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る