第143話 慈愛に満ちたあなたへ (ALL)

源本家


倫「凄いな…いつ読み返しても」


風音「英士くんの愛が爆発してるから…倫くん、最後のあの人と、施設の譲渡の部分は、話し合いの後に付け加えられて。話し合いの時に相手に見せたこの文が、最後の決め手になったのは確かだけど。それまでの貴方の、ふうちゃん、るなちゃんを救いたいと願い戦った頑張りが実を結んだのよ。ね?瞬ちゃん!」


瞬「うん!パパ かっこいい!ママかわい!」


倫「瞬…ありがとう」


月乃「何よりの誉め言葉ね、倫」


風音「週に3日仕事復帰させて貰って。時に保育園への迎えが遅くなる日もあるのに。月乃さんにお願いしたり。安心して仕事が出来るのは月乃さんのおかげです。本当にありがとうございます」


倫「姉貴が、仕事を辞めて子供達を保育園の後とかに見てくれるから。本当に俺達は助かってるんだ。ありがとう」


月乃「 いいのよ私の生きがいなんだから。家でね一人仁さんを想ってメソメソしているより、 子供達と楽しく過ごしている私の方が、仁さんは好きなはずだもの。ね?瞬ちゃん!」


瞬「うん!つきちゃん!」



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冴多家


心紀「凄いよね…いつ読み返しても」


夏輝「英士くんの愛が爆発してるからね…心紀くん。縁の下の力持ちで支えた貴方の優しさが、実を結んだのよ。ふうちゃん、るなちゃん。英士くん。涼也くん。倫さんの想いを受け止めて、たくさん話を聞いて。彼らの心の支えになったから…ね?美紀ちゃん!煌ちゃん!」


美紀「うん!パパ かっこい!ね?こーちゃ」


煌紀「うん!!ママかわい!ね?みきちゃ」


心紀「美紀ちゃん、煌輝…ありがとう」


夏輝「何より…私が救われたの。心紀くんに。全て受け止めてくれて。私を理解してくれて。縁の下で支えるのって一番大切なポジションだと思うわ。そんな皆の為に頑張る心紀くんが好き。週に2日仕事復帰させて貰ったし…本当にありがとう」


心紀「同僚の皆さんの熱量が半端じゃなかったからね。夏輝さんを『返せ!』って言うね。 本当は毎日来て欲しいけど、せめて週3日。の声に答えてさ。譲歩して2日間仕事に復帰してくれた夏輝さんこそ偉いね。 家庭を一番に考えてくれる夏輝さんに感謝してるんだ」


夏輝「心紀くんにも、皆にもそう言ってもらえて、私幸せ者だよね。 専業主婦に憧れてたから少し迷ったけど、今は仕事に復帰した事、良かったって思ってるの。パパにありがとうよね。美紀ちゃん、煌ちゃん」


心紀「ママにこそ、ありがとうだよね?美紀ちゃん、煌輝」


美紀「ママ、あーと(ありがとう)」


煌輝「パパ、あーと(ありがとう)」



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