第135話 介護施設の理想と現実①

私が『介護施設の理想と現実について』の記事を書くきっかけは、友人のメンタル心理カウンセラーからの依頼であった


その時の私の介護施設へのイメージといえば、様々な 病、経済的理由、家族との関係等。により、一人での生活の困難な方が施設に入居し、その人に合った介護サービスを受けながら生活する。というイメージであった


初めに伝えたい事は


これから書く施設が、たまたまそういう施設であった…という事である


大多数の施設がその様な事をしていない。現場で働く職員が情熱をも持って、介護の仕事に携わっているという事をお伝えしたい


今回取材させて頂いた介護福祉士の女性にお会いする前に、メンタル心理カウンセラーの友人より、彼女が書いた


というノートを見せて頂いたのだが


私の第一声は


「こんな介護士が本当にいるの?」


であった


にわかには信じ難い…それが私の最初の感想だった


「信じられないかもだけどいるんですよ」


とある事情で、介護福祉士の女性より先に話を聞かせて頂いた彼女の幼馴染で、同じ施設にて働く介護福祉士の青年の言葉


その言葉が私の心に深く突き刺さったのだった


女性は、友人の勤める病院に入院していた


「正義はどこにあるんですかね?」


悲しそうに瞳を揺らして呟かれた彼女の父親


「様々な理不尽を見てき来ました。オカシイと訴えもした。なのに…」


悔しげに苦しい思いを吐露した彼女の幼馴染み


「この事を施設側は、認めず、謝罪も無し。隠蔽さえ…警察の下した判断も到底納得出来無いモノだった」


友人の言葉


『正義を訴える力を貸して欲しい』


私に共通の想いを託して来た、彼らの想いを私は形にしようと思う


彼女は、同じ施設にて働く介護福祉士の従姉と共に、詳細に、勤務する介護施設での出来事を日記に残していた


訪問介護サービス会社に就職した女性。勤務先は、老人介護施設。市立の施設の老人介護施設より、施設の老人介護の手伝いを介護事業サービス会社が委託を受た形だ


ポイントは


体制的に介護依頼した施設と介護サービス会社では、施設側の方が立場は上だという事


伝えたい事をより分かって頂けると思うので、この為に起きた出来事を、事細かに残した二人の女性の文を幾つか原文のまま記載したいと思う

(女性、ご家族様の許可を頂いています)


















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