第54話 好きだよ…るなちゃんが好き

夏輝『不安で仕方ない女の子には好きと伝えてあげて』

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涼也side


from涼也 toるなちゃん

《るなちゃん?電話で話したいけど、俺が悪いんだもんね?》


マジで俺何やってんだろ?


《伝えたい事があるんだ。るなちゃん。 いつも、俺のメールに優しい言葉で答えてくれてありがとね…やっぱり直に話たいな。リモートで話出来る?OK?NO?》


チクタクチクタク…


返事来るかな?てか、メール読んでくれてるかな?


こんな時、やけに大きく響く時計の音

俺の心音と連動してる


fromるな toリョウくん

〈OK〉


《ありがとう…》


--


画面越しの

るなちゃん…不安そうだ


涼也「るなちゃん。メールとか電話さ、るなちゃんからもしてきてよ」


るな『…でも…でしゃばったりとかする子は迷惑でしょ?』


涼也「何で?迷惑なんて思わないよ?好きな子からの電話やメールだよ?幸せな気分になるに決まってるじゃん」


るな『え?』


涼也「俺が守りたいのは、るなちゃん。優しくして欲しいのも、優しくしてあげたいのも、るなちゃんだから。好きだよ。るなちゃんが好き」


るな『す…き?』


涼也「俺はるなちゃんが好きだよ」


るな『ウソ…』


涼也「…ではありません」


瞬間大きくて綺麗な瞳に涙を浮かべたるなちゃん


涼也「 大切なこと伝え忘れるとかさ。情けない俺でゴメンんね。傷付けてゴメンね。俺の好きはただの好きじゃなくて。るなちゃん、御厨涼也と付き合って下さいませんか?お願いします」


チクタクチクタク


うぅ長い…


るなちゃんを傷付けたんだもん…許して貰えなくた…


るな『リョウくん、櫻井るなと付き合って下さいませんか?お願いします』


嬉しい!


俺の答えはOKって分かってるはずなのにね?

祈る様に両手を組み合わせて目をギュって瞑ってさ


可愛い過ぎでしょ!るなちゃん!


涼也「お互い両想いですね」


可愛い彼女が出来ました


俺がキミを守るよ…

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