第55話 好きだよ…風歌ちゃんが好きなんだ

夏輝『不安で仕方ない女の子には好きと伝えてあげて』

--

英士side


from英士to風歌ちゃん

《風歌ちゃん?電話で話ししたいな、オイラが悪いんだもんね?》


マジでオイラ何やってんだろ?


《風歌ちゃん。伝えたい事があるんだ。いつも、メールで応援してくれてありがとね…やっぱり直に話たいな。リモートで話出来るかな?大丈夫?》


チクタクチクタク…


返事来るかな?てか、メール読んでくれてるかな?


こんな時、やけに大きく響く時計の音

オイラの心音と連動してる


from風歌 to山乃さん

〈大丈夫です…〉


《ありがとう…》


--


画面越しの

風歌ちゃんは…不安そうだ


英士「風歌ちゃん。メールとか電話さ、風歌ちゃんからもして来て欲しいな」


風歌『…でも…迷惑になると悪いから…』


英士「何で?迷惑なんて思う訳ないじゃん。好きな子からの電話やメールだよ?幸せな気分になると思うな」


風歌『え?』


英士「あぁ抱き締めてあげたいよ…好きだよ。風歌ちゃんが好きなんだ」


風歌『す…き?』


英士「オイラは風歌ちゃんが好きだよ」


風歌『ウソ…』


英士「…は言わないかな?」


瞬間大きくて綺麗な瞳に涙を浮かべた風歌ちゃん


英士「 大切なこと伝え忘れるとかさ。情けないオイラでゴメン。傷付けてゴメンなさい。オイラの好きはただの好きじゃなくて。風歌ちゃん、山乃英士と付き合って下さいませんか?お願いします」


チクタクチクタク


うぅ長いなぁ…


風歌ちゃんを傷付けたんだもん…許して貰えなくた…


風歌『山乃さん、桜王風歌と付き合って下さいませんか?お願いします』


マジ!?


オイラの答えはOKって分かってるはずじゃんね?

祈る様に両手を組み合わせて目をギュって瞑ってさ


可愛い過ぎでしょ!風歌ちゃん!


英士「オイラの名前は英士だから。英士って呼んで欲しいな?」


可愛い彼女が出来ました


オイラがキミを守るから…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る