第34話 貴方が来てくれた…

るなside


涼也『るなちゃん。これからさ、るなちゃんちに行くから待ってて』


(…)


ウソ…


こんな時緊張しぃの性格がイヤだ


本当は嬉しいくせに… 冷静に振る舞おうとして、 かえってリョウくんと話せなくなっちゃうのがイヤだ


後で激しく後悔するのに…


-ピンポーン-


リョウくん…本当に来てくれた…


下の階の玄関先で


『 リョウくん、いらっしゃい。るなが 喜ぶわ』


何て言っている、ママの声が聞こえる


トントントントン


階段上がってくる足音 …どんどん近づいて来て…



バクバクドキドキ 私の心臓はもの凄く早く波打ってるの


-トントン-


涼也「るなちゃん入っていい?」


ノックにリョウくんの声


「ハイ 」


って言う前に 開いた扉


マスクをしたリョウくん


勝手知ったるなんとやらで


いつも私の家に来る時に、座るリョウくんの場所に座ると


涼也「るなちゃん。 色々言いたいことがあるだろう?俺に吐き出しな」


ふうちゃんが、 勇気を出して、あの日あった事をアレンジして、 紙芝居で伝えた様に?


涼也「 るなちゃん、俺も吐き出すから…な?」






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