口顔
俺が口の中に顔がある化け物に気を取られていると、後ろから男性二人、女性一人がやって来てその内の一人の男性が言う。
「おい、助けに着たぞ。襲撃者はどこにいる!」
彼らが俺に気付くと剣を構えて俺に襲いかかろうとしてきたため、俺は振り返りナイフを構える。
しかし、彼らは奥にいる口の中に顔がある化け物に気付くと、青ざめた顔をして男性が後退りをしながら言う。
「嘘だろ、どうして口顔が檻から出ているんだ?」
「冗談じゃない! 悪いが私は帰らせてもらう」
そう女性は言ったら走って逃げていき、男性達も女性に続くように走って来た道を戻っていった。
口顔? あの化け物の名前なのか。
そう思っていると奥の方から男性二人の叫び声が聞こえ、振り返ると男性二人が口顔の口の中にある顔に生えている腕に腹部を突き刺されていた。
「そんな馬鹿な…」
そう俺が呟くと、男性二人は生きたまま口顔に捕食されてしまい、男性二人を食べ終えた口顔は俺に気付くと四つん這いになって向かってくる。
目の前まで来た口顔に俺はナイフで腕に攻撃するが、効き目がなく俺は口顔の口の中にある顔に生えている腕に腹部を突き刺されてしまう。
とっさに俺は口顔の口の中にある顔にナイフで突き刺すと、口顔は甲高い声で叫んで俺を投げ飛ばした。
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