アユナの行方

一体どこにいるんだ、アユナ。


そう思いながら俺の寝室のドアを開けると、ベッドに誰か寝ていた。


ここにいたのか…けど、どうして俺のベッドに寝ているんだ?


そう思いながら俺は呟く。


「…アユナ。無事で良かった」


するとベッドに寝ていた人が起き上がり、俺に怒鳴りながら言ってくる。


「んだよ、てめぇかよ。さっきから騒がしいぞ!」


何とベッドに寝ていたのはアユナではなく、今朝来た叔父だったのだ。


アユナじゃない、だと…。じゃあ、アユナ一体どこにいるんだ?


それに何で俺のベッドに叔父が寝ていたんだ?


そう思い俺は叔父に大きな声で言う。


「アユナ、アユナはどこにいるんだ!」


「あぁ? アユナならとっくに…って、そういえばお前はいなかったな」


そう叔父は言ったらベットから降りて、部屋に置いてあったリンゴを手に取りながら言う。


「アユナなら奴隷商に売った」

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