その2 某ソシャゲに出くわした
出くわしたというと聞こえは悪いかもしれない。
でも運命の出会いとかそんなんじゃいけない。
これは言うなれば悪友との再会みたいな、黒歴史の掘り起こしに近いものだったと思う。良くも悪くもね。
擬人化ゲーの溢れ始めたソシャゲ界に、珍しく女性向け擬人化ゲーが来た。刀じゃないやつ。銃の方。
元々銃器が大好きな輩だったので、嬉々としてインストールした。リセマラは何回かしたけど、最初に目をつけた(言い方)の子は出なかったので、まあまあの所で手を打った。
どうせそんなにやらんやろ、と思ってたわけです。
なお最初に目当て出始めた子は、結局最推しにはなりませんでした。じーざす。
ぶっちゃけシステムは単純で、キャラは初期勢にしてはめちゃめちゃ多い方だったと思う。割とボイス多めのゲームではあったので声優さんは豪華だった(らしい。私は古い声優オタクだったので半分も知らなかった)
当初は普通に楽しくゲームに勤しんでいた。女性向けに作られているせいなのかなんなのか(乙女ゲーを普段やらないので詳しくは分からない)、プレイヤーに話しかけてくるおかげで、何というかこう、サル山のボスみたいな気持ちになっていた。
プレイヤー名(キャラからの呼び名)を大将にしていたせいもある。たぶん。
そんなこんなで、私はいわゆる推しに出会ってしまう。
いや、最初から居たにはいたんだけども。
好みど真ん中だった。
ありがとう今でも君はめちゃめちゃ可愛い。本当に可愛い。
君をここではAと呼ぶ。
女性向け〜ではあるのだろうけど、まあ自分の年も相まって、可愛い可愛い子どもみたいな感覚で愛で始めてしまった。
懐いてくれるのは嬉しいけどな!
残念ながら私は夢女子にはなりきらんので、プレイヤーが彼女っていう想定には到底ならなかった。
そう。
間違いの始まり。
ついでにいうと、別のキャラ、ここはBとする。のほうが割と夢を見ていたと思う。
今でもそうなのかもしれなくてちょっと面白いけど、最終究極生命体夢と腐を両立したハイブリッド腐女子への道はここから始まっていた。地獄への片道切符だ。笑っちゃう。
ここで私は推しキャラふたり、AとBを手に入れてしまった。腐女子にはまだ戻っていなかった。前触れもなにもなく、それはそれはもう、私は坂道を転がり落ちる。
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