天空に浮遊する都市「くじら帝国」の姫「くじら」(名前です)、城に仕える「くりおね」、少女神「みしゃくじ」。この秀逸なネーミングに、まず惹かれます。帝国を抜け出し、地上に降り立った彼女たちですが、その地上は……。赤ずきんや白雪姫といった、古くから続く童話には必ず、死にまつわる暗く残酷な面があります。この物語はそういった童話の系譜を受け継ぐものだと感じられました。甘いだけじゃない、正統派の童話。ぜひ読んでみて下さい。
数々の作品で童話をレビューを書くのは初めてですが、童話素人なんですが人物それぞれ事情があるんだな、脚本で言えば役作りみたいな? 心温まる感じで読ませてもらいましたが、童話も疲れた時いいですね。正直癒されて今日も一日頑張れそうです。くじらとくりおねが結ばれるか気になりますが今後期待しています。はらはらしながら見るのも楽しいです、応援しています。また読みたいです。