3rd 人類超越

錆缶アカシア

◇1 逃走

夜と言い張るには無理があるが、朝と言い張るのも無理がある午前四時半の空気に息切れた男の吐く息が混ざる。

『2043年5月7日のニュースをお伝えします』の電子音声と共に烏の鳴き声が聴こえた。

男を追う者たちが通り過ぎていったところで、機械警官が男の姿を確認した。

しくったという男の声が響くと、やがて彼は南の方へと駆けていき、そしてある男…いや現時点では機械といったほうが無難か―とぶつかり、そしてあるものを託し消え去った。

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3rd 人類超越 錆缶アカシア @acmegame

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