3 ヒーロー志望

 治葉ちよ風凛かりんとの一件のあと

 音飛炉ねひろは、トッケンの部室で、自分が特撮にハマったけ、『ハンパイア』を鑑賞していた。



 音飛炉ねひろは、10年前にはなふさ高校の文化祭で見た、この作品が大好きだった。

 それはもう。合法的かつ堂々かつ自由に観たいがためだけにトッケン、延いては『ハナコー』に入った、そのくらいには。



 確かに、惜しんでもあまほどに、残念なクオリティである。

 自分も正直、「よく、これを自分の通う高校の文化祭で流そうと思ったな」と、そんな感想を抱いている。



 それでも……このチープ極まりない世界の中には、自分を確かに惹き付ける、何かがるのだ。



 単なる思い出補正かもしれない。

 ずっとプリキュ◯ばかり観て来た音飛炉ねひろが、物心付いてから初めて映画、特撮という娯楽に初めて触れたから。

 ただ、それだけなのかもしれない。



 けど。

 それでも、明言が出来できるのだ。

 『間違いも忖度もく、これが自分のルーツなのだ』と。



 ……と。

 ここまで力説しておいてなんだが、今日は普段と違った。

 いつもはうっとりとして無言なのだが、今日は何だか没頭出来できずにいた。



 理由は分かっていた。

 これから自分は、どうすべき、どうありたいのか。

 他でもない自分自身のことなのに、その真意を、測り兼ねていたから。



 そして、残り1人、あるいは2人の部員を、どう選別すべきか。

 そのことに、頭を働かせ、悩ませていたから。



 そんな心境では、いくら愛して止まない作品とて、没入出来できはずい。

 その内容を入れるだけのスペースが、今の脳内にはいのだから。



「ん」



 溜息ためいきを零しそうになっていたら、いきなり目の前に、紅茶の入ったカップを差し出された。



「うひゃぁ!?」



 自分以外に部室にた誰かが、急に飲み物を差し出してくれた。

 二重の意味で驚いた音飛炉ねひろは、変な声を出して右側に倒れ。

 自分の左にた人物、出夢いずむを見た。



「い、いつから!?」

「最初から。

 存在感薄いから、気付きづがなかったんじゃないかな」



 言いつつ出夢いずむは一旦、二つのカップをテーブルの上に置き、音飛炉ねひろに右手を差し伸べた。

 自分が少し恥ずかしい態勢を取っていることに遅ればせながら気付きづいた音飛炉ねひろは、紅潮こうちょうしながらも、その手を取り、起き上がった。

 そして二人は、紅茶を含みつつ、黙って『ハンパイア』を最後まで見届けた。



「……灯路ひろくん。

 一つだけ……聞いてもいいですか?」

 観終わったタイミングで、そう音飛炉ねひろが切り出した。

「どうして、さっき

 退部しようとしていた私を。

 あなたは、止めなかったんですか?」



 DVDを戻した頃合いで、単刀直入に、気になっていた疑問を投じる音飛炉ねひろ

 出夢いずむは相変わらず、棒読みっぽい調子で、返す。



「心配、必要無かったから。

 院城いんじょうさんの心が特撮ここるのは熟知してたし、他の部員ぶいんが黙ってないだろうから。

『そっか』としか言われず、了承したのかいな判別出来できない以上、次に院城いんじょうさんは3人の方に退部を申し出るはず

 そしたら間違い無く、みんなに却下される。

 何度だろうと、かならず」

「だから、自分は特にアクションを起こす必要は無かった、と?

 今日の早朝、私と鉢合わせ時も?」

「3人と、院城いんじょうさんを信じてるから。

 っても、みんながどう思ってるかは、こっちとイコールなのかは、分からないけど。

 そもそも、こっちが受け入れようと入れまいと。

 義理堅くて真面目まじめ院城いんじょうさんなら、何かしらのフォローは入れてくれるし、3人にも許可をもらおうとするでしょ?

 だったら、結果は同じだよ。

 こっちが何かしたところで、確率や展開に変動はい」

「……」



 不思議な人だ。

 そう、音飛炉ねひろは思った。



 出夢いずむの発言を要約すると、「他力本願」という、ともすればドン引きされそうなゴールに行き着く。



 だというのに、彼に対して、一切の嫌悪感が湧かない。

 目を開けながら絶えず夢の中を彷徨っているようなフワフワした口調なのに、掴めないだけで、無気力な感じがしない。

 適当なようで、流れに任せているようで、何も考えていないようで、実は明確、緻密に計算され尽くしている。

 そんな印象を、音飛炉ねひろは受けた。



 そう……まるで、フィクションのごとく。

 自分で自分を、キャラとして設定、調整しているふうな。



 そこまで思い至り、音飛炉ねひろ出夢いずむに対し、ほんの少し恐怖を抱いた。

 が、彼が自分のカップを指差し合図して来たので、やや遅れてから、自分が持っていた、飲み終えたカップを返却した。

 出夢いずむは、それを洗い終え、戻って来ながら、眠気を誘う声で語る。



「多分、『他力本願』って言うより、『仲間本願』って感じなのかな?

 いくなんでも、信頼してない相手を拠り所にはしないし。

 それがモットーだから、こっちから行動を起こしたりはしない。

 放任主義だし、個人の自由を尊重する。

 でも、流石さすがに弱ってる相手にまで縋るほど、落ちぶれてもいない。

 そういう時位くらいは、ポリシーなんて捻じ曲げて、普段から助けてもらってる分も含めて、全力で恩返ししたいと思ってる」



 テーブルの前に置かれた椅子いすに腰掛け、出夢いずむは続ける。



院城いんじょうさんには、すごく助けられた。

 お陰で、部活を存続出来できそうだし。

 けど同時に、てんで部活に興味を持たない、持とうとしない人達に合わせて、本来の目的から外れた、それでいて意味も終わりも無いことを続けていたのも、また事実。

 だから、院城いんじょうさんから受けた恩は、その分でマイナス。余ったお釣りも、今ので使い果たした。

 そんなわけで、こっからは何も言わない。

 聞きに徹する。

 平時と変わらず、こっちから意見、提案したりもしない。

 それでもければ。

 話してみても、いんじゃないかな?」



「……!?」



 驚いた。よもや、まで読んでいたとは。

 けど……だとすれば、話が早い。



 やはり、彼は信じられる。

 この件の裏側、細部まで知っていてなお、自分を糾弾せず、自分の本音を引き出そうとしてくれている。

 仲間本願と謳うだけあって、彼は仲間を大切にしてくれる。そして自分を、仲間だと思ってくれている。

 なら……迷う必要など、微塵もい。



「『ヒロイン』。

 私は、その言葉が嫌いです。

 大嫌いです」



 出夢いずむの放つ、形容しがたい雰囲気に当てられたのは承知で、音飛炉ねひろは心を開く。



「子供の時から、ずっと、こぞって言われるんです。

『優しいし、可愛いし、院城いんじょうさんは、ヒロイン寄りだね』、って。

 その度に、私は心の中で否定します。『私がなりたいのは、目指しているのは、ヒロインではなく、ヒーロー』だと」



 スカートの上に置いた手を掴み、零れそうな涙を隠すべくうつむきながら。

 音飛炉ねひろは吐露する。



「私の名前も、嫌いです。

 ひどいと思いませんか? 『ひろ』って書いてるのに、『いろ』って読ませるなんて、あんまりです。

 まるで、『君は偽者、ヒーローじゃないよ』、そう嘲笑ってるみたいじゃないですか。

 それに、『音』は『いん』とも読むし、順番を変えると『ヒロイン』になります。

 やっぱり……私は、ヒーローにはなれません。

 別段、意識せずとも放出されるヒロイン感が、それに魅入られた人達が。

 私のヒーロー道を阻み、違う方へと導こうとするんですから」



 宣言通り、出夢いずむは口を開こう、挟もうとしない。

 それでいて、い加減に振る舞ってるんでもなく、きちんと聞いてくれていると、親身になってくれていると取れる。

 やっぱり不思議な人だと、音飛炉ねひろは思った。



「それに、『院城いんじょう』という名字も嫌いです。

 性格と相まって、務めてもないのに、またしても皆が言うんです。『インチョ』『イインチョ』『委員長』って。

 でも……一番いちばん嫌いなのは、それを心からは拒めない、自分。

 そんなふうに呼ばれるのが、辛いし悲しいし、正体や趣味を隠している手前、罪悪感、自責の念も抱きます。

 なのに、悪い気もしないんです。

 ヒーローにも通じる物がるからか、喜びが上回り。

 不覚にも、多幸感で満たされてしまうんです。

 それが、私の確立した、みんなの期待に応えるための擬態、『スマイル・スタイル』のご褒美。

 ただし、本当ほんとうに委員長にまでなったら、流石さすがに心苦しいし、歯止めが効かなくなりそうだし、露見した時が怖い。

 なので、これまで、その手のことからは逃げ続けて来ました」



 院城いんじょう 音飛炉ねひろは、ヒーローを愛して止まない。

 子供の時から絶えず、その勇姿に、優しさに、情熱に、笑顔に恋し、心打たれ、憧れていた。

 同時に、思っていた。どうして自分は、女の子なのだろうと。



 すべての文化は、時代に合わせ、多種多様に姿形を変える。

 特撮とて、例外ではない。

 ニーズを研究し、流行を取り入れ、新たなアイデアを実践し日々、変化、進化して行く。

 その過程で徐々に、女性が変身するヒーローも増えて来たし、最近では初期からレギュラーで加わるまでになった。



 しかし、それだけ。

 あくまでも、そこまで。



 事実、三大特撮の中に、女性を主人公に置いて展開された作品は、依然として一つとして無い。

 男女平等が当たり前となり、女性が自由、積極的に前線で働けるようになった現代社会においても、男尊女卑の傾向は、未だに色濃く、根強く、だだっ広く残っている。

 嘆かわしいことに、それが今の日本の実情である。


 

『だったらプリキュ◯で我慢しろよ』

『あっちだって、長くやってんだろ』

『マジ◯ジョとかもやってんじゃねーか』 



 そういった主張も、分かるには分かる。



 しかし、そうではない。

 根本的に、別問題なのだ。



 院城いんじょう 音飛炉ねひろは、何も可愛くなりたいわけではない。

 男性が変身するのと同様に、自分も格好かっこよくなりたいのだ。



 決して、プリ◯ュアなどを侮辱したいのではない。

 女子らしく、ああいった方向にも興味はる。

 ただ、目指している路線とは、方向性が異なっているのだ。



 現に、それで妥協しようとする自分を想像するだけで、かえって理想から遠のいているようでモヤモヤするし。

 こんな中途半端な気持ちでなりきるなんて失礼なのではと、ひどく落ち込む。


 

 そんな板挟みに遭っているうちに、気付けば特撮好きを公言することは、小学生の時点で無くなっていた。

 中学生になるまでのリミットが近付くに連れ、大なり小なり恥ずかしさを覚えるように、それを理由に止めたのだ。



『自然な流れなんだ。ちゃ◯やコロコ◯を卒業するのと一緒だ』。

 そう、自分に言い聞かせ。



 しかし、視聴は続けた。

 ひそかに追い続けた。

 これだけは、どうしても止められなかったし、抗えなかった。



 映画だって、そうだ。

 自分の心境や趣味を理解してくれている親に特別許可を得た上で、仮病を使って、休みを取ってくれた父か母の同伴の下、こっそり平日の昼間に、誰にもバレないようひそかに観に行っていた(この件に関して、音飛炉ねひろは未だに両親に頭が上がらない)。

 すでにズブズブとなっている音飛炉ねひろにとって、特撮を全力で楽しむことは、ライフワークと化していたのだ。



 けれど、上述の経緯により、そのことは伏せて来た。

『これ、すっごく面白いよー』

『イケメンとかイケボとか、めっちゃ出てるよー』

『絶対面白いから、観るべきだって』

 そんなふうに布教されても、ていよく拒み続けていた。

 自分の中の本心と日々、死闘を繰り広げながら。



 そうこうしているうちに、嘘をき続けた代償か、いつしか自分は『大人っぽい』と取られるようになった。

 そして、そのイメージは自ずと『奥ゆかしい』と曲解され。

院城いんじょうさんは、大企業のお嬢様』。

院城いんじょうさんは、自分達と同じ目線に立つ、自立した一流のレディーになるべく、送迎の車などに頼らず、徒歩で通学している、驕らない女性』。

院城いんじょうさんの弁当は毎日、専属の腕利きシェフ達が拵えた、極上の一品』。

院城いんじょうさんの家には、イケメンの執事も綺麗なメイドもわんさかる』。

 などいった具合に、主観だけで音も葉もない属性をてんこ盛りにされた結果。

 今日のマドンナ像、及び収拾のつかない事態が完成してしまったのだった。



 その所為せいで本人が、どれほどに苦心しているのかなど、気にも止められずに。



 結局の所、自分の周囲にる者達は、『トッケン』の幽霊部員たちと、大差無いのだ。

 男子達は、自分とねんごろになりたい一心で接触して来る者ばかり。

 女子達は、自分とことでカースト上位に立ちたいという思惑が透けている。



 そういうわけで、生まれてこの方、音飛炉ねひろには互いに親友だと胸を張って言い合える存在など、やしなかった。

 普段、フレンドリーなのも、社交性が高いのではなく、単にコミュニケーションの取り方やライン、加減が分からないがゆえなのだ。



「とまぁ……そんなわけでり

 皆さんのマドンナたる院城いんじょう 音飛炉ねひろなど、単なる空想の人物でしかなかったというわけです。

 ご清聴……ありがとうございました」



 意図的に冗談めいた口調でげ、弱々しく微笑ほほえみお辞儀し無理矢理、話を終わらせる音飛炉ねひろ

 彼女は、すでに溢れていた涙を隠す素振りも見せぬまま、部室を去ろうとしていた。



 自分の大好きな物と、自分を作ってくれた物で満ち溢れた、宝箱のような楽園。

 一度、この部室を離れれば、自分はまた、今まで通り、理想のヒロインを演じなくてはいけない。

 そうでなくては、本当ほんとうに一人ぼっちになってしまう。



 

 自分のランクまで下げられるのかもしれないという恐れ。

 先入観を台無しにされた逆恨み。

 そのお淑やかなイメージとは合致しない趣味へのドン引き。

 そんな理由、建前により、好んで音飛炉ねひろと接してくれる人間はなくなる。

 彼女が、単なる特オタだと知れ渡ることで。

 



 仕方しかたいのだ。

 成すすべなど存在しない。

 はずい。



 自分はただ、これまでのように、周囲からの期待や羨望、信頼に応え、求められるままのヒロインを演じればいのだ。

 何故なぜなら、仮面の裏側……自分が意図的に隠した、変身解除した部分を知った上で。

 それでも、自分に親身になってくれる人間など、はずいのだから。



 そこまで考え、音飛炉ねひろはハッと、我に返った。

 思い出したのだ。

 いや……やっと気付いたのだ。



 自分の正体を知っていて、だからこそ近付いて来てくれた、声をかけてくれた、物好きで風変わり、それでいて暖かな存在がことを。

 仲間と呼べそうな相手が、きちんとそばてくれていたことを。



 それも、自分を助けてくれた治葉ちよのみならず。

 ちょっと、分かりづらく、気付きづにくくはあるものの。

 たった今、目の前にだって。



「……いやだ」



 知らず知らずに、ベッコベコになりそうなまでに強く握っていたドアノブを放し、音飛炉ねひろは振り向き。

 気付けば手の届く距離にてくれた出夢いずむに、しきりに訴える。



「やっぱり、いや!!

 こんなの、私じゃない!!

 全然、好きになれない!!

 ちっとも、楽しくない!!

 てんで、満足出来できない!!

 スマイル・スタイルでヒロイン演じるのは好きだけど!!

 それだけで、そこまでで終わるなんて、認めない!!」

 


 もしかしたら、部室の外に誰かがて、自分の裏側が割れてしまうかもしれない。

 その所為せいで秘密がリークされ、情報が拡散され、自分の敵が量産されてしまうかもしれない。



 知るか。

 構うものか。

 そう、音飛炉ねひろは思った。



 だって、どれだけ変身を重ねても、どれだけ合体しても、自分の中心。

 迸る情熱は、消化も冷却も封印も、何人たりとも敵わないのだから。

 


 そして、何より……自分はもう、ありのままになったとしても、一人ではないのだから。

 


 音飛炉ねひろを『嫌いだった』と言いながら、今の音飛炉ねひろを好きになってくれた、認めてくれた、治葉ちよ

 音飛炉ねひろの秘密をバラしたりせず、彼女を受け入れ、本心を無言で掘り出してくれた、出夢いずむ

 この二人はすでに、絶対ぜったいの信頼を置ける相手だと断言しても、過言ではない。

 ひょっとしたら、同じく部員の真由羽まゆは風凛かりん

 それに、なかば顧問となっている出月いつくも、そうかもしれない。



 だから、もう、自分は大丈夫。

 きちんと、前を向いて、地に足を着けて、胸を張って、叫びながら全力で、笑顔で走って行ける。

 そうやって、戦って行ける。



「っ!!」



 目を閉じイマジネーションを膨らませ、確かでビビッドな未来を確信する音飛炉ねひろ

 そんな彼女の手を、出夢いずむが穏やかに取った。



 まるで、踏み出した彼女に、賛同するように。

 応援するように。

 激励するように。

 褒めるように。



「『何もしない』って、言ったのに……」

「ううん。

『何も言わない』って、言ったんだ」

「……詭弁じゃないですか。

 ていうか、今、言ってる……」

「一通り聞いたし、意見も提案もしてない」



 その通りだ、してやられたと、音飛炉ねひろは思った。

 そして、可笑おかしく思えた。

 なんだかんだで優しくて、頼もしくて、楽しい出夢いずむが。



「あはははは!!」

 声を上げ、お腹に手を当てて心底、音飛炉ねひろは笑った。



「あなたって、本当ホント……面白い人ですね」

「……そこについてははなはだ疑問だから、ノー・コメント。

 で? これから、どうするの?」

「まーた有言実行、してませんね」

「『質問』は含めてなかったはずだよ。

 それで? 答えは?」

「……はいっ」



 存外、食えないなぁと感心しつつ、音飛炉ねひろは満面の笑みを返した。



「決まりました。

 いえ……見付けました。

 自分が、どうしたいか、どうありたいのか。

 その答えを」

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