第400話 スタート前に

さてと、タイムアタックにもいろいろあります。ただ、ステータス系や継続系など様々なのです。


皆さん、立ち止まってますね。


そして、死に戻っていらっしゃいます。つまり、進めば進むほど敵は強い訳です。それプラス、タイムアタック。ジャンルは、特殊タイムアタックでしょうね。ちなみに、同盟メンバーもボロボロにやられてますね。配信者達が、死に戻りして来ました。


マジですかぁ…。いえ、やるしかないです。


「これ、かなりやばそう…。」


「配信者が、死に戻ってる…。」


すると、マッキーが気付いたの声を掛ける。


「ルイス、中間地点まではデスペナは無いけど。中間地点を抜けると、デスペナ2倍だ。俺達も、デスペナを消せる、課金アイテム使ってるが…。」


「おいおい、何で教えてるんだよ。」


すると、コラボメンバーの一人が怒る。


「それに、3人で中間地点に行けるかなぁ?」


バカにした雰囲気で、思わず無言で怒る2人。


「さあ、どうでしょうかね。」


ルイスは、ほのぼのスイッチをOFFにする。


「でも、サーナさんは初見殺しで死にかけてましたよね?しかも、この手は人数は関係ないのです。」


すると、どういう事だと視線を向ける配信者達。マッキーとルーカスは、理解しているのか苦笑する。


「強ければ、良いという訳ではないのですよ。」


「詳しく、聞いて良いかな。」


ロシアの配信者さんが、キョトンと聞いて来る。


「真正面から挑めば、削られて潰されるだけですよーって事です。要するに、物事の考え方と呼吸が合うかどうかが鍵です。そこに、強さは関係ないのです。ちなみに、皆さんが躓いている理由ですが。連携が取れている様で、取れていないからですよ。」


すると、全員が驚いた雰囲気である。


「これで、フェアなのです。」


ルイスは、わざと配信画面を見せて言う。そう、配信を見ているのだから、全然にフェアじゃない。明らかに、情報を一方的に奪った形である。これは、配信者側からしたら見聞が悪い。直ぐに、察して視線で会話する配信者達。気づかない、一部の配信者達に苛立ちを感じている雰囲気もある。


視聴者に、無料で情報を教えているのに。ルイスから、有料で助言という対価を貰ったからだ。


「ルイス、ごめんな。」


マッキーは、苦笑して言う。


「真面目に、ルイスの兄貴を敵に回すのやめるっすよ!ルイスの兄貴ぃ、怒らないで欲しいっすよ。」


ルーカスは、コメントをチラ見してオロオロ。


「怒ってませんよ。さあ、2人ともこれで落ち着けました?うん、大丈夫そうですね。良かった!」


ルイスは、明るく笑った事で落ち着くコメント欄。


「死に戻りは、前提なのです。まあ、蘇生薬で悪足掻きはしますけど。楽しければ、勝ちなのです。」


「クリアは、あわよくばだな。」


ハルトは、笑いながら言う。


「クリア者も、いるみたいだし頑張ろう!」


ルイスのノリに、答える2人。全力装備に、3人とも変更する。ルイスも、龍人の姿である。


「では、参りましょうか。」


すると、リルソルが大人サイズに。ルイスは、フィンに乗る。そして、3匹を走らせるのであった。

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