第398話 スタンプラリーに行こう その2

さあ、やって来ました!


次のクエストは、お手伝いクエストなのです。木の板3枚とロープ、皮袋に釘とハンマーを取りに行くんですね。魔物が邪魔なので、倒して回収して届けよう!と書かれています。さあ、行きますか。


テクテクと、小屋に向かうとゴブリンが。飛びかかるスコルとハティーを、ルイスは素早く捕まえる。


「子犬サイズで、突撃禁止なのです。」


ソルが、魔法で燃やしてドヤ顔からの褒めてな顔。


(`・ω・´)⭐︎→(*´ω`*)♪


ルイスは、ありがとうと微笑みモフモフ。


次は、森の方向ですが…先手を取られたのが悔しかったのか、全力疾走するもふもふ達。あぁー、待ってください。倒した時に、イベント範囲に居ないとクリア判定にならないんですよね…。


もう、あんな遠くに…間に合うでしょうか?


「やれやれ、少しだけ本気になりますか。」


ポーションを割り、素早く森を駆け抜ける。攻撃したり、追跡する敵を振り切り前を走る。すると、勢い余って木にぶつかりそうなスコルを見つける。


素早く首根っこを掴み、軽やかに木を回避してそままのスピードで走る。まずは、1匹確保。


嬉しそうに、甘える様に抱きつく。(*´꒳`*)


苦笑して、撫でてから更にスピードを上げる。ハティーは、走っていると大きな鳥型の魔物に掴まれてしまう。焦る様に、鳴く。((((;゚Д゚)))))))


フィンは、迷いなく追いかけるが。敵も賢く、ハティーを盾にする動き。激怒し威嚇するフィン。

\\\٩(๑`^´๑)۶////


ルイスは、短刀をしまうと鉱石を取り出す。さっきの採掘クエスト、その残りの鉱石である。


「フィン、リル達を見て来て!」


ルイスの言葉に、冷静を取り戻して我に帰る。フィンは、頷くと素早く低空飛行で追いかける。


それを見て、ルイスは鉱石を投げる。一撃で、倒される敵。落ちるハティーを通り抜ける時にキャッチする。この間、ルイスは足を止めて居ない。


涙目で、怖かったとしがみつく。。゚(゚´Д`゚)゚。


ルイスは、やれやれとため息。途中で、ロープと皮袋を回収。小屋で、既に釘とハンマーは回収済みである。後は、木の板3枚だが。場所が遠いのだ。


前には、戦闘中の4匹。立ち止まり、戦況を見る。


ルイスは、2匹をおろして短刀を構える。不利な相手だと、気づいたフィンが隣に来る。ルイスは、2匹を守る様に指示を出して、再び走り出した。


「さて、間に合いましたか。」


ですが、HP残り3分の1ギリギリですね。森精霊ですが、第二形態になっている様ですね。


モフモフ達の、HPもやばいのです!回復!回復!


ついでに、バフも盛ってしまいましょう。うちのもふもふ達も、強くなりましたねぇ。嬉しい反面、僕のする事が無くなって困る気がします…はい。


取り敢えず、お手伝い完了を告げてスタンプゲット


次は、探索クエストで人探しですね。探偵のグルルドさん、ベータ版のクエストで、特殊イベント2回だけ登場してますが。その人に、声を掛けてスタートします。確か、超絶お気楽ポンコツ探偵です。


なので、今回も困っているようです。


では、まずはグルルドさんに声を掛けて見ます。そうすると、足跡が👣それを追いかけて街を進み。住民の頭上に《!》や《?》を見つけては話しかけます。少しの会話に、目撃証言や少年との会話などの情報があり。それらの情報をもとに、プレイヤーは少年の居場所を推理して行きます。間違えた場所に行こうとすると、足跡が現れて道を示します。


「ルイス!暇なら、一緒に行こうぜ!」


ハルトが、手を振って近づく。


「おや、クランでやってないのですか?」


「何か、皆んな予定合わなくてさ。これやったら、終わろうかな。だから、行こうぜルイス。」


もしかして、ハルト君?


「迷ってますか?」


「そ、そんな事はない!…はず…。」


暫くの沈黙。


「アウトなのです。」


「やっぱり?」


ルイスの笑った雰囲気に、ハルトは恥ずかしそう。


「さて、では一緒に行きましょうか。」


2人で、笑いながら歩く。すると、後ろから足音。


「お久しぶり!」


「「エノク!」」


こうして、3人で歩き出すのだった。

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