第335話 双子座 ♊︎攻略
さて、簡単に双子座を紹介。
双子座は、スパルタ王妃レーダーの息子で、兄のカストールの父はスパルタ王テュンダレオース。弟のポリュデウケースの父は、大神ゼウスであったとされてます。そのため、ポリュデウケースは不死であったとか。メッセーネー王アパレウスの双子息子、イーダースとリュンケウスとの争いでカストールが死ぬと、ポリュデウケースはゼウスに2人で不死を分かち合いたいと願いました。ゼウスはその願いを受け入れ、2人を天に上げて星座としたのだとか。
もう一つは、彼らは兄弟愛にかけては何者にも負けず、どちらが上であるかについてもほかの何事につけても争うことがなかった。その絆の強さに感心したゼウスが彼らをふたご座としたという話しです。
長くなり過ぎましたね。ここからは、ゲームの話です。双子座は、風属性で鋭敏な感覚を持ってます。勿論、性別はどちらも男ですね。
ノンアクティブです。
「こいつら、前にも出てきたけどさ。2人同時に倒さないと、片方が全回復で蘇生されるんだよな。」
マッキーが、嫌そうにため息混じりに言う。
「そうそう、蘇生時に味方を回復しちゃうし。」
セロンも、困った雰囲気で笑う。ルイスは、ダウンしたガイアとカロを回復しなが聞いている。
双子の絆
片方が倒された時、蘇生され全回復で現れる。兄が倒されたら、攻撃力が。弟が倒されれば防御力が強化される。強化は、ダメージ数によって変化する。
不老不死
即死攻撃無効化。毒や麻痺は、無効化である。ただし、その他の異常はかかる。HPを多く削るスキルの、ダメージを半減させてしまう。大技、必殺技。
格闘術
物理耐性上昇、与える物理ダメージも増加する。確率で、気絶が入る。スキルキャンセルは、可能。
威圧
その、鋭敏な感覚で敵を睨み威圧する。具体的に言えば、移動速度低下や行動制限系のスキル。
範囲攻撃:主神ゼウスへの嘆願
空から、風属性の矢が広範囲に落ちてくる。レベル50以下は、即死してしまう。当たると、器用さのステータスが落ちて攻撃の精度が落ちてしまう。
特殊スキル:空に登る
全ステータスを、下げで与えるダメージが2倍。敵から受けるダメージが減る。不老不死と、同時には使うと効果が打ち消され不発となる。
「くそぉ…、更にやばくなってんじゃん!」
グレンは、呻く雰囲気である。
「デバフパワーアタッカー、物理寄りってか?」
トキヤも、苦笑してしまう。
「さてさて、どうしたもんか…」
マッキーは、考える雰囲気であった。ルイスは、疲れていたので、今回は話し合いに参加せず。
「ルイスの兄貴でも、このランクの敵だと疲れるんっすね。取り敢えず、紅茶っすよ。」
「何か、先にダウンして申し訳ないですね。」
ルイスは、それだけ言うと紅茶を飲む。
「まあ、俺らの意見をまとめたりする役割だし。俺達より、精神的な疲れは多いのは理解してる。」
マッキーが言えば、他のリーダー達も気にするなと笑う。ルイスは、嬉しそうに笑うと頷いた。
双子の絆は、同時に一回で倒せば怖く無い。不老不死は、麻痺や毒以外の異常かけて、コンボを稼ぐ事をメインとして火力上げを試みる。格闘術は、カウンターによるスキルキャンセルを狙いつつ回避。威圧は、根性や気合いスキルで無効化する。
嘆願は、守りきれないの自分だけを守る。余裕が有れば、初心者のカバーや蘇生をする事。
空に登るは、タンクがダメージを肩代わり。その間に、全力でHPを削りに行くスタイルである。勿論だが、ダメージ軽減スキルは全て使う。
二手に別れて、対策通り連携していく。
「流石に、つらい…。」
「デバフ解除を頼む!」
フィールドでは、悲鳴や泣き事が聞こえる。しかしながら、誰も諦める選択はなく必死に戦う。
「回避!回復します!」
ルイスも、必死に指示をだしている。2回失敗、そして3回目のアタックでようやく勝てた。
「あー、もう無理!」
「キツ過ぎ…」
全員が、座り込むと今日は撤退する事にした。今までとは、一味違う敵に疲れを隠せないのだった。
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