第326話 リアルお茶会

あの後、帰ってくるとプロメア達が料理を作ってくれていた。元気になったルイスに、満足そうなプロメア達だった。ルイスは、次は自分がおもてなしする事を約束して、5人に寝るように言うのだった。




次の日•早朝

瑠衣は、スマホで時間を確認する。そして、キョトンとして起き上がる。時矢から、LINEが来ていた。


今日は、お店がお休みの日である。


『今日、木漏れ日喫茶に10時に来れないか?勿論だが、マスターには話を通してあるから。』


「‥10時。まだ、時間は有りますね。」


瑠衣は、立ち上がるといそいそ準備する。


「ランニングか?」


大河は、新聞を置いて微笑むのだった。瑠衣は、笑顔で頷くといそいそとランニングに向かった。




瑠衣は、キッチンに立って料理しながらディスコで話している。神崎は、今起きたらしい。


「じゃあ、神崎君も春都君も呼ばれて?ふむ…、まあ行ってみれば分かるでしょう。」


瑠衣は、考える雰囲気である。


『取り敢えず、一緒に行こうぜ春都は駅で待ち合わせな。取り敢えず、急いで準備するから。』


神崎の方から、バタバタと音がする。


『了解、最寄り駅で待ってる。』


春都は、暢気に笑いながら言っている。


「では、また後で。」


瑠衣が、ノホホーンと言えば


『おう、またな。』


『OK、また。』


2人も暢気に微笑む。




瑠衣は、家を出ると神崎と視線が合う。2人で電車に乗り、そろそろ春都の最寄りに着く頃にLINE。すると、春都が乗って来てそのまま電車で向かう。


「おはようございます。」


瑠衣が、ノホホーンと言えば時矢は笑う。近くに、牧田やアーサーも居る。マスターも、私服である。


「これ、良かったどうぞ。」


マスターが、ケーキやお菓子を置いて言う。瑠衣達が座ると、時矢は暢気な雰囲気で言う。


「本題だけど、お前ら夏休み旅行に行くぞ。」


「「「は?」」」


瑠衣達は、言われた言葉の意味が分からず固まる。


「リアルイベント、行こうぜー。」


牧田も、暢気に笑いながら言う。


「あ、え?ちょっ、ちょっと待ってください?そもそも、チケットも買ってないのですが。」


瑠衣は、困惑した雰囲気で言う。


「大丈夫、大河が取ってくれてた。」


牧田は、暢気に笑うとケーキを食べる。


「まさか…、兄さんも共犯ですか…。」


少しだけ、疲れた雰囲気である。神崎と春都は、嬉しそうである。けど、お金の問題がある。


「ん?そうだな、訂正するならお前らの親と同盟メンバー、あと炎天メンバーが手を組んだ感じだ。」


時矢は、暢気に笑いながら言う。


「いやいやいや、絶対に大金が動いてますよね。」


「まあな。けど、楽しんでる映像を見せてくれたら良いらしい。だから、気にしなくても良いぞ。」


時矢は、気にするなと暢気に笑う。瑠衣は、深いため息を吐き出してから小さく笑う。


「まあ、企画した方にこんな反応は失礼ですよね。ここは、子供らしく楽しみますか。」


「おう、そうしとけ。3泊4日で、1日目の朝は集合時間が5時なんだが…お前達、大丈夫か?」


すると、神崎と春都は固まり挙手。


「俺、起きれる自信ない!」


「同じく!」


そして、瑠衣を見る大人達。


「僕は、大丈夫ですよ。」


紅茶を飲んで、ノホホーンと言う。


「じゃあ、起こすから泊まりに来い。」


時矢は、優しく微笑むと言う。


「場所的に、俺の家の方が近くないか?」


牧田は、暢気に笑いながら言う。


「確かに、近いっすね。」


「どうせなら、時矢達も泊まりに来いよ。」


すると、時矢は暢気に頷く。


「俺、友達の家にお泊まりは初めてっす。」


アーサーも、嬉しそうに笑っている。


「分かりました、お邪魔しますね。」


瑠衣は、優しく頷いている。こうして、お泊まりからの旅行が決定したのだった。その後、ゆっくりお茶をしてF LLで会おうと解散するのだった。




瑠衣は、部屋で電話をかける。しかし、相手が出る気配はない。瑠衣は、少しだけ悲しそうに言う。


「僕の電話には、出てはくれないのですね。」


画面には、母親と書いてあった。瑠衣は、深呼吸をするとログインするのだった。

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