第280話 従姉妹からのお願い
運営のエイプリールフール版、最新情報を見て思わず笑うルイス。すると、ルーカスが入って来る。
「ルイスの兄貴、俺ついに、彼女が出来たっす。」
ルーカスは、真顔でルイスを見ている。ルイスは、キョトンとしてから笑顔で言う。
「それは、おめでたいですね。」
「おめでとー。俺は、彼女に振られたけどな。」
グレンは、落ち込んだ雰囲気で言う。
「そういえば、今度うちに子猫が来るんですよ。」
ルイスが、嬉しそうに言えばほっこりな雰囲気。
「ついに、念願のモフモフか。」
トキヤは、少しだけ笑いを堪えて言う。
「そうなのです!」
ルイスは、釣られて笑いそうなのを堪える。
「すまんが、今日は戦闘はしない。」
「「「了解です。」」」
そして、昼頃…
ルーカスは、デイリーを終わらせた3人に近づく。
「ちなみに、彼女できたのは嘘っす。」
「あらま、そうなんですね。」
エイプリルフールに、嘘をついても許されるのは、4月1日の24時間だけです。 嘘をばらさないまま、数日過ごすことはせず、その日のうちに嘘を終わらせて笑い合あのがルールです。ちなみに、「嘘は午前中だけ」というのはイギリスでの社会通念のようなので、僕達はネタバラシは午前中に行っても問題ないです。にしても、リアクションが難しいです。
「ところで、皆んなはどんな嘘っすか?」
ルーカスは、キョトンとしている。
「彼女に、振られてない。」
グレンは、素っ気なく言う。
「今日も、戦闘してただろ?嘘だ。」
3人は、ルイスを見る。
「大河、猫苦手だったよな?」
「うちに来るのは、子犬みたいです。母親が、断れきれなくて。まあ、僕が居るから良いですけど。」
ルイスは、深いため息を吐き出していう。
「なるほど、取り敢えず昼解散するか。」
そう言うと、ログアウトする。暫くして、ログインすると従姉妹から、LINEが来ている事に気づく。
ルイスは、首を傾げる。
麗奈『お兄ちゃん氏、help me!』
瑠衣:どうしました?
麗奈『レベリングと素材集め手伝って!』
瑠衣:アメリカサーバーで、ですよね?
麗奈『そうそう、お願い!』
瑠衣:行けそうなら行きますね。
そして、トキヤ達に話す。取り敢えず、ルイスだけ先に行ってトキヤ達が後からくるみたいです。取り敢えず、ギルドで登録している。すると、革命に参加していたプレイヤー達に話しかけられたりする。
ルイスは、驚いたが優しく対応する。
普段のルイスを知らない、彼らは驚いていたが。ノホホーンとしていて優しい笑顔だから。
という訳で、グイグイと声をかけられて足止め。
「あれ、ルイスじゃん。」
「ブレイブさん、ちょうどいいところに!」
ブレイブは、キョトンしてルイスはホッとする。
「初心者冒険者のレイって、ホームに居ます?」
すると、周りの人達が黙る。
「なんだ?えっと、知り合いか?」
ブレイブは、少し驚いてからルイスを見る。
「はい、レベリングと素材集めの協力を頼まれまして。困っているならと、こちらに来たんです。」
ルイスが、ノホホーンと言えば考えるブレイブ。
「取り敢えず、今は居ないかな。それにしても、レイの知り合いがルイスとは…大変だな。」
遠い目で、視線を逸らすブレイブ。
「あの子、ここでも暴れているんですか?」
ルイスは、深いため息を吐き出して困った雰囲気。ブレイブは、無言でうんうんと頷く。
「取り敢えず、ホームにお邪魔しても?」
「ああ、良いぞ。」
ルイスの言葉に、嬉しそうに頷くブレイブ。
「あれ、ルイスさんこんにちは。」
「すみません、お邪魔してます。」
マッシュに、挨拶するルイス。
「レイに、会いに来たんだって。」
ブレイブが、説明すると走る足音。ルイスは、深いため息を吐くと2人を見る。マッシュは、苦笑。ブレイブは、頭が痛そうである。だいたい、5人くらいだろうか?装備は、軽そうなので初心者だろう。
ルイスは、無言で待つのだった…。
作者謝罪
寝落ちからの、二度寝です。投稿が、遅れました!
本当に、すみません。
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