第275話 災厄の魔獣討伐
ルイスは、素早く走り出すと1番前に居た魔物を蹴り飛ばす。吹っ飛んだ魔物に、怯む他の魔物達。
すると、プレイヤー達も次々と攻撃する。
ルイスは、リル達にも巨大化させて突撃させる。逃げ出す、一部の魔物達をルイスは一瞥すると、魔族の貴族の偉そうな人に近づく。そして、一言。
「暫く、停戦しません?」
微笑みながら、笑いかけるのであった。
ちなみに、魔物軍は直ぐに意見を呑んだ。何故ならば、攻撃に魔物を使い過ぎたから。このままでは、勝てないと判断した。1週間の停戦、これを破れば他国と手を組んで攻められても文句は言えない。
ルイスは、素早く中立軍に向かうのだった。
トキヤは、苦笑してルイスを見る。ルイスは、動画を見ながらトキヤ達から現状を聞く。
「攻撃力が、えげつないな…。おかげで、毎回だが回復が追いつかない。ヒットアンドアウェイが、無理な感じだ。俺も、何度もは防げないしな。」
ジェイドが、深いため息を吐き出して言う。
「2ゲージ目に入ると、スピードも早くなる。」
フレドは、苦笑している。全員が、うんうんと頷いている。ルイスは、ふむふむと考える。
「しかも、バリア破壊持ち。攻撃が当たれば、HPが高い奴でも下手すれば即死だな。きつい…」
マッキーは、苦笑している。
「ちなみに、ゲージ数は?」
「7だな。もともとは、9だったらしいが弱体化で2本ゲージが減ったっぽい。たったの、2ゲージかよ…。でっ、相棒…どう攻略しようか?」
グレンは、泣き言を言いながら言う。
「ふむ…。回復職で、最大回復量が高くて尚且つ範囲回復を使える人。……なるほど。次に、攻撃職で最高火力はどれくらいか。ふむふむ、火力は弱くないですね。バッファーで、ラック上げてる人。うーむ、少ない…。ちなみに、僕は上げてます。たまにですが、幸運プラス数値で加算効果があるので。」
ルイスは、考える雰囲気である。
「よし、決めました。火力を捨てます。火力を上げる、バフは使いません。取り敢えず、打ち合わせしましょうか。ふふっ、ワクワクなのですよ。」
攻撃開始で、トキヤ達は攻撃を仕掛ける。バフは、防御力と回避と幸運のみ。コンボを積み上げ、2ゲージ目に突入。しかし、防御力が上がってシールドや結界を張っている為に、ご自慢の機動力を活かせない。敵が動かないからだ。ルイスは、5分の3でHPが削れたら回復する様に指示する。
「しゃあー、3本目だ!」
3本になると、異常をばら撒く。しかし、直ぐにルイスが異常回復。シールド破壊は、ラック数値で今の所は回避している。沸を切らし、魔法攻撃。
「タンク!」
反射スキルを、発動させて全て返す。
「HP管理、ありがてぇ…」
攻撃しながら、マッキーは笑う。
「分かる、あっちで管理するから回復が追いつかない事もないし。なりより、俺たちの精神負担がとても減る。しじも、早めに出してくれてるし。さりげないカバーも、間に合ってるんだよな。」
ブレイブは、楽しそうにうなずく。
「心に、余裕も出来たし心で負けてない。取り敢えず、お宅のリーダーが欲しいです。」
フレドは、笑いながら言う。
「あげるかよ!」
トキヤは、即答する。
「やらねーよ!」
グレンは、攻撃を防ぎながら言う。
「だめっすよ!」
ルーカスは、あたふたした雰囲気で言う。
「盟主が、居なきゃ困るんで勧誘やめてくれ。」
マッキーは、コンボ追加しながら言う。ルイスは、戦況を見て臨機応変に指示を変えて行く。4ゲージ目で、封印を使う。しかし、攻撃されても防御力も上がりシールド状態でダメージが入りにくい。
また、デバフもかけているのであちらの火力も少しずつ落ちていっている。そして、5ゲージ目…。
鈍足と回復阻害
しかし、余り動かないので、鈍足は痛くない。回復阻害も、回復しにくくなるだけで、ちゃんと回復するのでそこまで脅威ではない。ルイスは、考える。
6ゲージ目で、自己回復して来る。
しかし、高火力攻撃で発動させない。中断耐性が、なければクールタイムがつくので時間稼ぎも出来る。コンボは、全て繋がりHPも満タン。
あとは、ボコボコにするだけである。
そして、最終ゲージ
範囲攻撃がメイン攻撃に、流石に半分くらいが死ぬが蘇生成功。ルイスは、嬉しそうである。何とか、最終ゲージを削り切れば歓声が聞こえる。
そして、魔物軍との話し合いの結果。
彼らは、嬉しそうに帰っていった。王子は、王位を剥奪されてブレイブのクランに居座る事に。関与した貴族は、降格を余儀なくされた。
「感謝する、もし来る事があれば協力しよう。」
余った物資は、魔王国の復興作業の支援として渡す事にした。マッシュが、代表として魔王に渡した。
結論、そのおかげで飢餓になる事は無かった。
こうして、平和的に終わるのだった。同盟メンバー達は、先に帰ったがルイスにはやる事がある。
「バーズさん、お願いします。」
「ああ、任せてくれ。」
バーズは、この革命で新しい仲間を見つけていた。彼のクランが、復活する日も近い事だろう。ルイスも、それが分かるのか優しく微笑む。
「ルイス、うちに泊まって行けよ。」
革命が終わり、拠点に使った家は解体しました。
「いえいえ、流石にお世話になるのは…」
「よーし、連行だぜ。」
陽気な雰囲気で、ルイスの肩を押すブレイブ。マッシュも、無言で優しく頷きその日は泊めてもらう事になった。そして、素材集めも手伝ってくれた。
どうやら、欲しい素材だったらしい。
ルイスは、次は何をしようかとワクワクしながら考えている。そんなルイスを、みんなが優しい雰囲気で見るのだった。そして、お茶をして解散した。
ルイスも、アメリカサーバーから去るのだった。
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