第255話 カトブレパス
ルイスは、カトブレパスを見て考える。
「即死有りだし、特攻し難いな…」
グレンは、考える様に呟く。
「カトブレパスは、耐久ディフェンダーです。つまり、とにかくHPが多いのですよ。しかも、火力が出ない代わりに防御力が高いのです。そして、異常でジワジワと削って即死を放つ敵です。」
ルイスは、考えて双神の刃を装備する。
グレンは、考える雰囲気である。そして、4人を見てからルイスに近づく。ルイスは、首を傾げる。
「カトブレパスって、物理攻撃が得意だよな。魔法は弱くても、物理だけは注意だな。踏みつけと、スタンプだけだし何とかなるかな?どう思う?」
グレンは、考える雰囲気だ。
「そうですね、今回はタンクも居ますからね。物理は、相殺して貰いましょう。魔法は、当たっても大丈夫ですが出来れば回避で。異常は、僕が支援でブレイブさんがヘイト吸収。マッシュさんは、バフをお願いします。即死は、絶対回避なのです。」
ルイスは、考える様に真剣に言う。
「皆さんは、何か意見とかありますか?」
全員が、無いと答えたのでフィールドに向かう。フィンは、助走をつけて空へ。ルイス達も、走り出した。カトブレパスは、視線を此方に向けて動く。
「よっしゃー、来いやぁー!」
ブレイブが、盾を構えて挑発を発動する。
「ブレイブ!まったく、あの馬鹿!ルイス君、すみません。取り敢えず、バフ掛けます。」
マッシュは、自分勝手に飛び出したブレイブに怒りながら、自分の役割を思い出してバフをかける。
「えっと、特攻は駄目なんだよな。」
フレドは、学習したのか確認しながら動く。
「説教は、後だ。取り敢えず、ヒット&アウェイで行くぞ。近すぎると、即死が避けられないし。」
グレンは、冷静にフレドに答える。
「了解だ。」
フレドは、頷いて走り出した。
「まあ、いざとなればルイスがどうにかする。」
トモは、笑いながら言う。同意する様に、グレンが頷けばフレドは思わず笑って剣を振るう。マッシュも、優しく笑うとバフを追加で掛ける。
「余り、期待されても困るのですが?」
ルイスは、やれやれと笑う。
「信頼されてて、良い友達ですね。」
マッシュは、笑って言う。
「本当に、僕には勿体ないくらいの親友ですよ。」
ルイスは、装備を聖人様装備に変更する。すると、コメント欄が騒めく。ルイスは、まだ動かない。
「スタンプ来ます!」
「相殺する!」
ルイスの声に、ブレイブは盾を構える。
「残念だが、スタンプは回避しろ。」
グレンは、素早く距離を取りながら言う。すると、低空飛行でグレンとトモを回収するフィン。ルイスは、素早くマッシュを抱えると空歩発動。ブレイブも、ダメージを受けながらも空歩で逃げる。
「大楯は、相性が悪い。にしても、ルイス。」
トモは、説明してからルイスを見る。
「ん?えっと、何ですか?」
「フィン、良いもふみだな。」
すると、フィンはわざとトモだけを落とす。
「わぁー、フィンさん!?」
ルイスは、悲鳴をあげてフィンを見る。フィンは、グレンを降ろしてプリプリと怒った様にそっぽを向く。ルイスは、着地してマッシュを降ろすと焦った雰囲気でトモに掛け寄り回復を掛ける。
「自業自得だな。フィンは、ルイスしかモフらせないからな。俺でさえ、駄目なんだし。まあ、ルイスの相棒だから乱暴な事はされないけどな。」
グレンは、攻撃しながら言う。
「俺、復活。ふぅ…、死ぬところだったぜ。」
「殺意高めだが、ルイスの為に踏み止まったか。」
グレンが、苦笑すればフィンは無言で頷く。
「ごめんって、許して?」
許さない!っと、威嚇して羽ばたくフィン。
「あとで、お高いお肉を所望します。それで、フィンさんに手料理を作れば許してくれるはずです。」
ルイスは、疲れた様にため息。苦笑するグレン。
「即死来ます!」
何とか、回避するがシールドを張るカトブレパス。ルイスは、双神の刃に手を掛ける。そして、抜き払うと宿りし天使を呼び覚ます為に呟く。
「アズライール…」
天使の羽が、ルイスの背中に着く。そして、バサっと広がると羽が散り翼が消えるエフェクト。赤みがかった黒髪に紅い瞳。聖人様装備は、黒にカラーチェンジし下半分は動きやすいデザインに。青い刺繍は、赤い刺繍になりカッコいい。
髪は解かれ、目の前には黒い本が浮かぶ。短刀は、短剣に変形している。ルイスは、短剣を持ち直す。
短刀と本が、揃った完全なるアズライールである。
少し前に、トキヤに渡されたのだ。忙しい合間に、ルイスの為に1人で探していたのだ。ルイスは、絶対に最高のお返しをしなければと誓うのだった。
聖人様装備は、防御タイプの装備。今は、攻撃タイプになっている。そして、反撃開始である。
シールドを壊して、そのままスタンさせる。
グレン達は、素早く切り込みコンボを稼ぐ。ルイスは、魔法で遠距離攻撃。火力砲さに、驚くグレン。
「やはり、強いですね。」
ルイスは、ヘイトを稼がない様に本をストレージに入れる。八雲に、装備を戻すと髪が結ばれる。
「あとは、削り切るだけ!」
全員で、攻撃して倒すのだった。
作者の謝罪
まだ、体調が回復してません。喉が痛くて、龍角散を片手に書いております。
皆さん、寒い日が続いてますが気をつけてくださいね。おそらく、私は風邪を引きました。最悪ですwなので、投稿が遅れる場合があります。
その時は、許してください。
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