第234話 精霊達の宝

ルイス達は、頑張って倒して残り25本となった。ノッカー達の、音が小さくなっている。


「ここまで、ありがとうございます。」


すると、地図が落ちてくる。すると、マップが使える様になるのだった。ルイスは、皆んなに見せる。


マップが、使える様になりました。


ノッカーは、かなり見つけられたのですが…ノームの姿が見つかりません。早く、探さなければ。


しかし、キリアの声で止まる。


「ルイス様、罠だらけなので警戒を…」


足止めされるのは、痛いですね。


「じゃあ、力技で行きます。」


ルイスは、原初の黒龍を使い罠を力技で破壊。


「ルイスが、脳筋プレイを始めた。」


グレンは、苦笑している。


「罠は、壊しましたし問題ないのでは?」


キョトンと、ルイスが言えば頷くトキヤ。


「それに、強行突破が可能なのは今だけです。」


キリアは、無言で頷いている。そして、笑顔で。


「破壊可能なら、強行突破の方が効率的です。」


「俺らも良くやる、荒々しいが常套手段だな。」


バロンも、同意する様に笑う。


「なるほど、無茶苦茶だな。」


グレンは、笑いながら言う。


そして、ついにノーム達を見つける。目は虚で、ふらふらした歩き方。手には、ツルハシが。


すると、1人のノームが抵抗する様に動きを止めている。完全に支配は、されてない様だ。ルイスは、そのノームに近づくとノームは、首に掛けてた石をルイスに近づける。すると、共鳴する様に光る。


そして、その光は全てのノームの首にかけた石に広がる。ノーム達は、正気を取り戻し頭を下げて洞窟から去った。ルイスはリケから貰った石を見る。


「精霊の灯火だな。」


カリオストロが、真剣な雰囲気で言う。


「ん?何ですか、それ?」


「精霊石にも、階級がある。上から、2番目の階級が精霊の灯火だ。ちなみに、1番は、精霊の涙。」


まあ、精霊の涙は精霊王が持つ精霊石ですから。ですが、いろいろと知らない事が多いですね。


「上の3階級は、本物の精霊が宿っている。恐らくだが、かなり強い精霊が宿っているのだろう。」


何故、これを僕に?布で、良いのでは?


箱には、手紙が入っている。


『それは、精霊王様から預かった精霊達の宝の1つだよ。君に、必要だろうからあげるね。』


「預かり物を、あげちゃダメでしょう!」


思わず、素早くツッコミを入れるルイス。


精霊王様の、苦笑する姿が脳裏に浮かぶのですが。まあ、何はともあれ助かってはいるのですよ。


「なるほどな、こりゃ大変だな。」


トキヤは、手紙を見て笑う。


「しかも、精霊達の宝って…」


グレンも、思わず苦笑する。


「ルイス様が、それをつけてから布を外しました。けれど、酔う感じがしなくなりました。恐らく、待ち受けている敵を倒すために必要な物かと。」


キリアは、真剣に言うとルイスは頷いて歩き出した

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