第225話 事故とおチビと大混乱
この小説は、フォロワー500越え記念小説です。なお、この話は本編とは関係有りません。なので、読まなくても大丈夫です。決して、ルイス達の腹いせに書いた小説では無いので気にしないでくださいね?ちょ、ルイス!痛い痛い!刺さないで!?
ルイスは、錬金術の新しいレシピにワクワクしていた。というのも、小さくなる薬というものである。
「昔、これを飲んで図書館の狭い隠し通路を探索したんですよね。レシピが、変わってる様ですが。」
鼻歌交じりに、ルンルンと調合していく。
「あれ、楽しかったな。建物もそうだが、机や椅子も凄く大きく感じて。まあ、ノームサイズだから幼い子供サイズだよな。何か、懐かしい気がする。」
トキヤは、笑いながら頷く。そんな会話を、皆んなも微笑ましく聞いている。グレンは、チャットを見てから立ち上がりルイス達を見てから言う。
「じゃあ、クラスメイトと遊んでくる。」
「はい、行ってらっしゃいなのです。」
次に、おチビトリオがバタバタと部屋に入る。
「うぇーん、寝坊しちゃった遅刻しちゃう!」
プロメアは、クッキーを咥えながら言う。これは、曲がり角で誰かにぶつかる予感…。ないですね。
「プロメア、食べている場合じゃないよ!」
ガイアは、別の依頼なのか苦笑している。
「僕も、そろそろ行かなきゃ。」
メウロも、立ち上がり歩き出す。
「「「行ってきます!」」」
「はーい、いってらっしゃい。」
ルイスは、微笑ましくそれを見送る。キリアとバロンも、お店の準備に行きカリオストロものんびり移動する。ドラコフは、最近カリオストロに言われて商品の追加を倉庫から持って来たり並べたりする。なので、バロンが2回の手伝いに行けるのだ。
住民達は、各々のペースで担当場所に向かう。
そして、部屋にはトキヤとルイスだけになる。
いや、他にもいる…まだ、ワンパクでフィンが居ないとやんちゃする暴走ワンコ2匹が…。
遊べぇーい!相手しろぉーい!
机に飛び乗り、試験管とかが割れて液が飛び散る。
ガシャーン!
すると、ガリレフとローアンが慌てて入ってくる。
「あ、こらぁ!」
「マジかぁ…」
ルイスとトキヤは、小さくなってしまった。
「おやまぁ…。取り敢えず、トキヤ君にこれを。ルイス君は、ごめんね、女の子の服しかなくて。」
ガリレフは、子供用の服を2人に渡す。
「指輪が、機能しないですね。龍人は、目立つのですが…。取り敢えず、今日の会議はキャンセル…」
「しないからな?」
マッキーは、暢気に部屋に入りながら言う。
「まっちゃん?取り敢えず、降ろせ!」
トキヤは、恥ずかしそうに言う。
「その身長じゃ、椅子にも座れんだろ。」
マッキーは、ため息をついてソファーに乗せる。ルイスは、椅子の背後に隠れる。しかし…
「では、ルイス様は私が乗せますね。」
いつの間にか、背後に居たキリアに抱えられる。
「もう僕、お婿に行けない…。」
ゴシックロリータな、服装なちびルイスは嘆く。キリアは、取り敢えず降ろしてあげる。
「取り敢えず、服をどうにかしなければ…」
「しょうがないわね、こっちの服とかどう?」
シャルムは、女物を素早く出す。
「シャルムさん!?」
「少しだけ、少しだけで良いから!」
ルイスは、悲鳴をあげてキリアの背後に隠れる。
「取り敢えず、元の姿に戻る為の薬を作りたいのですが…。この姿では、調合が出来ません…。」
トキヤは、ガリレフを見て言う。
「ガリレフは、調合できるだろ?」
「残念だけど、僕は医薬品や毒に関する調合しかやった事がないんだ。失敗したら、戻れなくなる可能性だってある。だから、申し訳ないけど断るよ。」
ガリレフは、考える雰囲気で言う。そして、2匹に視線を向ける全員。スコルとハティには、効果がない様である。2匹は、フィンに怒られている。
涙目で、凄く落ち込んでいる様である。
取り敢えず、片付けたいのだが…
「ほうき、取ってください。えっと、水の入ったバケツもください。後は僕が片付けます。」
「あー…、そうか。身長が低すぎて、水も汲めないし掃除道具も取り出せないのか。」
マッキーは、苦笑している。薬を触る訳には、いかないのでマッキー達も手伝いたくは無さそうだ。
「取り敢えず、入り口に物を置いておいてくださいな。マッキーさん達は、薔薇園待機でお願いしますね。あ、トキヤさんは箱に入れて運んでください。流石に、見られるのは嫌でしょうしね?」
トキヤは、箱に入るとマッキーが抱えて行った。ルイスは、何とか四苦八苦しながら掃除を終える。
「珍しく、神殿に来ないと思ったら面白い事になってるね。可愛いし、とても似合っているよ。」
ゲレティーは、笑いながら言う。
「うぅー!絶対に、言われると思ってました!」
ルイスは、赤面して涙目で言う。
「取り敢えず、子供用の神官服だよ。」
ゲレティーは、服を渡す。ルイスは、お供物を渡している。ついでに、追加でお菓子を数点。
「効果は、どれくらい?」
ゲレティーは、受け取ってから暢気に言う。
「今日の夜12時に解除される予定です。」
ルイスは、装備変更で着替えながら答える。
「そっか、まあ大変だろうけど頑張ってね。」
そう言うと、ゲレティーはいつの間にか消える。そこで、ルイスは部屋から出れない事に気づく。ルイスは、葛葉になる。やはり、こちらも子供姿だ。
葛葉から、ルイスに戻り考えた結果…。
「フィンさぁーん、少し来てください。」
すると、スコルとハティを素早くしばき終わったフィンがドアを開ける。そして、顔だけを部屋に入れている。ルイスが、手招きするとフィンは来る。
「申し訳ないのですが、暫く僕の手足になって欲しいのですよ。その、大丈夫ですかね?」
ルイスの下から目線に、フィンは無言で頷く。ルイスは、空歩を上手く使いフィンの背中に乗る。そして、葛葉になり子狐になる。フィンは、嘴を器用に使ってドアを開けて、薔薇園に葛葉を運ぶ。
薔薇園で、ルイスに戻り会議を終わらせる。
そして、葛葉になり子狐になりそのままアトリエに行く。そしてから、子狐のままフィンの上からソファーにジャンプちなみに服は子狐の体型にも自動であう設定見たいである。本当、ありがたい事に。
その後、帰って来たグレンに抱えられるハメに。フィンは、スコルとハティを見に行きました。
「ぐ、グレンさーん?その、降ろしてくだせぅ…」
恥ずかしさに、言葉を詰まらせながら言う。
「取り敢えず、プロメアに見つかったらヤバいだろう?絶対、着せ替え人形は確定だぞ。髪も、セッティングされるまでがセットか。で、良いのか?」
「速く、速く連れて行ってください!」
ルイスは、青ざめて言う。
「だよな?取り敢えず、フィンが来るまでドア前に居るから安心しろ。フィンが来たら、鍵を閉めて貰うんだぞ?籠城は、ルイスも得意だろ?」
「ありがたいのです。」
ルイスは、素早く部屋に入るのだった。なお、プロメア達VSグレンそしてルーカスVSグレンが起きるのだった。トキヤは、開き直ってマッキーに運んで貰っていた。何事も、諦めは肝心である。
こうして、この事故による大混乱は幕を閉じた。
作者とキャラの攻防戦
ルイス
(言葉にならない悲鳴)
作者
「美味しそう、ナポレオンケーキ♪」
トキヤ
「くっ、こんな所で黒歴史を…」
グレン
「作者、やりやがったな…」
ルーカス
「なるほど、こんな姿だったんっすね。」
ルイス
「作者なんて、嫌いなのです!」
作者
「ごめんて…、つぎから本編を書くから。」
ルイス
「このケーキは、没収なのですよ!」
ルイスは、ナポレオンケーキを奪って逃げた。
作者
「わ、私のナポレオンケーキ!」
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