第223話 鉱山の国コアント
コアントは、鍛治と細工の国です。
解放ボスの、アイアンゴーレムを倒し…。怪我したドワーフさんから、依頼を受ける事で入れます。
主な住民は、ドワーフで武器とアクセサリーのお店が多かったりします。早速、バロンさんの目が職人の目をしています。細工師でも、有りますからね。
ここで、暗殺組とランコルさんは別行動です。
というのも、宿を探さなければなりません。今回はですね、同盟で動けない設定なのですよ。人数制限が、ゴーレムさん有りまして。さらに言うなら、エルフが国に入らないという…。実は、エルフとドワーフは仲が悪いのですよ。表上は、普通ですけど。
まあ、お留守番ですね。
首都スミスは、神聖者の1人が居た場所です。今のところは、龍人と人間しか見ていませんが…。残りの5人を、見つけたいのも事実なのですよね。取り敢えず、心に留めて置きましょうか。
全員が、死んだ…ですか。ゲレティー様は、理由を話してはくれませんでしたけと…。気になります。
「ルイス、考え事か?」
グレンは、キョトンとしている。
「ん?えっと、前にゲレティー様に言われた事とか思い出してました。後4つの国を攻略して、聖都で全ての真実を知ることになるとか。その時、覚悟を問われるとか…。意味深な事を、言ってたので。」
すると、トキヤは真剣な表情である。
「ちなみに、次の国は芸術の国フィーダン。次が、美食の国トトン。次が、音楽の国、ビオラス。最後が、法律国家フォトス。ルイス、気付いたか?」
ルイスは、驚いてからトキヤを見る。
「法律国家の名前が…変わっていると!?つまり、王が変わったのですか?彼は、不老不死では?」
「幽閉されたって、とあるクエストで出てきた。」
トキヤは、苦笑している。
「つまり、裏切られたのですね。となると、此方でも革命イベントが起きそうですね。」
ルイスは、嫌そうな雰囲気で言う。
「だな。けど、ルイスは貴族達との信頼もあるだろう?何せ、鬼才の名匠様は大人気だったからな。」
トキヤは、ふざけた雰囲気である。
「うはぁ…その時になったら、考えるのですよ。」
ルイスは、頭が痛そうに深いため息をつく。
「そうだな、取り敢えずは目の前の事をだ。」
トキヤの言葉に、ルイスは無言で頷いた。
「まあ、俺はβテスターじゃないからなぁ…。」
グレンは、考える雰囲気で呟いた。
「さてと、取り敢えず依頼を終わらせましょう。荷物は、確か鍛治師サンドに渡すでしたね。もうそろそろ、マップを見る限り着くと思うのですが。」
「あれだな。」
トキヤに言われ、入るとドワーフが睨む。
「こんにちは、レゴンさんから荷物を預かって来ました。荷物は、どちらに置けばよろしいですか?」
「適当に、置いておけ…。」
すると、奥から可愛らしい少年が来る。そして、ガイアを見てから頭を下げる。そして、ルイスを見て驚き近寄って嬉しそうに抱きついて来る。
ルイスは、不意打ちで固まってしまう。
「だ、駄目!」
ガイアは、怒った雰囲気でノームを見ている。
「え、えっと?」
すると、サンドは思わずといった雰囲気で笑う。
「そいつは、土の精霊ノームだ。どうやら、お前さん精霊王のお気に入りだな。となると、火の精霊サラマンダーが居るからそっちも注意だな。」
「マスターは、僕達のマスターだもん!」
ガイアは、オロオロしながら言う。ルイスは、取り敢えずノームに離れてもらう。ノームは、頷くと荷物を受け取り奥に戻って行った。
「取り敢えず、依頼は終わりましたし…」
「ルイス、その前にガイアをどうにかしよう。」
グレンは、現実逃避しているルイスに言う。
「ガイア、取り敢えず手を繋いで帰りましょう。」
「マスターは、しゃべれない精霊が好き?でっ、でも僕以外の精霊と契約しちゃ駄目なんだからね!」
ガイアは、オロオロと言っている。
何でしょう、この可愛い生物は…。今、何か言った所で信頼はしないでしょう。なので…
「はいはい…、取り敢えず宿に帰りますよ?」
ルイスは、そう言うとガイアと手を繋ぐ。すると、プロメアも、空いてる手を繋ぐ。2人に、手を繋がれて宿に戻る。所でガイアさん?
「今日は、マスターと寝る!」
枕片手に、部屋に来たガイア。そうなると、プロメアもいる訳です。メウロ君は、居ないですね。
「3人部屋だが、2人ともまだ小さいし大丈夫だろう。頑張れ、2人のパパよ。俺は、寝る。」
そう言うと、トキヤはログアウトした。
「宿では体が消えないし、大丈夫だろ。取り敢えずは、おやすみだぜ…。学校でな…。」
グレンも、ログアウトする。
「まったく、仕方ないですね。」
ルイスは、困った雰囲気で笑うのだった。そして、2人が寝たのを確認してからログアウトした。
取り敢えず、ログインです。住民組は、お出かけしてますね。トキヤさんも、今出かけました。グレンは、ベッドで掲示板を見ている様です。
「おはよ。2人とも、ベッドに居なかったな。」
「ガイアは、サンドさんの所に居るみたいです。プロメアは、キリアさんと行動してますね。」
ルイスは、伸びをして呟く。
「あはは…、モテる男は辛いな。」
「あれは、モテるとかではないのでは?」
ルイスは、起き上がり紅茶を淹れる。
「グレンも飲みますか?」
「飲む、ありがとう。」
紅茶を飲んで、深呼吸するルイス。
「最初から、大変だったな。それで、どうする?」
「実は、錬成鉱石が減っているので採掘したいと思いまして。それと、新食材と素材ですね。」
ルイスは、ルンルンと図鑑を開いて言う。
「OK、俺も新モンスターや新ボスに行きたい。取り敢えずは、全員が観光する流れだけど。」
住民組が、帰って来たので僕達も行きますか。
「マスター、あの子達と話をつけて来た!もう、抱き着いたりしないから大丈夫だよ!」
ガイアの必死な言葉に、ルイスは思わず笑う。
「取り敢えず、ガイア。お疲れ様だな。」
笑っている、ルイスの代わりにグレンが微笑ましく言う。周りも、優しい視線を向けている。
「むぅ…、マスターの馬鹿。」
「ごめんなさい、ガイア。取り敢えず、僕達は観光をして来ますけど3人はどうしますか?」
「「「行く!」」」
グレンは、メウロと手を繋ぎルイスは2人と手を繋ぎ観光するのであった。ちなみに、それでガイアの機嫌は直った。そして、宿に帰るのだった。
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