第186話 協力関係

ルイスは、ポーションを作っている。イベントも終了して暫くは、攻略をしつつゆっくりしていた。


ルイスは、お知らせを見つめる。


どうやら、収穫祭とお月見イベントそしてハロウィンイベントの予告が入っている様ですね。


ルイスは、お月見イベント装備を見て笑う。ウサミミパーカーとウサギの尻尾というアイテムだ。色は自由に、変更可能。プロメアは、じっと見ている。


「プロメアも、こういう衣装は好きなんですか?」


ルイスは、やっぱり女の子ですものね。オシャレして、可愛いくありたいと思うのでしょうと思う。


「私に、もふもふ衣装を誰も作ってくれないの。作ってくれたら、パパはプロメアをもふも…」


「まだ、諦めてなかったんですか!?」


ルイスは、言わせない!っと悲鳴をあげて遮る。


※マンティコア戦でも、そんな事を言ってました。


「ん?女の子は、アウトかもしれないけど、マスターが望むならぼっ、僕ももふ……」


ガイアは、恥ずかしそうに勇気を出して言う。


「やーめなさい!まったく、もう…」


ルイスは、疲れた雰囲気である。


「あれ、獣人の僕は勝ち組かな?犬だし。」


リルソルを見て、ルイスを見つめるメウロ。


「執事さぁーん、全力で止めてください!」


「そうですね、相手が女性であれば…


そう言って、ルイスを見つめ真顔で言う。


いえ、ワンチャンいけますね。」


「いや、止めてください!?それと、僕は女性ではないのですよ!正真正銘、性別は男です!やはり、筋肉ですか?筋肉なんですか?むぐぐ…。」


すると、キリアは近くの机に紅茶を置いて笑う。


「ルイス様、朝から元気ですね。」


「これを見て、何故そう思えるのですか?」


ルイスは、真顔で椅子に座れば、既に座ってたグレンが無言でプルプル笑っていた。


「グレン?何故、目を逸らすんです!?」


肩を揺さぶり、八つ当たりするルイスに笑う周りのメンバー。ルイスは、納得いかないと紅茶を飲む。


「ルイス様、お客さんが来てるけど。」


バロンは、暢気に笑てルイスに言う。


「ん?今日は、来客の予定はないはずですが?」


ルイスは、キョトンとしてティーカップを置く。


「確か、飛梅と名乗ってた。」


すると、ルイスは小さく驚く。そして、無言で考える雰囲気。そして、バロンに客間に通す様に伝る。


「トキヤさん、一緒に来てくれますか?」


「ん?まあ、良いけど…。」


ルイスが、運営さんにメッセージを飛ばす。客間に入った瞬間、トキヤは驚いてから言う。


「結衣じゃん、どうしたんだ?」


「時矢さん!?」


ルイスは、キョトンとして2人を見る。


「トキヤさん、マナー違反ですよ?」


「あ、すまん…。」


トキヤは、苦笑して座る。


「もしかして、彼女さんですか?」


すると、飛梅は赤面させて否定する。


「ち、違う!仕事で、私とトキヤさんは同期なんだよ。まあ、トキヤさんの方が出世して居なくなっちゃったんだけど。それで、貴方に話がある。」


ルイスは、面倒事を感じて深いため息。


「今は、手を出すべきじゃないです。下手に、刺激をしたら爆発しますよ。そうなれば、貴女もただでは済まないです。リアル友達なら、尚更に…ね。」


ルイスは、冷静な雰囲気で言う。


「ルイス、知っていたのか?」


「情報としては知ってました。」


トキヤは、なるほどと頷く。


「お願い、私の同盟を…壊して!」


頭を下げて、恐怖に震えながら言う。


「もう、お前のじゃねーだろ。」


飛梅の言葉に、トキヤは言う。


「取り敢えず、フレンド登録しましょう。貴女は、敵に助けて欲しいとお願いしたが断られた。裏では、連絡し合いましょう。トキヤさんの知り合いですし、なるべく穏便に済ませたいので。ですから、くれぐれも身勝手な行動はやめてくださいね。」


飛梅は、頷くと悲しそうな雰囲気で帰っていった。


「やれやれですね。」


ルイスは、紅茶を飲み苦笑するのだった。

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