第174話 運営のお知らせ

さてと、ログイン!取り敢えず、アレン君達とプロメア達は夕方からダンジョン。ゼタさんは、既に来ていて早朝からガイアとアビス(見守り隊1号)と修行へ。プロメアは、カリオストロとランコル(見守り隊2号)と修行へ。メウロは、ドラコフとティファニア(見守り隊3号)と修行に行ってしまいました。


取り敢えず、お店はお手伝いNPCを継続契約です。




学校にて…


「なあ、F LLのお知らせ見た?」


クラスメイトが、話してますね。そういえば、何だかんだ忙しくて見てませんでした。


「えっと、これは…初心者を育てろって事かな?」


瑠衣は、考える雰囲気である。すると、数人が瑠衣を見ている。瑠衣は、気にせずお知らせを見る。



お知らせ


師匠が、同じジョブで階級やレベルが高いほど、経験値やゴールドの高いボーナスがつく。


全ての素材ドロップ率3倍!


デスペナルティー無し!


夏のイベントに備えて、レベル上げと軍資金調達。そして、装備の強化などしておこう!



夏イベントは、まだ分からない状態ですね。けど、これはプロメア達にとってもラッキーです。


「瑠衣も、F LLやってんの?」


陽キャラっぽい、クランメイトが言うが…。言葉のニュアンス的に、馬鹿にしているのが読み取れた。


「今度、一緒に行ってやろうか?」


「やめろって、かわいそうだろ?」


他の人も、ゲラゲラと笑っている。瑠衣は、無視してスマホの画面を落とし、本を取り出す。


「可哀想なのは、お前らの言動だろ?」


隣の席に、座りながら明石君が素っ気なく言う。


「おはよう…。」


瑠衣は、少し驚いてから言う。


「はよう。それと、そのお知らせ追加情報が出てたぞ。更新したら、追記が出来てた。」


そう言うと、スマホを見せてくれる。


「ありがとう、後で確認するよ。」


瑠衣は、思わず笑う。すると、明石だけでなく周りも固まる。瑠衣は、キョトンとして本を読み出す。


「瑠衣、笑えたんだな。」


「そりゃ、僕も人間だからね。ちゃんと、感情はあるよ。笑う理由も、怒る気力も無かっただけ。」


少しだけ、面倒そうに横目で明石を見ていう。


「なるほど、そういうタイプか。」


明石は、頷いてスマホでゲームを始めた。



放課後…

部活が終わり、帰ろうとすると神崎達に会う。


「あれ?もしかして、待ってた?」


「おうよ!たまには、一緒に帰ろうぜ!」


智也は、元気よく言う。瑠衣は、笑って頷く。そして、お知らせの話になる。


「夏イベントが、1番楽しいから待ち遠しい。」


神崎は、ウキウキした様に言う。


「最初が、海上イベント。次が、キャンプイベントだったよな。今度は、クエスト辺りか?」


智也は、考える様に言う。


「ビキニお姉さんのナンパクエスト希望。」


裕太が、ふざけた雰囲気で言う。


「僕は、新しいスキルやレシピが楽しみかな。」


瑠衣は、にこにこしながら言う。


「「「あ、確かに。」」」


3人は、同時に言うので無言で瑠衣は腹を抱える。


「おい、笑い過ぎだろ!」


神崎は、そう言いながらも笑うのだった。



瑠衣は、家に帰り急いでログイン!


さてと、アレン君達はまだみたいですね。取り敢えず、いろいろとトキヤさんと話したいです。


「ルイス、お知らせ見た?」


トキヤは、ニヤリと笑っている。


「勿論です。修行が、捗りますね。」


「取り敢えずだ。この機会に、全員でパワーレベリングをするべきだ。何せ、デスペナ無しだし。」


トキヤは、計画の紙を渡す。新ダンジョンが、パワーレベリングに良さげなのですよね。それも、追加で書き足します。また、パワーレベリング開催は旅立ち組の修行後の予定です。少しだけ、時間があるので残りのメンバーで軍資金を集めちゃいます。


「ルイス、楽しそうだな。」


トキヤは、優しく笑って言う。


「はい、悩み事がいっきに無くなったので♪」


ルイスは、ルンルンで紙をトキヤに返す。


「夏イベかぁ…。今回は、何するんだろ?」


トキヤは、軍資金と素材集めの件を見て考察している。ルイスも、考えている。


アレン達が来て、プロメア達と出て行った。


ルイスは、心配そうに6人を見送るのだった。



「ルイス、お留守番は頼んだ!」


トキヤは、そう言うと立ち上がる。


「素材集めなら、僕も手伝いますよ?」


「お前なぁ…、働き過ぎだっての!」


トキヤは、仁王立ちで怒った雰囲気である。


「でっ、でも…留守ならお手伝いNPCが…」


ルイスは、オロオロと言い訳をしようとすると…


「お前さ、たまには自由気ままな冒険してこい。いつも、俺達に合わせて頑張る必要はないんだぞ?」


トキヤが、とても静かな複雑な表情で言う。


「たまには、3匹連れて前みたいに遊んでこい。」


ルイスは、少しだけ驚いてから優しく笑う。


「では、お言葉に甘えさせて貰いますね。」


そう言うと、ルイスは何か考えるのだった。


「今日を含めて、3日しかないけどな。今は、我慢してくれ。そして、夏イベではっちゃけよう。」


「そうですね。皆んなで、はっちゃけましょう。」


トキヤは、アトリエから外に出て行った。実は、ルイスのアトリエはエルフの国にあったのだ。


ルイスは、お店の方から外に出てリルとソルを呼び出した。そして、ぶらぶらと歩き出すのだった。













作者の独り言

よっしゃ、やっと連休!書けるだけ、投稿する予定です。忙しい日は、投稿しませんが。

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