第166話 新たなクエスト

さてと、着きました。ここは、巫女の長。最長のエルフが、住まう場所です。思わず、甘えたくなる様に優しく、とてもいろんな事を知っています。


「おや、よく来ましたね。巫女長スザンリよ。」


どうぞ、お座りなさい。っと、微笑むスザンリ。


「心優しきエルフ巫女の長よ、初めまして。」


ルイスは、微笑むと言う。ちなみに、上の台詞を言わないと質問には答えてくれません。街の商人エルフから、聞ける情報です。ちなみに、彼女が言わせている訳ではありません。さて、話しますか。


「いくつか、お聞きしたい事があり参りました。」


ルイスが、真剣に言えばスザンリも頷く。


「あら、私で良ければ何でも聞いて。」


ルイスは、獣王国とエルフ国との間にある開かれた場所について聞いた。そして、場所の名前もだ。


「名もなき聖域から、精霊領域霊鏡になりました。邪神が、何かに干渉していた雰囲気も気になり。」


「邪神が、居たのね?それは、困ったわ。」


ルイスは、キョトンとしている。


「?えっと、困るとは?」


「あそこには、精霊の国の入り口があるの。もともとは、精霊王を讃える神殿があったのだけど、かつての邪神との戦いで壊されてしまったわ。」


すると、ルイスはパズルのピースが、はまる気がして素早く反応する。そして、苦々しく呟く。


「まさか、邪神は精霊王を…」


「聡明な子ね。たぶん、邪神の目的は精霊王を殺す事ではないかしら?だとしたら、精霊王の花嫁が危ないわ。ルイス君、王宮に行きましょうか。」


スザンリは、ルイスを真剣に言う。


「出来れば、関わりたくないのですが、精霊王様には恩があります。分かりました、行きます。」


「ちなみに、精霊領域霊鏡は術式名よ。だから、あそこの名前はインフィニティー神殿聖域よ?」


スザンリは、優しく教えてくれる。その後、馬車に乗りルイスは深いため息を吐き出す。


「うーん、やっぱり厄介事でしたか。」


「そうっすね。イギリスサーバーでも、まだ発見されてないイベントっす。ちょっと、俺も情報を集めて見るっす。他サーバーから、情報がないか。」


ルーカスは、ウィンドを操作しながら言う。


「俺も、精霊の国について調べる。」


グレンも、同じく調べ物してくれる。


「絶対、放置はアウトだと思うんです。たぶん、これからの冒険に響きますよね。取り敢えず、同盟リーダーに情報を流しておきましょうか。恐らくですが、breezeだけでは勝てないです。何せ、ワールドクエスト絡みででしょうから。」


ルイスの言葉に、2人は無言で頷く。ルイスも、トキヤに情報を流す事に。マッキー達とも、やり取りをしつつ無言で考える雰囲気である。


「見捨てないでくれて、ありがとう。」


スザンリは、心から感謝の言葉を言うのだった。
















作者の謝罪…


眠気に、負け申した…。すみません!

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