第160話 breeze無双

ルイスは、全員に戦闘開始の指示を出す。3分有れば、雑魚処理なんて朝飯前である。何せ、無敵だから。ついでに、ダメージ蓄積もさせておく。


「これは、一方的な蹂躙だな。」


マッキーは、冷や汗な雰囲気である。


「まあ、ぶっちゃけ最初の街に居るのがおかしいくらい、breezeのメンバーは本来は強いからな。」


大河は、戦闘を眺めながら素っ気なく言う。


「お前、凄く落ち着いてるな。」


マッキーは、思わず苦笑する。


「そりゃまあ、だいたいの力量差を知ってるし。ここが、レイドフィールドである以上はbreezeに負けは無いかな。レイドフィールド限定、敵の人数を無視した戦い方が出来る。こりゃ、運営としても調整しなきゃいかん事案だな。とても、強すぎる。」


大河は、暢気に笑い運営としての考えを言う。


「取り敢えず、これからどーするかね?」


マッキーは、ため息を吐き出しながら言う。


「大丈夫、ルイスはちゃんと考えてるよ。」


大河は、素っ気なく言う。


「戦闘しながら?まあ、有り得るけど。」


「取り敢えず、協力が出来そうならする。それで、良いんじゃないか?勿論、お前は仲間として友達として考えておくべきだけど。俺は、運営としてやる事をしないとな。にしても、指示なし戦闘でここまでやるとは。凄い、団結力だなぁ。」


ルイスは、無敵発動時に原初の黒龍を発動。ランコルの範囲バフ、ルイスが治療遅延の秘薬を投げる。

敵の回復量の減少と回復速度の半減。


ガリレフは、霧散毒を投げた。ルイスは、素早く聖結界で味方を守る。グレンとルーカス、ドラコフは特攻待機してバロンは罠作成。キリアは、即死攻撃待機。その間、立て直しを素早く完了させる。


霧散毒が、切れたタイミングで3人特攻。バロンとキリアは、隠密発動させバロンは罠設置。キリアは指揮官を暗殺する為に探しながら息を殺す。ルイスは、それを見てペイント弾を指揮官に投げる。キリアは、黙礼するとジリジリと距離を詰める。


そして、指揮官を暗殺してからのタコ殴り。


「さてと、今回は宿に戻りましょうか。」


「そうだな、消耗もしてるしな。」


ルイスは、真剣な雰囲気ある。


「兄さん、明日はお休みでしたよね?」


そう、大河を見ながら言う。


「ん?まあ、そうだな。」


「ちょっと、考えてた事がありまして…。」


全員が、ルイスを見ている。


「モニターオフ会、ディスコ参加でもOKなのをしようかなと。配信は禁止で、あくまで身内だけのオフ会です。酒の場でしか、言えない話も有るって兄さんが言ってたのを、一応は参考にしまして。この際ですから、皆んなで飲みながら…勿論、未成年者はお酒禁止です。ゆっくり、いろんな思いを吐き出して貰おうかなと。勿論、強制じゃないです。」


「配信なしで、集まる訳じゃないなら、良いかもしれないな。トキヤも、自宅で仕事してるし。」


マッキーは、暢気に笑いながら言う。


「それと、戦闘中レンジさんから心配する様なLINEが来まして…。元炎天神楽メンバーは、地元民なのでトキヤさん家に集まろうかなと。それプラス、マッキーさんとグレンの6人。勿論、コロナ対策に換気や消毒も完璧にするのですよ。」


ルイスは、考える雰囲気で言う。


「それで、手伝える事はあるか?」


「いろいろと、有ります。」


ルイスは、暢気に言う。


「取り敢えず、リアルで話するか。」


「はい。リアルで、後で打ち合わせしましょう。詳細は、リアルの同盟掲示板に書きます。」


全員が了解して、解散するのだった。ルイスも、ホームに帰る。そして、掲示板に休みだと書き込む。




リアルにて、ディスコを繋げる。


「時矢は、家に来るのはOKだって。やっぱり、少しだけ元気が無かったけど笑ってた。」


牧田は、少しだけ困った雰囲気の声だ。


「そうですか。やっぱり、いろいろと思う所が有るのでしょうね。さて、明日は何時頃に来ます?」


瑠衣は、心配そうに言い話を進める。


「10時頃に来て、買い物に行って昼から料理しようか?神崎は、一緒に行けそうか?」


「明日は、部活もないし大丈夫。」


神崎は、暢気に笑って言う。


「俺も、妻に予定を聞いてきた。行けるぞ!」


レンジこと、坂木 仁太は言う。


「何作るの?」


瑠衣は、レシピ本を写真で撮り数枚送る。


「あくまで、提案ですけどね。」


「良いんじゃね?」


3人が、同意したので決定した。瑠衣は、時矢に電話をかける事にする。電話に、出た音がする。


「もしもし、どうかしたか?」


時矢は、少しは落ち着いた雰囲気の声である。


「時矢さん、体調は大丈夫ですか?」


「まあまあだな。明日には、元気になるさ。」


時矢は、嘘はつきたくないのか、言葉を濁した。


「無理せず、ゆっくりしてくださいね。」


「ありがとう。」


そう言うと、電話を切るのだった。












作者から読者さんへ

家に帰って、お布団にゴロンしてからの記憶が…


すみません、日付が変わりましたが投げ込みます。今日は、もう投稿しないです。土日に、まだ投げ込む予定なので、よろしくお願いしますね。

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