第143話 リーダークエスト開始!

さて、今回のリーダークエストはBOSS討伐タイムアタックです。着き次第に、攻撃。終わり次第に、直ぐに移動して次のBOSSへ。勿論、指示は有りませんし咄嗟の判断力と協調性が求められます。


ルイスは、呼び笛でフィンを呼び仲間を呼んでもらう。ちなみに、リーダークエストの事をトキヤさんが話ししたらしく応援品をいくつか頂きました。


breezeの旗印の書かれた、鞍を着けて待機。ちなみに、この鞍はマリーヌ♡さんのハンドメイド。グリフォンの鎧は、ガルムさんのハンドメイド。ナルニアでしたっけ?白熊やライオンが、鎧着ているファンタジー映画。そんな、イメージです。装備を嫌うフィンが、珍しくソワソワ見ていました。そして、breezeのNew店員服をシャルムさんから。これは、後でお店のロッカーに入れて置きます。これは、ついでらしくプロメアの戦闘服を渡されました。


とにかく、言えばきりがありません。


同盟クランからは、全部来てましたね。しかも、お返しは要らないとか言うんですもん。勿論、僕の手作りお菓子の詰め合わせを送りました。イギリスサーバーからでも、ギルド名とリーダーさえ把握していれば送れるみたいです。ちなみに、品物は一度検品されるので変な物は取り除かれます。


プロメアの衣装は、黒いブラウスに赤いリボン赤茶色なワンポイント上着。ちなみに、ワンポイントはbreezeのマークでした。スカートも黒ですね。


汚れても、目立たない様に配慮されてます。少しだけ、ブラウスは明るめな黒なのも良いですね。少し背伸びした、大人っぽい雰囲気の衣装です。タイツと、青い体操ズボン?みたいなのが入ってます。激しい動きをして、スカートの中が見えない様にって事ですね。何か、制服みたいで可愛いです。編み込みお団子の髪型で、花の飾りを着けてます。上着と同じ色の帽子も可愛いですね。靴は、茶色い革靴です。皮は、柔らかめで靴擦れを起こさない様にとシャルムさんの思いやりが満載です。


ちなみに、花の飾りはバロンさんのハンドメイド。


「パパ、お店のマーク!」


プロメアは、目を輝かせている。ちなみに、僕の装備も新調して有ります。八雲より、性能が良いですね。色も、落ち着いた青に黒い袴。そして、黒い羽織のセットですね。あ、青い夜空模様の扇子も入ってました。暑さは、感じないのですけど…。


グレンも、装備が変わってますね。


「装備は、もともと全員変える予定だったぞ?けれど、ルイスは忙しくしてただろ?だから、トキヤさんがシャルムさんと話して決めたらしい。全員が、シャルムさんとチャットにて決めてる。あ、お店の制服は流石に相談してたな。おしゃれなやつ!」


「まあ、デザインとか自分のは割とどうでも良いのですが。プロメアのは、とても気にしますけど。」


ルイスは、のんびりとしている。何か、凄く人が集まって来ましたね。とても、面倒なのです。


「ルイス、グリフォンで行くのか?」


マッキーが、話し掛けてくる。


「はい、上空飛行申請は通ってますよ。」


書類を見せると、マッキーは笑顔で言う。


「あのさ、視点切り替え可能な設定で配信してくれないか?きっと、見ていて楽しいと思うんだ。」


「?配信は、するつもりは…」


すると、あからさま落ち込む同盟メンバー。


「ど、同盟限定で良ければ。」


ルイスは、オロオロしている。


「どうせなら、応援品をくれた人にしとけ。」


トキヤが、笑いながら来る。


「あれ?まだ、召集してませんよ?」


キョトンとして、ルイスが言えばため息つく。


「掲示板は、かなり盛り上がってるけどな。」


トキヤは、苦笑しながら言う。


「応援品の受付、早く切っとけ。それ、自動的にONになるから。じゃないと、観戦者が増える。」


マッキーは、さりげなくルイスにアドバイス。ルイスは、素早く操作すると無言でOFFにする。


「あのー…、ルイスの兄貴!俺もbreezeに、入れて欲しいっす。基本は、イギリスサーバーっすけど。もしまた、イギリスサーバーに行った時に、プロメアちゃんの手続きを省けるすし。」


「良いと思う。」


トキヤは、暢気に言えばルイスは頷く。


「よろしくお願いしますね。」


「あれ、例の台詞は…」


ルーカスの言葉に、ルイスは赤面してしまう。そして、ここは外でたくさんの人が居るのだ。


「それでは、お決まりの言葉を言わせて貰います。僕のホームを、帰る場所にしませんか?僕達は、貴方を歓迎しますよ。何か、恥ずかしいですね。」


ルイスは、深いため息を吐き出す。


「あははっ、ルイスの兄貴らしいっすね。最後、グダグダになってるっすよ?何か有れば、情報も共有するっす。取り敢えず、宜しくお願いするっす!」


ルーカスは、元気良く笑うと言う。


さて、召集をかければ暗殺メンバー到着!遅れる様に、他メンバーが揃う。ルイスは、微笑む。


「これより、クランbreezeのリーダークエストを開始します。内容は、簡単に言えばBOSS討伐タイムアタック。移動は、グリフォンを使います。ルートは、解放された順番ですね。さあ、日頃のストレスをぶつけるも良し!技術を磨くも良しです!」


ルイスが、フィンにプロメアを乗せて自分も乗る。全員が、飛べる準備が出来るまで待つ。同時に、あらかじめ設定している配信ボタン待機。一応、設定を見直す事も忘れない。外野は、ルイスが配信ボタンを待機させているのを見て驚いている。


ルイスは、準備が出来たのを確認して配信開始。


「それでは、START!」


一斉に、武装グリフォンが飛び立った。


その光景は、朝日に照らされて美しく、リーダークエストを推奨する運営PVにも使われる事となる。











作者の独り言


本日2本目!

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