第140話 合流

あれから、淡々と綻びを破壊しています。残り6ですね。そろそろ、僕達だけでは難しそうです。


チャットが来てますね…


グレン:そろそろ敵も強過ぎるし合流しないか?


ルーカス:良いっすけど、何処にするっすか?


グレン:近いのはイスカの街だよな。


ルーカス:あー…、待ち伏せ待機場っぽいっす。


グレン:回避だな。なら、どうする?


ルイス:スティアなら、大丈夫なのでは?


グレン:了解、すぐ向かう。


ルーカス:OKっす!今から、向かうっす。


さてと、では僕達も回避ルートを進みます。プロメア、泣いてないと良いのですが。


「ルイス!」


グレンの声に、思わず笑うとグレンも笑う。


「よう、相棒!数時間振り!」


「やあ、相棒。互いに、大変でしたね。」


ハイタッチ!すると、ルーカスも来る。


「ずるいっす!俺も、混ぜるっすよ!」


2人で、笑って待っている。


「パパ!」


プロメアは、走ったそのままの勢いで、会いたかったとルイスに抱きつく。ルイスは、衝撃に呻く。


「ちょっ、プロメアさん?……ぐふっ!?」


「ルイスの兄貴、大丈夫っすか?」


ルイスは、痛そうに深呼吸をすると笑顔で言う。


「大丈夫、ノーダメージです。」


それを見て、グレンとルーカスは真顔で頷く。


「うん、嘘だな。」


「嘘っすね。」


すると、プロメアは涙目で謝る。


「パパー!ごめんなさい、死なないでぇー…!」


「いやいや、勝手に殺したらダメでしょ。」


ゲレティーは、あっさりとプロメアに言う。


「可愛いなぁ…。親も親なら、子も可愛い…」


グッと、拳を握り呟くティファニア。


「君も、良い加減に戻って来ようか?」


ゲレティーは、深いため息を吐き出す。


「また、濃ゆいメンツだな。ナイスネタパ!」


※ネタパ…ネタパーティー


「くっ、濃ゆ過ぎてキャラ負けしてるっす!」


グレンは、暢気に笑う。ルーカスは、何かに負けたみたいです。うん、良く分かりません。


「あの、何処から突っ込めば良い?1人じゃ、突っ込みきれないよ?ちょっと、ボケ役多すぎ問題!誰か!僕と一緒に、この人達を止めてくれない?」


ゲレティー様が、疲れた様に言ってます。


「頑張ってくださいな♪」


ルイスは、素晴らしい笑顔で言う。


「もう、無理…。さてと、無事に合流したね。」


「そうですね。取り敢えず、プロメアさん…」


ピッタリ…(※抱き着いたまま。)


「動けないので、離れてくださいな。」


ポロポロ…(※無言で泣き出す)


「うっ…駄目ですよ。い、今から戦闘ですし。」


ルイスは、動揺するがちゃんと言う。


ガーン…(※しぶじぶ離れて体育座り)


「少しだけ、待っててくださいね。」


シュン…コクリッ(※落ち込み無言で頷く。)


ぐふっ、何でしょう。ごめんなさい、プロメア。


この短時間で、心に揺さぶりをかけてきますね。ぐふーっ、駄目です。これから、真面目な話をする必要があるのです。が、我慢なのです…。


「あーあ、泣かせた。」


「可哀想っす。」


何なのでしょう、凄く殴ってやりたい気持ちです。取り敢えず、近くの壁に無言でワンパンして落ち着きました。ふぅ…。さて、お話しましょうか。


「ルイス、取り敢えず人に戻ろう。」


少しだけ、反省した2人。グレンは、話題を振る。


「残念ながら、龍人のイベント疑惑があるので。」


すると、ゲレティーを除く全員が驚いている。


「やっと、気づいた?そう、エルフと龍は同盟を結び…精霊とも仲良し。つまり、龍人である君はエルフの盟友で精霊のお友達。龍人である、君が近くにいる限り…どちらの種族も、僕達を害さない。」


ゲレティーは、神様っぽい雰囲気で微笑む。


「意地悪な人です。まあ、だから合流したかったのですよ。ちなみに、中央に近づくに連れて敵が減っています。まるで、誘っているかの様に…。」


ルイスは、険しい雰囲気である。増えると思っていた、なのに少なくなっているという事。それすなわち、僕達を迎え入れる準備が出来たという事。


「うーん…、ボス戦か?」


「おそらく…。すみません、まさか指輪を無効化されるとは思いませんでした。本当、厄介ですね。」


ルイス達は、暫く話し移動する事に。


「プロメア、行きましょう。」


「パパ、終わった?」


パアァ…(※構ってくれる?の期待の笑顔。)


「終わりました。良く、大人しく出来ましたね。」


偉い、偉いと撫でれば嬉しそう笑うプロメア。


「ルイス、頑張ったね。娘LOVEな、君が。」


「かなり、辛かったです。」


ため息を吐き出して、プロメアと手を繋ぎ歩く。


「プロメア、パパの邪魔しない!えへへ…」


「これは、強烈な可愛いの暴力…」


ティファニアは、真顔で言う。


「君、ショタコンじゃないのか…」


「可愛い系は、だいたい萌える!」


キリッと、ティファニアが言う。


「アウトォー!」


ルイスの絶叫に、グレン達は苦笑する。


「グレン達は、範囲じゃないんだ。」


ゲレティーは、素っ気なく言う。


「可愛いが、萌えない!イケメンは、飽きるほど見て来たからな。エルフは、美男美女が多いしな。」


ティファニアは、イケメンは範囲外と笑う。


「ルイス、哀れなり…」


グレンは、落ち込むルイスを慰める。ルイスは、プロメアだけは守ろうと誓うのだった。












作者の独り言


早く、エルフの国が終わりたい。書くことが、多いのに打つペースが欠点的に遅い。これでは、間に合わない!いや、間に合わせる!間に合う…かな?


全ては、作者の自己満足の為に!(`・ω・´)☆


最悪は、流れを入れ替えれば…いける、かつる!

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