第127話 ラストギミック
さてと、ラストギミックです。
空中に浮く光の球体を、スキルまたは属性攻撃で消して行くギミックですね。ちなみに、通常や特殊そして範囲の使用は禁止されてます。
それに、敵も勿論ですが妨害してきます。
妨害パターンは、全部で3つ。
1つは、球体に異常を付与して来ます。
2つ、球体を魔法でおおう妨害ですね。見た目は、シャボン玉に球体が入っている状態です。これを、されてしまうと物理攻撃が無効にされてしまうのですよ。更に言えば、これに属性付与がされる事もあり…チームプレイが試されますね。
3つ、異常持ちの敵が多いので火力を下げられる事ですね。光の球体は1000ダメージで消えます。シャボン玉を壊すのに、基本は5000ダメージを与える必要があるんです。かなり、堅いです。
赤い球体は、破壊すると全員ダメージを受けます。青い球体は、全員のMPを三分の一回復させます。緑色が、全員HP回復。白が、異常効果無効です。黒が、単体即死。という、特殊球体も飛んでます。それと、壊すとランダムに異常にかかる紫も注意ですね。魔物NPCは、普通に襲って来ます。
さてと、制限時間は30分。スタートです!
「さーて、役割はどうするんだい?」
「ビシャラさん、それとレンさんは敵を斬ってください。メアリーさん、それとザイン君は遠距離攻撃で射抜いてください。僕は補助と回復メインに動く予定です。くれぐれも、射抜く的を間違えないでくださいね。僕達だけでなく、グレン達もデバフやダメージを受けてしまいますから。」
まあ、事故はこの手はつきものですがね。
「あ、ごめんなさぁーい!」
メアリーが、黒くなり崩れていく。ルイスは、苦笑しながら走り出す。彼方でも、事故った様ですね。
「やべっ、回復いねーじゃん!」
グレンの、悲鳴じみた声が聞こえる。
「届けば良いですけど…。仕方ないので、付与紙巻いてポーション投げるので付与ください。」
ルイスは、苦笑してレンを見る。
「あれ、付与紙って錬金術でも使うの?」
「属性錬金には、付与紙が無いと出来無いものもあります。それにです、付与紙に付与した状態で錬成する事だってできます。けっこう、便利ですよ?」
ルイスが、暢気に言えばレンは考える。
「ルイス君は、付与紙は買ってるの?」
「付与は専門外なので、一応は買ってます。」
カリオストロに、たまにお願いしますが基本は買ってます。そして、付与師は余り居ないので高額になるんですよね。あれ、地味に金銭的には痛いです。
「後で、練習付与したもので良いならあげるよ。」
レンが、無駄にたくさんあるしと呟く。
「それは、買わせてください。」
「……分かった。」
レンは、考える様に呟く。ルイスは、嬉しそうに笑うと試験管を投げる。周りから、事故った悲鳴が聞こえて苦笑に直ぐに変わる。ギリギリクリア…。
そして、最後の球体に攻撃すると合流できる場所に着く。そこには、宝箱がある。
宝箱を開きクリア
報酬
10000G
神秘の種×5
妖精の祝福紐
精霊王への手紙(※ボーナスクエスト)×7
取り敢えず、このままご飯食べて解散ですかね。
「楽しかったよ!」
「また、遊ぼうじゃないか!」
全員が、帰路につく。
さてと、次が新素材です。ですが、思う事も有ります。他サーバーから、きた僕達がボーナスを初回ボーナスを貰えば騒ぎになるのでは?と思うのですよね。前線の人達にも、先駆者としてのプライドがあるでしょうし。少しだけ、様子見…ですかね。
取り敢えず、フレンド登録しましたし。
今日は、疲れたのでログアウト…。
次の日、大河が出勤したのを見送り一息。
今日は、神崎君は部活の最後の大会で、ログインが夕方になるそうです。なので、特に予定は有りません。すると、アーサーから、LINEが来る。
LINE内容
Arthur(アーサー)
『おはようっす、今日はグレンは部活っすよね?』
ルイス
『はい、なのでフリーにします。それと、最後の素材は様子見すべきですかね?何となく…。』
Arthur
『うーん…、そうっすね。俺も、調べてみたっすけど…。前線は、まだ攻略は無理っぽいっす。』
ルイス
『そろそろ、集めないとヤバイのですが。』
Arthur
『最悪、一時的に攻略組に入れて貰うとかっすかねぇー。うーん、取り敢えず考えてみるっす。』
ルイス
『了解しました。』
Arthur
『そうだ、ルイスの兄貴。エレナの姉貴が、イギリスサーバーに来てるっすよ。3人で、久しぶりに一狩りしないっすか?回復!回復プリーズっす!』
ルイス
『あはは…、了解です。では、8時にログインしますから、冒険者ギルドで待ち合わせしましょう。』
Arthur
『了解っす!』
ルイスは、スマホを机に置くと大河が作り置きしてくれた朝食を食べる。まだ、少し眠そうである。
トキヤさん達、イベント大丈夫でしょうか?
現在、中ボス3体を狩るイベントが開催中。
サキュバス
巨人
名も無い英雄
さてさて、どうなる事やらです。合間に、イギリスサーバーで僕達はやってますが。サキュバス以外。
というのも、性変換薬というアイテムで性別を女性にしなければ、魅了に焼かれてしまうのです。しかしながら、僕って女性っぽい見た目なので、思いっきり抵抗している感じであります。
そろそろ、ルーカスに泣かれそうですね。
グレンは、野良でやってるっぽいので後でエレナさんもいる事だし、渋々ながらやりますか。
瑠衣は、ため息を吐き出すと片付けて、ログインすべく自室に向かうのだった。
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