第79話 馬鹿騒ぎ学園B組年末イベント 1
※書こうと思って忘れてたやつです!!
暇つぶしにどぞw
瑠衣は、帰ろうと鞄を持つ。すると、智也が声をかけてくる。瑠衣は、キョトンとして振り向く。
「瑠衣と神崎は、待ち合わせ場所に行かなくて良いから。俺達が、迎えに行く。その方が、動画的に面白いだろ?breezeに、ちゃんと来るからさ。」
「ん、良いぞ。瑠衣は、大丈夫か?」
回復薬を、作る予定がありますが大丈夫でしょう。まあ、時間を忘れてたら工房に呼びに来て貰いましょう。普段は、見せない倉庫の中身とかはなるべく映さないよう、注意して貰えれば大丈夫ですし。
「うん、分かったよ。」
すると、3人はとても微妙な表情をする。
「あー…、うん。」
瑠衣は、少しだけ悩んでから笑顔で言う。
「多分、回復薬を作ってるので、時間を忘れてたら工房まで呼びに来てください。良く、うっかり時間を忘れてしまうので。撮影は、許可しますから。」
「いつも、それくらい明るければ良いのに。」
裕太は、暢気な雰囲気で笑う。
「うっ……。他人行儀に、感じるからやめるように言われて。その、ボロを出すのが怖くて口調を意識してたら……えっと、口数が減ってしまって。」
瑠衣は、苦々しい口調で困ったように呟く。
「なるほどな。瑠衣、口調なんて人それぞれだ。だからさ、自分らしく話せば良いんじゃね?」
神崎が言えば、2人は同意する様に頷く。
「3人とも、ありがとうございます。そうですね、少なくとも4人で会話する時は普通に話す事にしますね。さて、そろそろ僕は帰ります。では、F LLでお迎えをお待ちしてますね。さようなら!」
瑠衣は、いつもの優しい笑顔で教室から去る。
「おう、またな!」
「後で、会おうぜ!」
「さよなら!」
三者三様の、送り言葉を言い話を再開する。
「取り敢えず、俺が配信する!てな訳で、トモがスレ立ててくれ。神崎は、配信と掲示板の確認よろしくな。まあ、基本はそう言う事で!」
「「おう!」」
そうして、3人も帰るのだった。
FLLにて……
さてと、ログイン!そろそろ、回復薬の在庫が少なくなってきたので、新しく作らなきゃですね。よーし、頑張りますよ。えっと、薬草は……。
「あれ、ルイス。今日は、用事が有るんだろ?」
「どうやら、迎えに来てくれる様です。なので、ポーションの在庫を作ろうかと。トキヤさん?」
トキヤは、深いため息を吐き出す。
「取り敢えず、ポーションの在庫はカリオストロが作ってたし大丈夫だ。今日は、お前がクラスメイトと配信するって聞いてたからな。」
すると、カリオストロは視線を逸らす。照れた…。
「…照れたな。まぁいい、こっち来てお茶でもしよう。カリオストロも、勿論だけど飲むよな。」
「ああ…。それと、ルイス。遊ぶ時くらい、仕事の事は忘れた方が良い。まだ、若いんだしな。」
カリオストロは、素っ気なく言う。トキヤは、少しだけ驚いてから素早くルイスを見る。ルイスは、キョトンとしてからハッとする。そして、紅茶を飲んでから少しだけ考える仕草をして言う。
「そうですね。せっかくですし、ゆっくりします。うっかり、寝てたら起こしてくださいよ?」
「ルイス様、マフィンを焼いたので食べて、感想を聞かせてくれませんか?チョコとプレーン、2種類が基本だと聞いたので作ってみました。」
キリアさん、最近では料理の腕前が伸びてて僕の代わりにキッチンに立つくらいなんですよね。あれ、これ僕が居なくてもお店は成り立つのでは?
「いただきます。」
あ、美味しい。やっぱり、腕をあげましたね。
「美味しいです。そうだ、料理も上手になってきましたし。盛り付けや、デコレーションとかも工夫すると面白いかもしれませんね。まあ、僕個人の感想ですが。あ、チョコ味も食べたいです。」
ルイスが、笑顔で食べるのを見てキリアは微笑む。トキヤも、マフィンを齧りながら書類を見る。カリオストロは、調合しに行くと部屋を出る。
暫くして、グレンが入ってくる。トキヤは、静かにのジェスチャーをしてルイスを見る。ルイスは、読書中に、寝落ちしてしまったのだ。グレンは、苦笑して座るとキリアが紅茶を渡す。グレンは、軽く礼を言って飲みながらも、暢気に話し出す。
「ルイスが、寝落ちって久しぶりかもな。」
「こいつ、口には出さず溜め込むタイプだからな。最近、運営がやらかしてルイスもストレス感じてただろうし。まあ、迎えが来るまで寝かせとけ。」
トキヤは、心配そうにルイスを見る。
「了解だぜ。さて、俺はお店で待機してくる。」
グレンは、暢気に笑って部屋を去る。
さて、グレンとルイス以外は揃ったか。さて、お迎えに行くぞぉー!トモも、一緒に行くらしい。さてさて、やって来たぜbreeze!撮影も、許可されて店内へすると、2階から手を振るグレン。
「あれ、1人なのか?」
「ルイスは、アトリエで寝落ちした。」
あらま、ならどうすれば良いんだ?
「という訳で、ルイスの工房に行ってみよう!」
すると、お客さん達は驚いている。えっと、マッキーさんやグレンの動画に出てくるあの場所。撮影が普段は、出来ない隠された場所か!え?えっと、良いのか?いいのかよ!?え、ルイス許可済み?
よし、行こう!
まずは、倉庫だけど広いな!あ、こっちは映したらダメなのね。へぇー、凄いな!ん?ここは、転移門だな。まわりには戦利品が置いてあったりする。
転移門へ、GO!
見えるのは、小さな部屋だ。グレンに、着いて行くと広い部屋だ。そこでは、あのキリアさんとバロンさんが楽しそうにキッチンで料理中。行く途中、カリオストロさんが調合してたり。ここは、静かというか皆んなが職人の顔をしているな。
あれ、ここはおおっ!あれって、トキヤさんだろ?ソファーには、寝落ちルイスが。あ、トキヤさんが気付いてルイスさんを起す。取り敢えず、挨拶。
「えっと、お邪魔します。」
「ん?あ、ルイス起きろ!」
すると、ルイスは目が覚める。そして、キョトンとして俺達を見てハッとする。そして、トキヤさんを慌てて見る。トキヤさんは、申し訳ない表情だ。
「取り敢えず、ようこそ僕達のアトリエへ。さて、行きましょうか。もう、皆さんは居るんですか?」
「おう、後は俺達だけだ。ここは、お前の部屋?」
ユウユウが、言えばルイスは微笑む。
「ここは、共有部屋です。メンバーが、集まって意見交換や雑談をする場所なのですよ。基本、僕とトキヤさんは此処で調合や在庫の話し合いをするので。」
「あれ、お前の部屋は?」
すると、ルイスは子供らしい笑みで言う。
「秘密です。と、言いたいですが2階ですね。素材置き場の隣です。でも、最近は1人が寂しいので共有部屋でしてるんです。カリオストロと、話しながらとかキリアさんのお菓子を食べつつとか。」
少しだけ、恥ずかしそうに言うルイス。
「そっか、じゃあ皆んなの所に行こうぜ!」
「「「おーう!」」」
ルイス達は、バタバタと移動していく。それを、メンバー達は優しく見送る。そして、仕事に戻った。
転移門を抜けて、お店から外に出る。
そして、街中をわいわい話しながら歩く。そして、待ち合わせ場所付近で競うように走り出す。
こうして、馬鹿騒ぎ学園B組年末イベントが開幕するのだった。さあ、皆んなで暴れるぞー!
全員集合!行くぜ、馬鹿ども!
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