第78話 年越しイベント
さて、年越しイベントやりますか。今回、報酬が選びたい放題みたいですね。チケットを、集めて交換する形みたいですね。ボスは、なんとお正月バージョンゲレティー様。あの、信仰対象への攻撃とは?
「イベントだから、大丈夫だろ。」
うん、倒せました。ゲレティー様、えっと?
「うーん、僕一人だけだと不利だね。」
「そうだ、聖職者を味方にしよう。」
あれ、ゲレティー様と共闘するかどうか。うーん、悩みますね。あ、聖職者全員が行きましたね。
では、僕も行きますか。
すると、ルイスは白銀の髪に灰色の瞳。狩衣は、お正月バージョンで華やかになる。勿論、龍人姿。
「ん?どうしました?」
「取り敢えず、スクショタイムくれ!」
グレンは、真顔で写真を撮ると送る。
「へ?運営さん、準備頑張ったんですね。他のプレイヤーも、衣装だけ変わってましたが。僕は、何故に色が変わったんでしょうかね?」
ステータスに、新年の加護。ああ、これですね。
「皆んなには、無いのでランダムなのでしょう。後は、種族も関係しているんですかね?たぶん。」
そう言うと、短刀を抜き払う。次の瞬間、金属音を放ち弾かれるナイフ。ルイスは、小さくため息を吐き出すと邪魔そうに肩から髪を払う。
「では、宣戦布告は受け取りましたし……覚悟!」
ルイスは、素早く走り出す。狙うは、ナイフを投げて来たプレイヤーと近くの人々。
「戦闘中、失礼します。」
素晴らしい笑顔、明るい声音で宣言し素早く爆弾を投下する。芸術は、爆発だ的な雰囲気である。
「ちょっと、横を通りますよ。」
とか、言いつつ通り抜けついでに攻撃して行く。
「ルイスが、新年早々サイコパスだ。」
「あれー、少し見ないうちにやばい子になっとる。えっと、家では大人しいイメージなんだがな。」
トキヤが、頭が痛そうに呟けば、爆裂は困ったような雰囲気で苦笑。レンジは、疲れた様に言う。
「ルイス、可愛い顔して何て怖い子っ!」
「あれ、どうやって止めろと?」
グレンが、思わず言えば頷く周囲のプレイヤー。
「まあ、止められなくは無いが。出来れば、戦闘は回避したいよな。てっ、無理か…。」
「兄さん、来たんですね。おはようございます。」
ルイスは、いつもの雰囲気で笑う。
「ルイス、錬金術を封印してくれないか?」
爆裂は、お願いって仕草をする。ルイスは、少しだけ考えてる仕草をする。そして、明るく頷く。
「でも、封印するのは錬金術で良かったんですか?蘇生や、龍人としての技能はそのままですよ。」
「あー……。」
ルイスは、暢気に笑うと言う。
「大丈夫ですよ。身内は、攻撃しません。」
「ならば、よし。」
爆裂は、暢気にG Oサインを出す。
「逆に言うと、身内以外は攻撃対象だけどな!」
そう言って、離れて行く身内じゃ無いプレイヤー。ルイスは、小刀投擲をして倒す。
「もしかして、今の僕って怖いです?」
「そうだな、返り血とかついてたら軽くホラーだと思う。しかも、笑いながら殺しに来るしな。」
グレンは、苦笑して言う。結果は、引き分け。
さて、チケット交換で蘇生薬の素材はゲットしました。あれ、アバター作製チケットですか。
ふむふむ、二つ目の姿を手に入れられると。ただし、種族とジョブは変更できない。うーん、これにするとしてメイキングが、面倒ですよね。
あれ、運営に任せる?よし、では運営さんにメイキングして貰う事も可能との事なのでお任せします。
2日後……
白銀の狐耳、琥珀色の瞳。そして、普段の自分が着ないタイプの神々しい狩衣。揺れる、九つの狐尻尾に長く透けるような白銀の長髪。
まるで、九尾狐の擬人化みたいです。
仮種族は、神霊銀狐。
あれですか、玉藻狐が悪霊妖狐でしたよね。
まあ、良いです。これで、メンバーに隠れて動けますしね。第二陣にも、囲まれずに済むでしょう。あれ?これ、耳は消せますね。それと、この狐耳のアイテム。狐の姿に、なれちゃうみたいです。
なるほど、便利ですね。
アイテムは、任せてくれたお礼らしいです。
それと、名前も変えられるみたいですね。うーん、有名な狐ですか。葛の葉とか?いえ、ここは葛葉にしときますか。よし、解除しますかね。
ルイスは、元の姿に戻りお店へ向かうのだった。
作者から読者さんへ
すみません、忙しくて書く暇が無いでした。
改めまして、新年の挨拶ですね。(´;ω;`)
謹賀新年、明けましておめでとうございます!今年も、よろしくお願いします!(*´ω`*)w
ネタ切れにて、4月までお休みします。アルケミーライフもですね。もともと、アルケミーライフは余り投稿してませんでしたが。(^◇^;)
もう一つは、ちゃんとちょいちょい更新したいと思っています。これからも、よろしくお願いします。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます