応援コメント

第102話『命の重さ』」への応援コメント

  • ……ベオウルフ、遠慮なくやれ。

    作者からの返信

    ラビットさま

    ご感想誠にありがとうございます!

    ベオウルフの赤く燃え上がる憤怒の炎は、
    静かな青き炎にそして今まさに、
    氷のように冷たい白い炎に変異しています。

    彼の太陽の黒点すら超える白き炎が、
    シンを燃やし尽くさんとしております。

    ※熱いコメント、とても嬉しいです。
     どうもありがとうございます!

  • ベオウルフ……
    多分シンにはベオウルフがなぜ怒っているか一生理解できないんでしょうね……

    作者からの返信

    はちみつさま

    ご感想誠にありがとうございます!

    シンと他の人間の価値観の違いを明確に
    示したコメントで、ハッとさせられました。



    >多分シンにはベオウルフがなぜ
    >怒っているか一生理解できないんでしょうね……


    まさにおっしゃるとおりなんです。
    シンはいままでに那由多という、


    一応は有限の数ではありますがほとんど
    無限に近い数の人間を殺めてきました。
    だから『たった3人』そう考えます。


    ですがベオウルフだけでなく全ての人間にとって、
    家族、恋人、友人、大切な者の命を何の意味もなく、
    ただの遊びで奪われることは、断じて許せない事であり、
    到底我慢などできない怒りと悲しみを与えます。


    ベオウルフにとって、身近で大切な『3人の命』は、
    顔も名前も世界も異なり想像も及ばず直接的に関係のない、
    『那由多(=実質無限)の命』よりも『3人の家族の命』
    の方が重いものであり、ベオウルフの天秤にとっては
    『3人の命』は比較することすらできず『無限の命』の
    重みとイコールとなっております。



    今はなき採掘王も『最愛の妻』という唯一の理解者、
    愛すべき伴侶を失い、その喪失により心が大きく壊れました。
    シンは数字で数えてしまうので『たった一人死んだだけ』
    としか考えず、なにをそんなに嘆いているのか理解していません。


    今後、いかなる責め苦が彼を襲っても、『自分を最上』
    においてしまっているシンは真の意味で理解することは不可能だと思います。
    採掘王にとっての命の重さと当事者にとっての命の重さはまったく
    異なり『一人の命』が『世界全て』と天秤にかけても、
    なお釣り合うモノであること。


    そのことをシンは理解することはできません。
    異世界に転移して"那由多の命を奪って命の価値が希薄になった"
    …………『のではありません』

    まだ彼は誰も殺していない地球に暮らしていた時からずっと、
    今と同じ価値観で生きてきました。そういう意味では、異世界への召喚、
    転移、圧倒的なスキル、最強の武器や防具、4千万倍の力、
    不死身の獲得、数多くの死と復活、神との出会い、
    聖人との出会い……、そのなにもが、シンを変えませんでした。
    地獄に堕ち、獄卒の苛烈な責め苦を受けても上辺の態度が、
    変わるだけで理解しない。そんな男です。


    採掘王にとって世界と釣り合う『一人』
    ですがシンにとっては『たかだか一人』死んだだけ。
    それ以外の感想はありません。



    シンが採掘王が妻の死を悲しんでいるのを
    知ったら、きっとこう言ったでしょう。↓
    ※実際は採掘王はシンを信じていないので相談しませんが



    「ふーん。でも、たった『一人』死んだだけでしょ? この世界にも女は何百億、何千億、まぁ……うじゃうじゃ居るんでしょ。知らんけど? 世界の人口の半分は女、ね? 死んだ人間は帰ってこないよ。ね? 後ろを向いて生きるなんてだせぇッ! 上を向いて歩いてこッ。悔やんでも意味はねぇッ常に前を向いて未来を向いて歩こうッ。悔やんでも死人は帰ってこない。つか腐って土のなかで虫とかに食われて骨しかねぇから? いひっ! 城オジの、死んだ女もきっと『わたしのぉ~墓前のまぁえでぇ~泣かないでくださぁぃッ。ね? そこにわたしはいないしぃッ。ましてぇねむってなんかいませぇん♪ 体は腐って虫に食べられちゃいましたぁ~♪ 未練がましくわたしを思い出さず前を向いて未来に生きなさぁいぃッ♪ いひっ! ね?』きっと、城オジの昔の女も、きっとそう言ってると、僕ぁ思うよッ。ね? すこしは元気出た?」



    実際にはこのようなやりとりはありませんでした(;・∀・)
    ※本文にも記述はないですw

    もしこの台詞をシンが言っていたら早期に採掘王はブチ切れて
    シンを殺しにかかっていたでしょう。

    編集済
  • 更新ありがとうございます。

    千円殺、どんな殺し方なんでしょう、私、気になります!

    しかし仲間の国民にまでとは…これだから快楽殺人者は始末に負えない。しかもバカときたもんだ。江戸の仇で長崎討っちゃうし(笑)

    作者からの返信

    私池さま

    ご感想誠にありがとうございます!

    シンは、江戸の仇で長崎で討つ、
    謎の思考の持ち主です( ̄▽ ̄;)

    もし、万が一賢者の石で異界転移が成功していたら、
    文字通りこの世界でボコボコにされた恨みを、
    まったく関係の無い世界の人間に対して、

    自分が受けた痛みの何億倍を与えることで、
    この世界で受けた仇(?)を討つ予定でした。
    ……一切関係ない他人を殴ってストレスを発散させます。


    シンはねちっこく恨み深くやられた事は
    一生忘れない男ですがそのくせに薄情で、
    人や物への極端な無関心、執着心もなく、
    自分以外への関心が極端に薄い男です。


    仮に転移に成功していたら漆黒から受けた
    痛みと怒りは一生忘れませんが一方で漆黒の
    ことはほとんど忘れていたと思います(個人への関心がないので)


    他者に対する関心や執着が薄く、そのくせ恨みの感情は強いので、
    自分の受けたストレスを発散することは、ストレスを
    与えた当人に対する報復である必要はなく、
    自分とまったく関係ない他人を一方的に、
    殴りいたぶることでも解消可能な、ガチのクズです。


    だから自分に恐ろしい呪いをかけた『マルマロ』を
    『マシュマロ』と誤ったまま覚え他の漆黒の
    名前は結局誰一人覚えませんでした。
    この世界で唯一覚えた固有名詞は『ベオウルフ』です。
    彼の本能が無条件で危険な人物と判断したんだと思います。


    > 千円殺、どんな殺し方なんでしょう、
    > 私、気になります!


    シンがレベリング(一方的虐殺)に好んで使う技『千円殺』
    格下の千の相手を瞬殺できる技。使い勝手が良く、凶悪です。
    『千円殺』は、以下 ↓ のような感じの技です!



    「まぁ、……僕も、男だからさぁッ。ベオっちの顔に免じて、特別に許しちゃうけどさぁッ————でもッ、やっぱ、……イライラは止まらないし、なんかムカムカするからさァッ! ちょっとだけ憂さ晴らしッ。ね? そこらのゴミ潰して、レベリングッ! ね? ——————千円殺ッッッ!」



     剣で何もない空間に、くるりと、円を描く。
     円が描ききられる。刹那、斬撃が——飛ぶ。

     斬撃が一つ。別れて、二つ。二つが四つ。
     四つが八。———文字通り、千の斬撃となる。

     悲鳴。流血。なんの意味もなく、千の兵が死んだ。

    編集済