序章 第1収束点 凍結氷国イスラン  

俺達は装甲車に乗っている

「なぁ、僕達 これからどうなるんだろう」

セルスは俯いている

「大丈夫よ、きっと大丈夫」

牧野は声が震えている

「泣こうだなんて考えないでね」

波賀野司令の声は冷たかった

「そんな、冷たいこといわなくても良いじゃないですか、こんなことになって辛いんですから!!」

リゼはちょっと怒っている

「こんなとこで泣いちゃ進めなくなるでしょ涙を流したほうが強くなるなんて言うのは戯言なのよ、ここから進むためなら泣いちゃ駄目なの」

波賀野司令は歯を食いしばっている

「絶対貴方達は絶対に死なせはしないわ」

鮎喰は波賀野の近くによっていった

「波賀野司令、少し気を楽にしたらどうですか、そんなピリピリしてたらみんな辛くなりますよ」


「そうね、みんなごめんなさい」

「「そんな謝らないでください」」

ちょっとピリピリしてた空気の中で天野が声を上げた

「なぁ、ここに娯楽ってあるんですか!」

「一応テレビならばあるわよ」

「なにか、見れる物は」

「色々あるけど」

「それじゃあ流してくださいよ」

「そうね」

テレビをつけたその時だった

画面が一瞬で切り替わった

「こんばんわだろうか 私はルシエ・エーデルフォルテだ、私は世界を再構築した逆らう愚かな民を粛正しよう」


車内は絶望にまみれている 

「どういうことなんだ」

俺はその発言の意味を理解して説明することにした

「纏めると世界を塗り替えた逆らう物は即座に殺すってことだ」

「そうだとしても私達の目標は出来たわよ」

「目標ってなんなんですの」

波賀野は車を1時止めた

「彼らが再構築した世界を壊すこと」

「それって、」

「俺達がこの世界をまた変えるってことですよね」

「そうよ、それで最初の目的地なんだけど」

そういうとナビゲーションを設定し始めた 

「最初の目的地は凍結氷国とうけつひょうこくイスランよ」

「イスラン?」

「そう、イスラン 一番近くてさっきのやつが居るみたいだからね」

全員が自室に向かった

俺も自室に向かってベッドに横になったらアナウンスがなりはじめた

「覚悟を決めなさい!私達はこれからは反逆者になるの!!」


凍結氷国イスラン 全てが氷に支配されし国

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ファウスト ~魔術師の日記~ 綾来タリ @akabanemike

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