3月5日
さようならと言葉を交わして、相手が去っていくのをただ見ていた。しっかりとした足取りで、どんどん僕から離れていく。
人が景色と同化していくさまをじっくりと眺めた。
そうだ、こういう風に決して振り返らないところがとても好きだった、と気づく。
その力強さをどう表現したらよいのだろう、といつだって思っていた。やっとと言葉にすることができた。
見えなくなるまで立ち止まったままの自分と、これまでつきあってくれた人。
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「今日はなにー?」
「今日はスチュワーデスの日〜」
むかし『スチュワーデス物語』ってドラマがありました。なるのって大変なんだよ。飛行機に乗るときは「この人は大変な苦労をしたんだな」なんて思いますね。そんなものを見せない姿、立派!
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