登場人物の息遣いまで聴こえてきそうな、この、表現力、描写力……ああ、もどかしい、もっとふさわしい言葉がきっとあるだろうに、この私にはそれが見つけられないのです。圧倒されるくらいに解像度の高い描写に圧倒されて下さい。そしてぜひ、光あるところまで辿り着いて下さい。本当に美しいので。本当に美しいです。その一言に尽きます。 あ、今、写実ファンタジーなんて言葉を思いつきました。はい、全然ダメですね、すみません。
ひとり旅をする男が出会ったひとりの少女。そこから始まる物語。情景の表現や、人の感情、戦闘など、全てにおいて素晴らしい出来。秀逸です。少々短いので、謎が残る部分もありますが、そこは続編に期待したいと思います。