第2話 あとのあと

たたえられた。そのあとの静寂と余韻。

ひとのこころにインパクトを一瞬与えた。

でも、つづかない。

記憶に残っても薄れてゆく。

それが、いい思い出になるかどうかだ。


分析する、批評する人たちは、主観で述べる。ま、あたりまえだ。

批評される人たちは、批評されるために書いたわけではない。ま、あたりまえだ。

じゃ、書いた本人の心はなんなんだ。

こころの内側から出た感情の一片だろう!


書いた当事者の心100%内容ではなく、瞬間に出た、外部と触れ合った感覚の一部だ。

その瞬間の表現に批評家は価値を与える。実に厳しい。だらだら書き綴った作者の作品を真剣に評価することもある。

自分と外部とハマった表現は、迎合という言葉でしかない。

独自の表現で、外部を巻き込むものがほしい。


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