第3話 正解に意味があるのか

数学に、解がある。問題に対して公式を使い、答えがでる。

人にも「公式」がある。血液だの干支だのというたぐい。

40何回も365日を回していたら、いい加減「俺って何?」がわかってくるだろう。


でも、わからないんだわ、これが。


お金の計算や数字の意味合いは理解できている。

しかし、自分の人生はこの先、こまかいところまで読めない。

何年何月何日何時何分、これこれする。宣言できるし、実行もできる。

100%想定どおりは、死のみである。あとは、実行する過程で微妙に差が出て狂い始める。

人生の正解は、自分で決めること。それを他人に押し付けないこと。


その正解のヒントを他の人が出してくれる。その機微なるところをその人の持つ本質的な部分で掴み切れるかどうか。


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