第10話 気分不快な平穏な日常と気分爽快な不穏な非日常の狭間で泣きながら笑う品行方正と品性下劣なアンビバレンスに酔いしれながら痛む奥歯を噛み締める

品行方正の裏側

求める正しさは

見せかけのため

ぐちゃぐちゃの

痴態を隠すため

奥歯が痛むのは

我慢が足りない

後悔しないこと

それが支えてた

今の自分自身を

見せかけのため

それだけのため

品行方正を装い

痴態を曝すのは

如何ともし難い

安寧と罪悪感で

完全に崩壊する

手前で制御する

感謝したいのは

平穏な日常より

不穏な非日常で

誰かに理解など

されたくはない

誰にも理解など

出来るはずない

知らなくていい

知らなくていい

知らなくていい

分析不可能だろ

ロジカルな思考

吐き気を催す程

エモーショナル

本当の反対は嘘

なんて単純なら

苦しむ事はない

品行方正の裏で

ぐちゃぐちゃを

求める卑しさを

人間らしいとは

思えないけども

ならば正しさを

求め続けいつか

これで良かった

そう思えるまで

ぐちゃぐちゃを

隠し続けて磨耗

すべきなのかと

葛藤する事さえ

疲れたからもう

早く早くもっと

ぐちゃぐちゃに

ぐちゃぐちゃに

なればいいとか

して欲しいとか

見せかけだけの

品行方正保つ為

  今はただ

  その時を

  待ってる

  早く早く

  早く早く

  今はただ

  待ってる

  その時を





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