そして想いは詩になった。

第6話 閉じ込められたSEKAIの中で。

見たこともない白いSEKAI

閉じ込められて

途方に暮れる

コミュニティーは自然発生的に

ここかしこで作り上げられる

それぞれの武器を

必要に応じて使い分ける

その采配

指揮官が優秀であること

持てる武器のバランスが取れていること

それが生き残りに

必要な要素

狭いSEKAI

狭い空間

狭い見識

狭い狭い余りに狭い

狭いなか

やがて盲目に

そう、なってはいけない

意識を取り戻せ

ここは

世界の略図に過ぎない

ミクロのSEKAIで繰り広げられる戦闘は

マクロの世界でも繰り広げられている事象

正気を保て

ここは

SEKAIの終わりではない

耳を澄ませ

フクロウの声を聞け

その声は

賢者か

愚者か

聞き分けろ

判断は自分で下せ

誰かのせいにはしない

判断は自分で下す

周りをみれば仲間がいる

一人じゃない

一人だと

思っているのは

周りを見ていないだけ

声を聞いていないだけ

己の武器を磨け

世界は広い

認識を広げ

見聞を広げ

広く広くどこまでも広く

心を開け

閉じ込められた殻のなかに

無限の可能性

吸収し

放出し

無限か有限か

それすらも決めるのは自分

この言葉（きもち）は伝わるのか

伝わらないなら

伝わるまでぶっ放つ

ロケットランチャーでド派手に

伝わらないなら

伝わるように切り口変える

斬鉄剣で鋭く華麗に

皆

武器を取れ

己の

武器を知れ

活かせ

武器を

守れ

コアを

ミクロの中に見えたマクロ

狭いSEKAIは世界の縮図

武器を持て