第7話 書く者へ
僕らが目指すのは
争いのない世界
なんかじゃない
綺麗事を並べ立てるほど
分かってなくは
ない
傷付きながら
支えあい
支えあいながら
傷付ける
痛みに鈍感なふりをして
傷付く事に慣れたふりをして
やり過ごす日々に疲れて
纏わりついて消えない影が
鬱陶しいからって
引き剥がす事も出来ずに
泣いているのに
画面の向こう側には届かない
僕らが目指すのは
どんな世界だったっけ?
見失いがちになる
君はどうして
ここに居るんだ?
何を
何を求めて
ここに来たんだ?
僕は……
私は……
届けたかった
言葉のチカラを
創りたかった
描きたかった
紡ぎたかった
想いを
言葉を
君に届く言葉を物語を
忘れたくない今のキモチも
忘れてしまいたいあの時のキモチも
全てをムダにはしないしたくない
僕らが目指す
今
その全てが
この手に
その手に
委ねられている
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