後日談参
カワラバト(ドバト)を飼い始めました。
かわいい仕草。
ずんぐりむっくりがたまりません。
ケージは大型インコ用のもの。
でも慣らしていくうちに。
逃げなくなりました。
しばらくすると。
外に放っても。
わたしの肩から飛ばずに。
木に乗せても逃げないので。
よく訓練されている鳩だったんですね。
今は癒しの存在。
最近柴犬を頻繁に見かけますが。
人気なのかな。
かわいい女性がたくさん世に出て。
特集が組まれています。
環奈。
「おやや?」
「しばらくぶりです。」
萌峰。
「やっほー。」
「久しぶりに自然探索。」
太鳳。
「おや?ハトさんですね。」
環奈。
「素敵な鳥さんですよ。」
萌峰。
「キジバトもよく見るけれど。」
「生で見るとたまらない。」
「動き回る様子だとか。」
太鳳。
「新鮮だもんね。」
「鳩の大群なんてさらにいい。」
環奈。
「生でしか味わえないオーラがあるよ。」
太鳳。
「ん?それは絵画にも同じ。」
萌峰。
「そもそも。」
「美術館に通わずに。」
「芸術は出来ないでしょ。」
環奈。
「何件も見て回りました。」
太鳳。
「本物は素敵。」
萌峰。
「そういうこと。」
「生の鳩は写真とは別物だわあ。」
環奈。
「もうけっこう慣らしています。」
「小さな小屋を建ててみました。」
萌峰。
「あら?自分で作ったの?」
環奈。
「男性から見て盗んだもの。」
「けっこう大変でしたが。」
太鳳。
「自分から進んで物事をやる。」
「女性はこうでなくちゃ。」
環奈。
「なんか私達って言っていることが哲学的。」
萌峰。
「そう?理性から出てくるけれど。」
太鳳。
「そうだ。」
「こんな情報があってね。」
「もうすぐ開催されるとか。」
環奈。
「ヌエ鹵獲大作戦?」
萌峰。
「殺さずに捕獲したら一攫千金。」
「とうとう出没した珍獣ってね。」
太鳳。
「私達も追ってみるけれど。」
「競争相手になりそう。」
環奈。
「手を抜かないでくださいね。」
太鳳。
「もちろん。」
「そうだ。」
「いつか渡そうとしていた論文。」
「これあげる。」
太鳳ちゃんからコピーした書類を貰いました。
芸術作品の基準についての考察。
欧米人の作品の評価に寄与しているもの。
「歴史的価値観」「学問的価値があるかどうか」
日本人の作品の傾向として。
作品の内容が極端に思想的。
または個人的なものの場合が多い。
個人的な感性、感情、記憶や過去、趣味趣向など自分本位な内容の作品。
「共感を求めている」ので。
「感情に訴えかける」ような特徴を持つようです。
芸術を評価するための6つの視点。
芸術とは文化の継承である。
芸術とは歴史である。
芸術とは政治である。
芸術とは思想・哲学である。
芸術とはその時代の技術の限界である。
芸術とは言い訳である。
何が凄いのか評価する力がないからこそ。
同調したりとか。
感動したりとか、そんな言い方になる。
環奈。
「人気作品とか。」
「どのような理由で人気なのか判断が必要ですなあ。」
「反対に嫌われている作品でも。」
「どのような理由で嫌われているか判断が必要。」
「大衆は常に間違うから。」
「論文形式で発表できなかったり。」
「暴評が多いみたい。」
太鳳。
「評価もプロが入れるものですよ。」
萌峰。
「餅は餅屋。」
「確かに大衆向けは素人が読むものだけれど。」
「芸術作品は素人には判定できません。」
環奈。
「手塚治虫は読者の事を考え抜いて描いていた。」
「読者第一の漫画家でした。」
「私は芸術家なので。」
「大衆向けには描かない。」
「豚に真珠。」
太鳳。
「純文学って本来そういうものでは?」
萌峰。
「大衆文学はよく売れますねー。」
「仕方がありませんよ。」
「個性なんですから。」
「大衆が読む者はあれでいいんです。」
環奈。
「人気作品の特徴は読者を中心に執筆されること。」
太鳳。
「芸術作品の特徴はより芸術的に。」
「美しさの表現に目的を置いていること。」
萌峰。
「絵画も美術品も。」
「骨董品もですよ。」
「販売には苦労するもんです。」
環奈。
「じゃあわたしは美術品や絵画として描こう。」
「目利きは買ってくれるでしょう。」
「大衆へ向けた読み物や工芸品ではないから。」
「きっと人気は出ないでしょう。」
萌峰。
「あっちは単なる商品。」
「こっちは美術品。」
「資本主義とかよく言うわあ。」
「資本主義の構造は中々知られませんですとも。」
太鳳。
「というわけで。」
「祈願して描いたのであれば。」
「まあ批判した人の逆罰は決定でしょう。」
「がんばって~。」
姉妹は去っていきました。
るんるん。
鳩と戯れる。
カワラバトはそれぞれ模様や体格が違う。
人慣れしている種類。
元々は西洋から輸入されたそうで。
レース鳩などが野生化して繁殖。
野鳥でありますけれど野鳥ではないという。
ややこしい事になってます。
鳩の魅力は生で見たほうがいいですよ。
ずんぐりむっくり。
ふりふりしてとことこ歩く。
鳩マニアになったので。
鳩と一緒にしばらく遊びましょう。
家の庭に机があって。
ノート。
ちょっとメモ。
環奈。
「わたしが道理を説いた回数は50回。」
「やっぱり完璧な作品は書けないなあ。」
「そこは諦めました。」
「ぽっぽ。」
「おいでー。」
鳩は大人しく。
もう懐いているんですね。
ハムスターを飼った事が前あったのですが。
ゴールデンハムスターは懐くんです。
生き物の飼育は大変ですが。
鳩だけは飼えると知っておりました。
不思議な知恵のおかげか。
鳩を上手に飼えています。
たまらない。
のんびりまったりな日常。
三姉妹と繋がっている生徒たちは何か企んでいる?
女の子のやることは分からないもの。
女性がどうあるべきかは。
議論の必要があります。
それはきっと最重要事項ですよ。
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